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トライ&エラーを繰り返しながら、 新製品投入し続ける 8月5日 Calculated Obsolescence 体系的廃棄

 今日の #ドラッカー365の金言 テキストは、1989年に「ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)」に発表され、1992年『未来企業』に収録された論文「37章 効果的な研究開発のための10のルール」 345〜346ページより。

今日のテーマ:
#Calculated_Obsolescence
#体系的廃棄

今日の金言:
#他者による陳腐化を防ぐ唯一の方法は自ら陳腐化させることである

今日のACTION POINT:
#自社製品を誰かに陳腐化させられる前に自ら陳腐化させるべく働いてください

今晩は仙台七夕花火大会。明日からの七夕祭りの前夜祭です。夕刻過ぎても気温は高く湿度も高いため、体調には十分お気を付けて。

 自らの製品、サービス、プロセスを自ら陳腐化させることが、誰かに陳腐化させられることを防ぐ唯一の方法である。
 昔からこのことを理解し受け入れてきた企業がデュポンだった。

 デュポンのように、自らを陳腐化させようと新製品投入を続けてきたのは、かつて(?今も?)日本企業です。ドラッカーのいう「自社製品を誰かに陳腐化させられる前に自ら陳腐化させるべく働いてください」を実践してきました。

誰かに陳腐化される=市場を失う 
自ら陳腐化させる=市場を自社製品で旧製品から新製品へ置き換える→市場は失わない

 例えば、日清食品。
 自社のメイン製品「カップヌードル」を凌駕する製品を自社で開発しようと次々に新製品を市場投入して、インスタント食品というカテゴリー自体を広げようとトライ&エラーを繰り返していることで、様々な製品が様々なメーカーから投入され、昭和30年代以前にはなかったインスタント市場が拡大している営みのことが連想されます。

 かつてはトヨタなど日本車メーカーも、新車の市場投入タイミングは世界一早いと言われていたような気がします。

 損益分岐点に達しているなら、価格を下げるといった防御で潜在的競争相手のう参入する「旨味」を減らしておくこと。
それがデュポンがおこなった策です。

自動車メーカーは家電メーカーの失敗の轍を繰り返すな


 ところで、かつての日本の家電メーカーは、付加価値を、と新興アジア市場に参入する際に、プレミアム価格で参入し、低人件費・低オペレーションコストの現地企業の前に、市場参入の機会を与えて、低価格商品で市場シェアを持ってかれ、さらに、経営ノウハウまで抜き取られ、市場から退場せざるを得なくなり、大阪の製造業は地盤沈下。自ら墓穴を掘って、大阪の地域経済すら悪化させたままです。

これは経営の敗戦です。当時の経営陣らの責任は軽くないと考えます。

同じことを日本を支える自動車産業で企図していると思われる国交相=公明党は、愛知からトヨタを追い出し、日本のGDPの7〜10%を占めるだろうと言われる国内自動車産業をぶっ壊し、ナカ国へ利権誘導をさせようとしているのか、と思われるほど露骨な行動をしており、これに対して、反発が広がっています。


問題ないのに是正命令とか意味不明です。

こういうのは、健全な陳腐化、ではなく、国外への利益誘導(売国)行為に感じますが、皆さんはいかがお感じになりますでしょうか。今日も暑い日が続きます。ご自愛ください。



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