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「潜在能力や人柄、将来性ではなく、成果・実績で評価するべき」落合監督とドラッカーとの共通点 1月29日 Performance: The Test of Management マネジメントの評価基準


#1月29日  丁亥(ひのとい)
#Performance :
#The_Test_of_Management
#マネジメントの評価基準

今日の #ドラッカー #365の金言 テキストは、昭和31(1956)年日本版発表の名著『 #現代の経営 』 13章 #組織の精神 #評価の必要  1987年版だと上巻の203ページあたりかな?

評価はあくまで実績を基礎にした判断に他ならない。そして判断は常に明確な基準を必要とする。(中略)「潜在能力」「人柄」「将来性」ーつまりはっきり実証され得ないものーに焦点を合わせる評価は正しいものとは言えない。

同書、204ページ

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 2003年10月、落合氏が中日ドラゴンズの監督に就任した際、オフに1人も解雇せず「走・攻・守どれか1つでも秀でたものがある選手なら使う」「俺は好き嫌いで選手を見ていない」と全選手の前で語った。当時、1軍と2軍を行ったり来たりだった荒木選手はそれを聞いて「これなら生き残れるかもしれない」と感じたという。

「お前くらい足が動く奴は、この世界にそうはいねぇよ」

鈴木忠平『嫌われた監督』418ページ

荒木選手は、落合監督からそう言われて、初めて等身大の自分を認められたように感じたそうです。

「だからお前は、監督から嫌われても、使わざるを得ないような選手になれよ」

鈴木忠平『嫌われた監督』434ページ

評価にあたっては、第一に各人がどこまである事柄をやれる能力を持っているかをはっきりさせようとしなければならない。

『現代の経営』1987年版 上巻、205ページ

マネージャー(監督)の評価は、何を知っているか、よりも、どんな業績を残したかが、そのマネージャーの経営手腕の証明になる。選手=職員も同じで、何ができるか、どうできるか、なんじゃないかな。

“人は何をするにも、まず自分の長所を生かし、これを伸ばして何かを達成するようにしなければならない。つまり、やってみて初めて何かが達成できるのである。“

ドラッカー『現代の経営』1987年版 上巻 205ページ

#知識ではなく成果こそマネジメントの目的であり能力の証明である

 マネジメントを評価する究極の基準は、事業上の成果である。マネジメントとは実践である。したがって、マネジメントの仕事に免許を与え、あるいは特別の学位をもつ者だけに資格を与えることによってマネジメントを専門職化することほど、経済と社会に害をもたらすことはない。
 マネジメントを科学や専門的技能として位置づけるあらゆる試みが、経済の攪乱要因の除去、すなわちリスク、好不況、競争、消費者の選択など予測不能なあらゆる要因の除去の試みへとつながり、つまるところは経済の自由と発展の阻害へとつながる。

(『現代の経営』)

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