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我欲を上手に活用して、より良い世界の実現へ 10月20日 The Efficiency of the Profit Motive 利潤動機の利点

おはようございます。このNOTEは、読むだけで世の中の課題を #ドラッカー #365の金言  を使って、解決できる、そんな知力を鍛える教育エンタメNOTEです。

こちらでは、地に足をつけた、実践マーケティング記事を
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さて、本日 #10月20日  
#The_Efficiency_of_the_Profit_Motive
#利潤動機の利点

 今日のテキストは、1942年にGMを2年間調査研究した内容をまとめた一冊です。1945年に発刊されたレポート、 #企業とは何か より。本書が日本に翻訳紹介されたのは1966年だそうです。

 手元にある1972年のドラッカー全集収録版では、4章 #産業中心社会の経済政策  (2) #権勢の渇望  第1巻の675ページに。2005年版では、11章 #生産活動の目的  2 #利潤動機の有効性  222ページより。

 

 今日の金言は、“利潤動機は物に対する支配欲を満足させる“、ということですが、利潤動機とは、いわゆる、欲得のこと。

 つまり、金持ちになりたい、レギュラーで活躍したい、大物になりたい、といった意欲は、自分を動かし、物事を動かし、場合によっては、社会すらも動かす強烈なエネルギーです。

 例えば、「NHKをぶっとばーす!」と言ってる立花氏は、NHKという組織がそもそも国民のための放送事業を遂行すべきところ、官僚的になり、悪き習慣にどっぷり浸かった社員ばかりとなってしまったため、不正が横行する腐敗した組織となってしまったことを憂い、国会議員となり、政党を作って、外からNHK改革を実現しよう、彼のこの「動機」の是非はともかく、それが彼を動かすモチベーションであり、政党を立ち上げ、活動し続ける目的でしょう。

 そうした思い=「利潤動機」は功利主義で、悪質なもの、不自然なもの、社会上好ましくない、とされがちです。しかし、実際は、利潤動機に基づく行動は、社会の認めるところであり、社会を善へと導く原動力にもなり得ます。

 現在、こども食堂を運営するNPOさんが増えています。これは、「まともに食事が取れない子供たちをゼロにしたい」という思いからレストラン経営者の方だったり、NPOだったりが、現状改善のために理念を掲げて立ち上がり、社会の改善のために日々活動されておられるものです。

 営利であれ、非営利であれ、社会を改善したい、喜んでもらいたい、という情熱や意欲から始まっているものと思います。欲望を上手に活用して、より良い世界を実現するために、今日もやっていきましょう。

#利潤動機は物に対する支配欲を満足させる

 利潤動機に関する唯一意味ある問題提起は、それが支配欲の発現として社会的にましであるか否かということだけである。
 その点、あらゆる支配欲のなかで、利潤動機が社会的に最も優れたものであることは疑いない。利潤動機以外の支配では、野心ある者に直接的に支配力を与え、人を支配する満足を与える。これに対し、利潤動機だけが物に対する支配力によって、この満足を与える。

(『企業とは何か』)


ACTION POINT

#人に対する支配力よりは
#物に対する支配力のほうがましであるとの考えに立ってください

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