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4月14日 Alfred Sloan’s Management Style マネジメント・スタイル

おはようございます。今日も #ドラッカー #365の金言  からスタートしていきましょう。

今日の写真はGMじゃなくてテスラですが、fala さんありがとうございます。

さて、本日 #4月14日  は、

#Alfred_Sloan ’s_Management_Style  (アルフレッド・スローンの経営スタイル)

#マネジメント・スタイル

そして、本日の金言は、、、


#社内に友人がいたのでは 
公正たりえない。


 アメリカ企業のトップのなかで、GMのアルフレッド・P・スローン・ジュニアほど尊敬された人物はいなかった。GMの幹部の多くが、スローンから受けた物静かではあるが確とした親切、援助、助言、共感に深い感銘の念を抱きつづけていた。しかし彼は、幹部の誰からも離れたところにいた。
 彼はそのようなマネジメント・スタイルについて、CEOたる者は客観的かつ公正でなければならないといっていた。
「超越した存在でなければならず、好き嫌いどころか、仕事のやり方さえ気にしてはならない。唯一の規律は成果と人物である。交友とは両立しない。社内に友人をもち、仕事以外の話をするのでは公正たりえない。少なくとも公正には思われない。害のあることに変わりない。もちろん孤独、距離、形式が性に合わない者もいる。私もそうだった。しかし、それがつとめだった」(『状況への挑戦』)

ACTION POINT 

#
部下については、 

#好き嫌いではなく 、 

#成果と人物を気にしてください

昨日のチャーチル、そして、今日はGM「中興の祖」名経営者と言われたアルフレッド・スローン。

本日のテキストは、『状況への挑戦』(1978年発刊)第5部 経営管理者>ケース1  アルフレッド・スローンの経営スタイル(151〜154ページ)、その改訂版である『決断の条件』(日本版2013年)では、第6部 マネジメントの仕事>ケース29 名経営者アルフレッド・スローンの経営スタイル〜孤高たるべきもの(134〜136ページ)からの引用です。現在、手に入りやすいのは『決断の条件』です。

“It is the duty of the Chief Executive Officer to be objective and impartial,” Sloan said, explaining his management style. “He must be absolutely tolerant and pay no attention to how a man does his work, let alone whether he likes a man or not. The only criteria must be performance and character. And that is incompatible with friendship and social relations. A Chief Executive Officer who has “friendships” within the company, has ‘social relations’ with colleagues, or discusses anything with them except the job, cannot remain impartial – or at least, which is equally damaging, he will not appear as such. Loneliness, distance, and formality may be contrary to his temperament – they have always been contrary to mine – but they are his duty.” (deepl訳「客観的で公平であることが最高経営責任者の義務である」とスローン氏は自身の経営スタイルを説明した。「最高経営責任者は客観的で公平でなければならない。その基準は、業績と人柄だけである。そして、それは友情や社交的な関係とは相容れないものである。社内に「友人関係」を持ち、同僚と「社交的関係」を持ち、仕事以外のことを同僚と話し合う最高経営責任者は、公平でいられるはずがない--少なくとも、同じくらい有害なことだが、不偏の立場をとっているように映ることはないだろう。孤独、距離、形式は、自分の気質に反するかもしれない-私はいつもそうだった。しかし、それは義務なのだ」。

落合博満氏は、中日ドラゴンズ監督時代、選手たちとは、いや、ヘッド・コーチ以外とは、情報漏洩を防ぐ意味でも、一切関わりを持たないようにしていたという。食事も同じテーブルですることはなく、酒の席も参加せず、選手を囲うこともしなかったという。(2007年日本一後のインタビューより)

スローン氏と同じく落合氏も選手起用に対して「公正である」「不偏である」を実践していたのかもしれません。

「家族主義」を標榜する経営者は、えてして、社員同士の仲の良さ、親しさを強調する。仲が良いことは悪いことではないと思う。しかし、それが馴れ合いをうみ、低いレベルでの妥協が生まれるようになると心配です。今日を変えていこう。愛を込めて。

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