「科学者にとっては成果であっても企業にとっては意味がないことがありうる」とドラッカー。 5月25日 Defining Results in Knowledge Work 知識労働の成果

去年のテキストはこちら↓

6時です。
おはようございます。
今日も #ドラッカー #365の金言 からスタートして、日々の成長に役立てていただければ嬉しく思います。

本日 #5月25日  
テーマは #Defining_Results_in_Knowledge_Work (知識労働の成果を定義する)
#知識労働の成果

成果って何よ?ということなんですね。

ドラッカー「あなたのポストにとっての成果を明らかにしてください。あなたの組織があなたのポストの成果としているものと調整してください。」

 ところで、先日、奈良の大神神社へお参りに行った時のこと。

 頼まれていたご祈祷をお願いするため、社務所にいき、受付をしたところ、驚いたことがありました。

「ご祈祷お願いします」と受付票を手渡すと、宮司さんが目の前のPCに氏名を入力。すると、参拝者データーベースが立ち上がり、「後藤さんね、千葉市の方ですか?違う?じゃあ、岡山の方ですか?」とデータベースと照合始めたのです。

これには驚きました。

一般的な神社仏閣で、檀家さんや大口スポンサーはともかく、参拝客のデータベースを整理しているところを見たことがなかったからです。

参拝者の名前を聞いて、データベースを叩いて、参拝者情報と照らし合わせる。名前がなければ、初めてそこで新規参拝者として登録して、願意なども入力し、ご祈祷業務を効率良く進めていくのです。これは驚きでした。

さすがトップレベルの参拝者数を集める大神神社さんです。I T活用して、登録した参拝者リストをもとに、崇敬会への入会を進め、参拝者や企業スポンサーの名簿管理して、修繕費や寄附集めのコミュニケーションに活用していると思われます。だからでしょうか、大神神社様は、常に参拝客で賑わっています。

 きっと「参拝者管理にITを使おう」と提言した宮司さんがおられたのでしょう。ご祈祷を短時間に受付し、さらに、参拝者とのコミュニケーション頻度を向上させて、その結果、参拝頻度が増え、お賽銭や初穂料、そして、寄附金の増加を実現し、賑わいを演出しているとしたら、それがIT活用の成果だからです。

神社仏閣というITとは程遠いと感じられる場においてさえ、IT活用で、、、いやいや、別に自分はIT導入コンサルじゃないんだから(笑)、ここら辺でやめておきましょう。

 大神神社の参拝者数が増え続け、賑わいを演出させたのはこの宮司さんでしょう。彼が参拝者とのコミュニケーションを円滑にし、接触頻度を高めたことで、日本全国からより多くの参拝者が絶えません。導入前と導入後というわかりやすい数値が示されれば、それがよりはっきりと数値化されてわかるのでしょう。

人口減少時代

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_mirai/dai2/sankou.pdf より

将来を見れば、50年しないうちに、人口8000万人時代を迎えることが確実。少子高齢化どころじゃない日本民族の減少、という事態を見据えれば、一般企業だけでなく、参拝客で収益を保ってきた神社仏閣も将来安泰とはいえません。

(↑↑こちらの実践マーケティングレポート(有料)ですが、増客の参考になれば幸いです)

それでなくとも、神社参拝する習慣は年々薄れており、国内全体での年間参拝者数推移は以下の通りです。

2011年度 1億2833万人
2021年度   9520万人(▲3313万人)

(資料:警視庁か総務省だったような気がする?)

パンデミック期間ということもありますが、わずか10年で参拝者数は3000万人以上も減少。このままのペースでは、30年もしないうちに神社参拝という風習も失われてしまうのかもしれません。

参拝者とのコミュニケーションに、とITを導入するように、また、新しいイノベーションを導入して、変わっていくことは、神社仏閣の経営のみならず、一般企業でも必要な変化と思います。

今日もやっていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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体調にお気をつけて。ごきげんよう。

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