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凡人が成功するにはどうすればいいの?ドラッカーさん。 8月31日 Maintaining Dynamic Equilibrium 変革と継続の実現

おはようございます。

いよいよ暑かったこの8月も今日 #8月31日  で終わりです。

このNOTEは、読むだけで世の中の課題を #ドラッカー #365の金言  を使って、解決できる、そんな知力を鍛える教育エンタメNOTEです。

今日のテキストは、1995年に発表された ドラッカーと #ダイエー  創業者   #中内功 氏との交換書間の書 #創生の時  第1章 個人の創生 26ページより。

この第1章で、中内氏がドラッカー氏に次のような質問をしています。

「いかにして社会を変化させるか。特に、まず普通の人たちはいかに活性化するかという問題。普通の人たちが成果をあげられるようになるためには、本人はどのような意識を持って、どのような努力を重ねるべきであるか」という質問です。

この質問に対して、ドラッカー氏は、社会の変化(少子高齢化)などを例示して

 新しいニーズ、新しい能力、新しい世界観を持つようにならなければならない。どんな人も、自らを甦らせ、創生していかなければならない
 そして、普通の人が成果を上げるにはどうしたらよいかという中内さんの質問に対する答えは、「いくつかのかなり簡単なことをすることによってです」ということ。
 いくつかとは、
1)高い目標やビジョンを持ち、努力を続ける
2)神々が見ているという考え方、仕事観を持っている
3)日常生活の中に継続学習を組み込んでいて、常に新しいことに取り組んで満足しない
4)自分の仕事ぶりの評価を、仕事そのものの中に組み込んでいる。
5)必ず、すでに昔に亡くなった先生や上司から、仕事や地位や任務が変わった時には、その新しい仕事や地位や任務が要求するものについて、徹底的に考えるべきことを教えられ、実行させられていたことを聞かされてきた。

 そして、この5つのことの前提となるべき最も重要なこととして、自らの成果を上げ続けようと努め、常に成長と自己変革を目指す者、特に知識労働者たる者は、自らの啓発と配属について、自ら責任を持たなければならないということ。

『創生の時』27〜52ページ

と記しています。

要するに、「普通の人たちが成果をあげられるようになるためには、本人はどのような意識を持って、どのような努力を重ねるべきであるか?」という質問に対して、

ドラッカーは「自らの成果を上げ続けようと努め、常に成長と自己変革を目指し、新しい仕事や地位や任務が要求するものを徹底的に考え抜いて実行すること」と答えています。

いわば、自らをイノベーションすること、と思います。

 これまでの失われた30年間は、冷戦終了し、平和の中、デフレ経済でしたが、2018年10月のペンス米副大統領演説、2020年以降のパンデミック、そして、2022年2月24日の侵略行動、そして、8月2日ペロシ米議長台湾訪問に対して日本のEEZへの中共ミサイル攻撃により、平時モードから欧米民主vs専制国家との対立、デフレ経済から資源インフレとモードが変わっており、短期に終結しそうにはありません。こうした時代において自らの進むべき道を再点検すべき時が到来していると思います。足元の状況は楽観視できませんが、やっていきましょう。

#Maintaining_Dynamic_Equilibrium ( 動的平衡の維持)
#変革と継続の実現

#マネジメントが変革と継続のバランスを実現する

 私の著作の日本での出版社ダイヤモンド社が、『すでに起こった未来』と題して50年にわたる私の論文を集めて発行した。私はその本の最終章で私自身の知的な遍歴について書いた。そのなかで私は、60年以上も前の最初の著作のテーマに触れた。それは変化と継続のバランスに対する関心だった。
 そして、まさにその10年後、私がマネジメントの研究に取り組むきっかけとなったのが、その関心だった。なぜならば、私はマネジメントを、社会、組織、一人ひとりの人間に不可欠な、変革と継続のバランスを実現すべき社会的機関として捉えたからだった。

(『創生の時』)

ACTION POINT

#変革の担い手となるために
#イノベーションのプロセスを組織に組み込んでください

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