ハードロック界のレジェンド、「ディープ・パープル」にみる中核的能力 7月8日 Identifying Core Competencies 中核的能力の判定
今日の #ドラッカー365の金言 テキストは『明日を支配するもの』(1999年)第4章 情報が仕事を変える>2 組織が必要とする情報>強み情報 138~139ページより
#7月8日 月曜日です。
ここ数日猛暑が続いていますね。
体調には十分お気を付けください。
今日のテーマ:
#Identifying_Core_Competencies (コアコンピタンスを明確にする)
#中核的能力の判定
今日の金言:
#組織がもつ特別な能力が顧客価値と一致するとき中核的能力が生まれる 。
今日のACTION POINT:
#あなたの組織の中核的能力を明らかにしてください 。
#それが向上しているか低下しているかを判定してください 。
自社の強み=中核的能力をどうやって見つけたらいいのか?
ドラッカー氏をもってしても、理論化できず、事例から強みを知ることを学ぶしかない。ただ丁寧にフォローし、観察から見つけることであると。
しかも、強みは
例えば、 #ディープ・パープル という古参のハードロックバンド。
彼らは71〜73年に“Highway Star“、“Smoke on the water“、“Woman from Tokyo“、“Burn“、”Space Truckin’”、”Lazy”、“Black Night”といった世界的メガヒット曲を連発し、ハードロック界に地位を確立しました。
76年解散したものの、1984年に黄金期のメンバーで再結成。途中94年に名曲を生み出した天才的ギタリストのリッチー・ブラックモアが脱退するも、新たな若手ギタリストを加え、リーダーのジョン・ロードが亡くなった後もメンバーを追加しつつ、現在も活躍しています。つい先日も、最新シングル「Lazy Sod」をリリースし、元気なところを見せてくれています。
思うに、彼らの「現在の」強みとは、70年代のハードロックサウンドの再現であり、メンバーの多くが70代となっても、ロックし続ける“レジェンド“な生き様にあるようです。
先月も彼らのライブ会場には、高齢者が多く、一種の「同窓会」的な聴衆で溢れています。でも、それがいいんでしょう。青春の思い出というか、70年代はイアンギランと一緒に歌うなどと想像もできなかったわけですが、2024年の現在は、多くの聴衆が実に楽しそうに声をあげています。
彼らの中核的能力は、かつては卓越した演奏力と名曲を世に出してきたことですが、現在では、かつての名曲を再演することで、聴衆たちに「古き良き青春の思い出」を提供し、聴衆たちもかつての時代を追体験する、思い出すことができるということのように思われます。
ディープ・パープルのような事例を見ますと、中核的卓越性(コア・コンピタンス)とは何か、あたらめて考えさせられます。
元々、ディープ・パープル自身も、市場が評価する価値と自らの演奏や作曲能力について自覚的であった訳ではないと思われます。自分が市場から何でもって評価されているのか、そこに自覚的になることが自社の強みを見つける一歩のように感じました。
ということで、自社の強みについて考え直してみるということが今日のテーマになりそうです。良い1日を!
サポートもお願いします。取材費やテストマーケなどに活用させていただき、より良い内容にしていきます。ご協力感謝!