戦術レベルでの決定と行動は現場レベルで。10月15日 Placing Decision Responsibility 意思決定のレベル
#10月15日 日曜日。ランチタイムです。今日も #ドラッカー365の金言 の言葉から事業成功について語っていきたいと思います。
本日のテーマは #Placing_Decision_Responsibility (意思決定責任の所在)
#意思決定のレベル
ACTION POINT
#意思決定は 、
#行動に近い低いレベルで 、
#しかし影響を受ける期間の長さと活動の範囲 、
#考慮に入れるべき定性的要因の数 、
#問題の特殊性に応じて高いレベルで行なってください 。
ドラッカーは、
として、事業の決定をその性格に応じて分類する場合、次の4つの基本的な指標で分類した。
戦略レベルでの意思決定と戦術レベルでの意思決定の違い
戦略レベルで経営陣が決定したことを現場が実行する場合、実行決定は現場のできるだけ低い階層で実行部隊が下すべきということ。
例えば、JAさんや信金さんなどがよく行う住宅ローン需要発見方法は、商圏エリアの会員さん宅への定期的な訪問集金です。
エリア担当営業マンが訪問して世間話しながら、常に需要調査をヒアリングしています。そして、一旦需要を発見するや、あれやこれやと外堀を埋めていき、成約まで誘導するわけです。
支店長や上層部は商圏エリアの資金需要を○千億円と知っており、今期の獲得目標を○億円と定め、その獲得戦術については、各支店に任せています。
各支店は、定められた金額目標を超える、と社内目標を決めただけで、具体的な方法は営業部課長に丸投げです。
丸投げされた部課長はそのまま部下に任せることがほとんどです。「じゃどうやって成約するか」や営業アプローチ方法は、個々の訪問営業者に任せられていて、現場最前線の営業マンが適切なアプローチで成約へと進めていくことが求められています。
今日のドラッカーの「できるだけ低い階層で意思決定」ということは、つまりはこういうことです。
戦略レベルの決断は現場ではできない。
太平洋戦争前半、ニューギニアのラバウルは日米両国から戦略拠点として重視され、何度も空爆や戦闘が行われてきました。しかし、グアム、サイパンが陥落し、フィリピンへ戦線が移動し、敗戦濃厚となった結果、本土決戦という視点からはラバウル基地は戦略の重要拠点ではなくなりました。ラバウルを死守しても、最終的な目的=日本勝利 にならないことが明らかになったのです。日米戦争の勝利ににラバウルは戦略的に影響しないとなった結果、ラバウル基地は宙ぶらりんのまま終戦を迎えました。
こうした戦略レベルの変更が激しく行われているのが、現在の状況と思います。
ご存知の通り、スマートフォン利用率が90%を超えた「スマホ時代」となり、ネットやSNSで金利の安いネットバンクでのローン融資が成長しています。まだネットバンクの融資シェアは数%と低いものの、成長性があると見込まれています。
かつての商店からECへのシフトが始まる前夜のようにも感じます。スマホでニュースが読めるようになり、コメダのような喫茶店が近所にできたことで新聞・雑誌の発行部数は20年で5319万部から3084万部とおよそ2300万部も減少しています。(下図のとおり)
こうした時代の変化に伴う事業者も経営戦略変更が行われています。
例えば、イトーヨーカ堂は「33店閉鎖・祖業撤退」すら決断する新戦略を打ち出しています。
事業目的を達成するための戦略と、その戦略を具体的に行なう戦術とを分けて考えること、そして、具体的な戦術実行については現場の工夫やQC活動など日本人は得意です。上席の方々は、部下・スタッフの活動が無駄にならないよう戦略レベルの意思決定をしっかり鍛え学び続ける必要があると思います。
ということで、これからも彼の考え方を活かし、心豊かに収入増を実現する方法をご紹介します。参考にされたい方は、ハートマーク、フォローもよろしく。コメントもいただけると嬉しいです。
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