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1月12日 はじめに実践ありき

#ドラッカー365の金言 #意思決定の前提とすべきものが 「すでに起こった未来」である #意思決定の前提にしているもは陳腐化していませんか #市場で勝つには思考の枠組みを変えなければならないのではないですか

「すでに起こった未来」を知るには、今日当然としているものに反し、したがって新しい現実をもたらしつつあるものは何かを知らなければならない。

今の常識で測らず、新しい現実をもたらしつつあるものは何でしょうね?

例えば、マスク。

つい1年前までは、一般には昔からあるガーゼマスクか、

あるいは紙マスク?

くらいしか選択肢がありませんでした。

ところが、現在は、

マスク不足だった今春、800万枚のコットンマスクを売り上げた「三和」が、マスクの製造販売に本格参入したのを機に、アワードを企画。38色のカラフルなマスクで今後100億円の売り上げを目指すという。(中日スポーツ記事より)

今後100億はともかく、このコロナ禍→「すでに起こった未来」→2019年まで無かったマスク市場が生まれ、「オンライン会議が当たり前に」となり、マイクとかヘッドセットいるよな、という新しい市場が登場。

など、今回は、たまたまコロナ、というわかりやすい変化でしたが、これまでもニッチな市場がメインストリームに躍り出る、そんな状況が毎年常に起こってきました。さて、2021年も「すでに起こった市場」は目の前にあるでしょう。流行の兆し、まだメインストリームにはなってはいないものの、厚い支持者がいるものなど楽しみですね。

ここでドラッカー博士の指摘で注目したいのが、

理論が実践に先行することはない

ということ。つまり、実践が先、理論は後づけ、ということです。

つまり、コロナが流行るぞ、そうだ、マスク作ろう、という理屈は後付け、ということですね。

これは1969年、ヤードバーズが解散となり、ジミー・ペイジが集めたメンバーでスタジオに入って、ジャムった、そのノリから、バンドの音が決まり、レッドツェッペリンが生まれた、という逸話に似たものを感じました。

大企業が新規事業やろうぜって始めてもうまくいかない一方で、連続起業家は、とりあえず手持ちの材料で、これで売れるんちゃう?で走ってみて、結果判断するってやり方です。

こちらのプロジェクトは「火事で店を失ってしまった豆富職人さんも困ってはるからクラファンでやってみようや、みんなで応援しようや」って仲間が集ってやってまう、みたいな「エフェクチュエーション」。

最初の問いに戻ってみましょう。

「今の常識で測らず、新しい現実をもたらしつつあるものは何でしょうね?」

答えは、ドラッカー博士のいうように、

理論が実践に先行することはない

ということ。つまり、理屈じゃない。実践だよ!的なノリですね。

「すでに起こった未来」とドラッカー博士は言いつつ、混沌とした現象から物事が生まれることを語っていたのかも。

さすがですね。

私どももコンサルしながら、「それ新事業にできるんちゃう?」と盛り上がって、実際に形になっていくことがあります。そんな相談の声も受付していますので、コメント欄などに記していただけると幸いです。

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