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必要なタイミングで、必要な情報を提供することが必要。 6月4日 Taking Information Responsibility 情報責任

6月4日火曜日の #ドラッカー365の金言 テキストも昨日に引き続き『 #新しい現実 』 14章 情報化組織 309〜310ページより。

今日の #ドラッカー は、全員が情報に関して責任を持つこと、というお話です。

今日のテーマ:

#Taking_Information_Responsibility  (情報責任の取り方)
#情報責任  

今日の金言:

#自分の情報を必要としているのは誰か
#自分は誰の情報を必要としているか

今日のACTION POINT: 

#必要とする人に必要なときに情報を提供してください
#あなたからの情報を必要としている人たちをリストアップしてください
#同時にあなたが情報を必要としている人たちをリストアップしてください

 新製品や新サービスを市場に投入することを常に考慮している企業や組織は、常に市場調査を繰り返し、現場目線で、「見えない」顧客の声、肌感覚をつかもうと常にアンテナを張り巡らせています。

 とりわけ、優れたリーダーは、その感度が高いのです。

 たとえば、アップルのスティーブ・ジョブズ氏。

 彼は、iPhoneを開発する以前より、「本」のように手軽に持ち歩けるコンピュータを作りたいという長年の夢を持っていました。2005年当時、携帯電話のインターネットアクセスは限定的で、使えるまでには至っていませんでしたが、ジョブズ氏は、「それはもうすぐ技術的に可能になるはずだ。そして、これこそが人々が欲しがっていて、お金を払ってもいいと考える製品だ」と知っていました。

 ジョブズ氏はマーケットリサーチをしたわけではありません。ですが、長年の経験からそれを「知っていた」。彼は、技術が進化して容易にできるようになる前に、他社に先駆けてその全く新しい製品を作り上げ、市場に投入すれば、爆発的にヒットする、と知っていたのでした。

 2007年のiPhoneプレゼン。

結果は、言うまでもありません。iPhoneは現在までラインアップが続くドル箱製品であり、日本市場では長年シェア1位のスマートフォンです。

さて、昨日、日本保守党が都知事選挙への出馬を断念、というニュースが入ってきました。応援している支援者の方々にとっては残念なニュースです。断念理由として、百田代表は、次の4つの理由を挙げていました。

1、小池さんと戦っても惨敗する。惨敗したらイメージダウンになる
2、強い候補者がいないと戦うのは難しい
3、知名度アップが出馬のメリットの大半ならば出るべきではないと判断した
4、都知事選は魑魅魍魎、気持ち悪い人間が集まっている。日本保守党はその中に入りたくない

https://www.youtube.com/live/0-9x7swTxFc?si=4QU_nfSX88Fg4J2F より

惨敗するだろう、と言いますが、前回東京15区補選でも下馬評では「乙武に惨敗」という話でした。ですが、結果は立民候補の勝利で、乙武氏は飯山氏よりも得票数が伸びませんでした。

確かに、準備不足でただ出馬しても討ち死にするだけ、と言うことはあるでしょう。では、どれだけ準備したらいいのか?

どれだけの事前準備が必要なのか。
それは、わかりません。

知名度不足、政策が浸透していない、党員数が少ない、地縁血縁社会に根付いていない、など準備不足を理由に挙げればいくつもあるでしょう。

ですが、逆に、党執行部は、どういう情報を入手していたら、出馬を決断したのか?

たとえば、確実に勝てる、100万票以上の得票数が得られる、と言う情報を入手していれば出馬するのでしょうか?

選挙資金を1万円以上支援する、と答えた都内在住の党員・支援者数が1万人いたら出馬決断したのでしょうか?

もちろん、小規模のリサーチ結果に基づいて、箸にも棒にもかからない、と言うことだったのかもしれません。

今日のドラッカーが記すように、

必要とする人に必要なときに必要な情報を提供してください 。

必要な情報は、決断に必要な情報です。

博打ではなく「投資」(あくまで当選することを目的としたものであれ、当落に関わらず知名度拡大策であれ)として選挙出馬を考えるのならば、論理的な理由が必要、と感じた次第です。

そして、このような社会学的な情報=人のこころ・関心 はコロコロ変わるものです。1つの情報、1つのニュース、事件などによって、盤石だと思われてきた岸田政権支持者たちですら、多くが離反し、新しい政権を国民も望んでいる?のかもしれません。

今日も必要な仕事をやっていきましょう。

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