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1月18日 組織の評価基準

#ドラッカー365の金言 #組織の評価基準 #実りによって彼らを知れ #あなた自身目標に相応しい評価基準を持っていますか

実りによって彼らを知れ、とは何だろう?

新約聖書からの引用かと思います。

「にせ預言者たちに気をつけなさい。彼らは羊のなりをしてやって来るが、うちは貪欲な狼です。あなたがたは、実によって彼らを見分けることができます。ぶどうは、いばらからは取れないし、いちじくは、あざみから取れるわけがないでしょう」。(マタイの福音書7章15節―16節)

イエス・キリストが「ことばに騙されないように、実によって判断するように」仰せられた、とのこと。

ドラッカーさんはここで

あらゆる組織が、自らの目的とするものを明確にするほど力を持つ。評価の基準となる明確な尺度を持つほど大きな成果をあげる。自らの存在の正当性の基盤を成果に置くほど正当性を高める。「実りによって彼らを知れ」との言葉こそ、多元社会の原理とするべきものである(「断絶の時代」上田氏訳と思われ)

実りによって彼らを知れ=言葉ではなく実(=成果)によって評価するように、ということを伝えたかったんだろう、と推察します。

その前段がいいんだよね。

組織は、自らのために存在するのではない。組織は手段である。それぞれが、それぞれの社会的な課題を担う社会のための機関である。組織の目的は、人と社会に対する貢献である。したがって、活動の評価基準は自らの外にある。あらゆる組織が、自らの成果とすべきものを知らなければならない。

組織は手段。これですよ。

わが国では、会社組織が未来永劫続くことに価値を置いているので、いつの間にか、組織が目的、となってしまっています。

確かに、組織の目的は永続、ということは、永続的に社会に貢献する存在である、という意味だろうから、それで納得する点もある。

しかし、元々組織とは、ある目的を達成するために人が集まって成り立ったチームであるから、それは「手段」だ、というドラッカー先生に同意です。

そして、目的を達成、或いは、未達成であっても、ある時期一緒に過ごし、最終戦が終わったら、「今日でチームは解散です、今シーズンもありあとやした〜」とシーズン終了後にスポーツチームが解散する如く組織も1年、或いは数年単位で、メンバーチェンジしながら、進んでいく、っていう在り方の方が、むしろ、自然かも知れないな、と感じました。

まあ、長年同じ組織、同じチームにいると、マンネリ化して、実力も年齢とともに落ちていく傾向にあるんだろうからね。

てなことで、目標と評価基準は外に置いとけや、という今日のお話でした。よかったら、いいね、フォローしてもらえると嬉しいです。また、気に入ってもらったら、こちらの有料NOTEマガジンも購読よろしくです。では、今日もやっていきましょう〜!


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