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あなたの関所はいつまでもつか? 8月21日 Ecological Niche: Tollbooth Strategy 関所戦略

8月21日水曜日です。今日の #ドラッカー #365の金言 テキストは、
#イノベーションと起業家精神 』392~396ページ 18章生態学的地位 トールゲート戦略、eラーニング教材『起業・新事業戦略』


トールゲート(関所)の地位は、企業にとって、占めうる最も望ましい地位ということになる。

今日のテーマ:
#Ecological_Niche :
#Tollbooth_Strategy
#関所戦略

今日の金言:
#関所戦略は難攻不落の関所を占拠する


今日のACTION POINT:
#あなたの産業におけるプロセス上のギャップを探してください

「関所戦略」は、あるプロセスに絶対欠かせないもの、という条件があります。

 例えば、失明するリスク、油田を失うリスク、缶詰を腐敗させるリスクが、製品のコストよりも無限と言って良いほど大きくなければならない。
 しかも、市場はかなり限られている。最初に園市場を占めたものが、市場を占有することになる。それこそ真の生態学的適所なのである。しかも園市場は、あまりに狭く、目立たないものである。競争相手を惹きつけることもない。
 このようなトールゲートの地位は、そう簡単には見つからない。

同書、394ページ

例えば、オンライン決済。これまではクレジットカードが文字通り「関所」として決済手段に選ばれてきました。

これで盤石。将来安泰、と思いきや、

このスマホ時代、決済手段は多種済々に。

今ではPaypayやd払いなどバーコード決済の成長が著しく、多くの企業やECサイトがバーコード決済対応ができる方向に進みつつあります。

これまでの独占=「関所」が崩れ、決済の多様性が実現することで、より良いサービスへと決済手段も進化していくことが期待されます。

利用促進のため、カード会社は、マイルやポイントで囲い込みを進めてきましたが、PayPayやd払いなども利用に応じたポイント制を導入、しかも、即利用できる方向へと展開していますので、バーコード決済の利便性は向上しつつあります。

こうなると、取り残されるのは、銀行や信金などの既存の金融機関かもしれません。大口客を相手にしているから、とあぐらをかいていれば、気がついた時には、新興勢力に呑み込まれてしまう運命へと流されていってしまうかもしれません。

新規事業開発、イノベーションが今ほど必要な時代はないかもしれません。今日も1つ1つ取り組んでいきましょう。良い1日を!


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