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本当に大切なことは目には見えないもの 9月26日 Controls for Nonmeasurable Events データ化できないもの

#9月26日  火曜日のお昼になりました。今日は彼岸明け。月末から来月にかけての準備にお忙しくされておられる人も少なくないでしょう。準備を進めて行きたいと思います。

さて、今日も #ドラッカー365の金言 から。
テーマは、#Controls_for_Nonmeasurable Events (測定できない出来事をコントロールする)
#データ化できないもの

目に見える数字のみならず、数字に現れない社風や組織風土についても考慮すべきとドラッカーは記しています。

今日の #収入を増やすための #ドラッカー #NOTEマガジン では、この「目に見えないもの」「測定できないもの」について考えてみたいと思います。

最近オイゲン・ヘリゲル述「日本の弓術」を読みました。この本は、著名な「弓と禅」の前段階にある小冊子のようなもの、と言われていますが、内容は「弓と禅」と重なっている点も多いようです。

本書において、19世紀の西洋人の考え方は、テキスト主義、と言いますか、原文に頼ってこれを翻訳し、注釈を施し、試験済みの哲学的方法によって処理すれば、内容を把握できた、と考えるが、日本人は、テキストは言葉よりも、文字に残されない実践行動にこそ真意があると考えている、とありました。

今日のドラッカーによる「測定できないもの」を、言語化できないもの、と捉えると、言語化されないから無視して良い、というのではなく、言語化されていないけれど良い、素晴らしい、ということを無視してはいけないと感じました。

思い起こしますと、伊那食品工業を訪問した際、塚越会長が常々「いい会社だね、と言われる会社にしよう」と語っておられましたが、それってドラッカーがここで言う「測定できないもの」なんだろうなと感じたところです。

そして、それが感じられる企業・組織とそうでない企業・組織と差があることを体感的に感じることができます。

#ベンチマーキング で企業訪問することが少なくありませんが、訪問企業を選ぶ際に、自分は、新聞・雑誌・Webメディア・書籍などで紹介されたからあそこはいい企業だ、と安易に判断しないことを心がけています。

数年前のことですが、とある菓子店が「いい会社」と紹介されていたので、ベンチマーク候補として実際訪問して、そこの製品を買ってみて、接客を体験しました。それだけで、記事には書かれていないことをたくさん理解できました。結果として、その企業を当社の顧客にご案内することを直前でとりやめたことがありました。

なぜなら、メディア記事や書籍を読んだだけではバイアスがかかるだけで、目が曇ることが少なくないからです。では、どうしているのか、というと、自分で実際に体感してみること。少額の製品・サービスが利用できるのなら、お金を払って実際にその会社の製品を買ってみる。サービスを受けてみること。これが大切と思っています。確かにこの方法では、時間もお金もかかりますが、単に「⭕️⭕️賞受賞企業」や「新聞記事になりました」「社長が出版しました」といった情報で良し悪しを判断しないことで、さまざまな方面で誤解を招くようなご案内を避けることができます。

とはいえ、日本企業には、都市部でも地方都市にも素晴らしい企業は少なくありません。決算書や文書に書いてあること、そして、目に見えない企業風土のようなものなども参考にしながら、いい会社づくりに貢献したいと思っています。

これからもドラッカーの考え方を使って、収入増を実現する方法をご紹介します。参考にされたい方は、ハートマーク、フォローもよろしく。コメントもいただけると嬉しいです。それでは、今日もやっていきましょう。

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