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1月14日 マネジメント視点が鍵

#ドラッカー365の金言 #マネジメント視点が鍵 #仕事の最前線にマネジメント的視点をもたらすことそれ自体が1つのイノベーションである #あなたの組織にマネジメント的視点を植え付けるためには何ができますか

またまた上田マジックなのか?「マネジメント的視点」って用語が登場。マネジメント=マーケティング+イノベーション、というのがドラッカーの考えなのにマネジメント的視点をもたらすことがイノベーションって言われると、わかったようなわからんような、、、。

人的資源の活用に成功した僅かな企業が生産性と産出量の飛躍的な向上を実現する(中略)人材のマネジメントこそが最大の関心ごとでなければならない。しかも、我々は人的資源の生産性をもたらす鍵がなんであるかを知っている。報酬や手法ではない。

「人を動かす」ことに成功した企業が飛躍する。やる気をもたらす人材マネジメントことに最大の関心をもとう。その鍵が何か知っている。報酬じゃ手法じゃないよ。その鍵はね・・・

ここまではわかる。そして、ここからわからなくなる。

考え方としてのマネジメント的視点である。仕事と製品をマネジメントの目でみることである。

「考え方としてのマネジメント的視点」???

仕事と製品をマネジメントの目でみる???

そうすると、人的資源=社員、の活用に成功するの??人材マネジメントがうまくいくのか??

どーもわからんなぁ。原文はなんて書いてあるんだ?

We also know what makes for the efficiency and productivity of the human resources of production. It is not primarily skill or pay; it is, first and foremost, an attitude – the one we call the “managerial attitude.” By this we mean an attitude that makes the individual see his job, his work, and his product the way a manager sees them, that is, in relation to the group and the product as a whole.
私達はまた何が生産の人的資源の効率そして生産性向上になるか知っている。それは、技術や給与ではなく、何よりもまず、私たちが "経営姿勢 "と呼んでいるものです。経営姿勢とは、経営者が全社的な視点から社員と製造過程全体がどうなっているか全社的な視点から眺めるように、社員1人1人が自分の作業、業務内容、自分が作った部品がどう構成されて1つの製品になって出荷されていくか、そのつながりや関係性を全体からみて理解してみることで、大きな流れの中で役立っている自分という存在があるんだ、という責任と社会への貢献を腹で理解するという態度を意味しています。(deeplを使用してのち、加工した後藤訳)

会社全体の役割を知り、その中で働く自分の役割、責任と貢献を知ることで、自分の存在意義や貢献する意味がわかれば、意欲的により生産性を高めて仕事に取り組む人が増えるだろう、ということなのですが、それがドラッカー博士のいう「経営姿勢」なのかなぁ?

マネジメントを、人間を組織に適合させて使うための管理方法という考え方は、組織を全体主義へと向かせる。より効率的に働かせよう、組織をうまく機能させるため命令系統を整備したり、規則規格を統一したり、同じ目標へと向かわせる為に価値観を統一させるというやり方は、全体主義への道につながることになるから、ドラッカーは、そうじゃなくて「個人的強みを社会的利益に」と語っていたはずだ。

組織とは、人が、個人として、そして共同体のメンバーとして、貢献と達成とを見出す手段である。社会的目的を達成するための社会の道具としての組織の発明は、人類の歴史にとって、一万年以上前の労働の個人ごとの専門化に匹敵するほどに重要であろう。そして、その背後にある原則は「個人的悪を公共的善に」ではない。「個人的強みを社会的利益に」である。これが正当性の根拠を提供する。これが権威が基盤足りうる倫理的原則である。マネジメントを自律的なものとして維持し、まさに「民間の」ものとすることは、社会の不可欠な要請である。それは社会の自由を維持するために不可欠である。それは社会を機能させるために不可欠である。それに代わるものは「全体主義」的構造であり、そこではすべての活動、すべての個人、すべての組織が、一枚岩のように同じパターンを繰り返しており、一つの、そして同じ支配集団によって管理されており、同じ価値、同じ教義、同じ正当性を表明する。これは人間の魂の死であるばかりか、グロテスクである。それはまた浪費的であり、窮屈であり、息詰まる。(マネジメント 810頁より)

自分の作業がどんな貢献につながっているのか、を理解した職人が最も意欲的に働く、確かにそうだと思います。そんな3人のレンガ職人の逸話もありますし。

スポーツチームの主体が選手であるように、働く職場の主体は経営者ではなく社員・スタッフです。彼らが伸びれば組織が強くなります。そして、組織を強くするためにも、社員・スタッフが最大限の能力を発揮できるよう、個々の社員・スタッフがどのように業務に携わり、成長していきたいかを中心に組織運営にあたるのがマネージャーです。

マネージャーは、”integrity of character “の持ち主であり、学習回路を開いて、コミュニケーションを取りながら、常に学び、常に変化し続ける人です。

社員やスタッフにやる気にさせたいなという時、僕はこんなふうに伝えていました。

「どうしたいの?」なら「やってみよう」

上から「やれ」「やっとけ」と言われて喜んで取り組む人はいません。自分自身、大手企業で勤めていたからか、上司から「はよやれ、ボケ」「これやっとけ」など乱暴な言葉をかけられたことなどありません(恵まれていたんですね。ありがたいことでした)。

どうしたい?と問われて、こういうことだと思うので、こうしたいです、と答えると、

「やっとこか」「やってみよか」

そんな言葉がけで「よし、やってみよう」と前向きに仕事に取り組むように育てられたんだと今になって思います。そして、もちろん、取り組む作業が、先輩のプレゼンや営業に役立って、会社を代表したものとなって上司の力となり、成果となる、みたいなストーリーはなんとなく理解していましたから、そういう面でも知らず知らずのうちに自分は「経営態度」をとっていたのかもしれません。

プロ職業人として、あなたがより進化されますように。このテキストがあなたにとって有益であると嬉しいです。あなた自身の思考の質や人間性が少しでも向上し、その向上によって社会への貢献につながれば、と願っています。

今日もよろこんで!

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