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落胆しがちな買収された側の課長クラスや従業員。あなたならどうする? 12月17日 Promote Across Lines 企業買収における昇進

#12月17日 日曜日のランチタイムです。
今日の #ドラッカー365の金言 テーマは、
#Promote_Across_Lines
#企業買収における昇進

さて、「企業買収」のケース、
ではないけれど、大谷がドジャースとの契約が公となりスタジアムで記者会見。ドジャースファンは歓喜。

フロントは、タンパベイ・レイズから好投手のグラスノー投手をトレードで獲得。補強の手を緩めず、チーム強化に邁進しています。


一方で、大谷選手を失ったエンゼルスファンは落胆。しかも、エンゼルスは、大谷との契約も無計画で行き当たりばったりだった、と暴露され、大谷移籍後、強力な選手で補強することも進んでいないようで、「勝つ気ないなら売ってしまえ」という声も。


熱心なファンベースがあってこそ球団経営が成り立つわけです。また、ファンはチームとともに勝者になりたい、という心理があり、球団挙げて優勝に向かって努力している、という姿勢が見えるからこそ、応援のしがいがあるわけですから、チームから有力選手を失って、悲しみと怒りに暮れるエンゼルスファンの方々には、中日ドラゴンズファンとしても同情申し上げる次第です。

さて、今日のテキストは、『マネジメント・フロンティア』30章 企業買収成功のための5つの原則 1986年版 315ページ、eラーニング教材『戦略的企業買収』テキスト全文はこちら↓

ドラッカーは「買収した側と買収された側の経営管理者を多数、双方の境界を超えて異動させ、大幅に昇進させよ」と。

(5)買収した最初の1年間は、買収した側と買収された側の経営管理者を多数、双方の境界を超えて異動させ、大幅に昇進させなければならない。その目的とするところは、双方の経営管理者に対し、買収は彼らにとって大きな機会であることを確信させることにある。
 この原則は、トップ経営陣やその一歩手前の経営管理者だけに適用するものではない。比較的若い経営管理者や専門職に対してこそ、適用すべきである。事業の成否は、これら若い人たちの献身と努力にかかっているからである。買収のため将来に希望を持てなくなるのでは、彼らは辞めていく。しかも彼らは、トップ経営陣よりもはるかに容易に新しい職場を見つけることができる。

同書、315ページ

目的は、「双方の経営管理者に対し、買収は彼らにとって大きな機会であることを確信させること」。

「これからいいこと増えるぞ!」と確信させることは、モチベーションアップにつながるからね。

買収された側は「彼ら」に対して身構える「われわれ」になる。
#企業買収には昇進を多用してください

買収したら、昇進・昇給を多用する。さすれば、従来のマネジメント層も従業員もやる気に満ちる、ということなんでしょう。

過去30年間、コストカットと増税ばかり。抵抗したら、排除されちゃう、みたいなことってなると、おいおい、「マトリックス」で描かれていた世界みたいじゃないか?

日曜の午後なので、時間をうまく使っていきましょう。

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