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理論が先?現実が先? 1月12日 Practice Comes First はじめに実践ありき

#1月12日  金曜日になりました。早いものであと半日で週末です。ランチタイムゆっくり楽しんで、午後からやっていきましょう。
今日の #ドラッカー365の金言  テーマは
#Practice_Comes_First (まずは実践が先)
#はじめに実践ありき

今日のテキストは、はじめに言葉ありき、みたいな話ではありません。

学者が考えた理論が先にあって、それに合わせて現実が動いていく、みたいな話は実は逆で、はじめに現実があって、現実に対して、学者とかが理論化、理屈をくっつけて、さも、正解のような顔をして語っているだけで、実際は、彼らは何も知らないんだ、というお話です。


「すでに起こった未来」を知るには、今日当然としているものに反し、
したがって、新しい現実をもたらしつつあるものは何かを知らなければならない。

今日当然、としているものに反しているものは、何か?
新しい現実をもたらしつつあるものは何か?

 たとえば、「帝国の崩壊」です。

 ここ数ヶ月で、これまで日本社会を牛耳っていた自民党、東大、ジャニーズ、吉本、幸福の科学といった与党や各分野リーダー的な存在が隠してきたトラブルやスキャンダルが表沙汰となり、カリスマ性が失墜し凋落しているということ。
 これまで絶対的な地位を得ていて、将来も盤石で揺るがない、と思われていた支配的組織が急速に衰退しつつあるという「新しい現実」が目の前に展開している。

また、「人手不足」も新しい現実です。

「嫌なら辞めてしまえ。次々に入ってくるから大丈夫」と若者を人とも思わない対応で、労働力を搾取してきた業界は、高齢化が進むばかりで、若い人材が入ってこず、後継者不足に悩んでいます。これまでのような扱いでは、新しい人材は魅力に感じず、立ち寄りもしないのです。

 また、AIやテクノロジーの進化によって、ホワイトカラーの事務職の需要は大幅に減り、現業を担う配達員や接客を担当する営業マンや店員さんなどヒューマンタッチの対応を行う需要が急増しています。
 スポーツ業界同様、近い将来、現場職はプロスポーツ選手のように高給となり、これまで企業・組織を牛耳ってきたオフィス職は低収入職へと逆転するかも知れません。
そんなようなことが、日々、現実に立ち向かっているあなたの目の前にもあるはずです。本やWebテキストに載っている論文をありがたがるよりも、あなたの目の前の現実に注意を払いなさい、と #ドラッカー は説いています。

 学者や知識人は、はじめに理論があり、政治、社会、経済、心理の現実はそれに従って形成されると考える。そういうこともある。だが滅多にない。
 理論が実践に先行することはない。

何事も「現実が先、理論・理屈は後」です。そこを見誤らないように致しましょう。午後からもご活躍を!御機嫌よう!

#意思決定の前提とすべきものがすでに起こった未来である
#意思決定の前提にしているものは陳腐化していませんか
#市場で勝つには思考の枠組みを変えなければならないのではないですか


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