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【アビスパ福岡】鹿島戦から学ぶ「勝ちに行く姿勢」

2023シーズン J1 第4節
アビスパ福岡vs鹿島 (0-0)
鹿島に退場者が出て10人となった状況でも、常にゴールへ向かう意識が高く、何度となくゴールに迫っていました。
鹿島選手の試合後コメントを通して「勝ちに行く姿勢」を学びます。

昌子選手コメント:第4節(福岡戦)

まずは福岡戦後の選手コメントを振り返ります。

退場になった瞬間にナオ(植田 直通)と「俺とお前で崩れなかったら負けることはないんちゃうかな」と話していた
(略)
メンタルのところで、「相手が10人だろうが何?」そのメンタルを僕らは2節前に突きつけられているので。大樹さんも言っていたんですけど、悔しい思いをして、あれを負けて良い経験をしましたで終わるのかと。結果的に勝てなかったですけど、最後の押せ押せの雰囲気というのは、少なからず一歩前に進んだ証拠じゃないかなと。
(略)
あそこで引かない、あそこで勝ちにいく姿勢は、川崎F戦は出ていなかったですけど、そこは川崎Fさんから学んだ大きなこと。ああいう姿勢でチャンピオンとして長らくJリーグを引っ張っているので、素直に身習うべきところだったと思う。

No.3 昌子選手 試合後コメント(抜粋)

ポイントは以下だと感じます。
・CBが崩れさえしなければ、負けないという自信
悔しい思いをして負けた経験(第2節川崎戦)
・厳しい状況でも引いてはダメ、勝ちに行く姿勢の大切さ

悔しい思いをした第2節(川崎戦)にヒントがあることが分かります。
次に、第2節の選手コメントを見てみます。

鈴木選手コメント:第2節(川崎戦)

第2節、前半1−0鹿島リードで折り返し、後半は川崎に1人退場者が出ながらも、89分以降に2点を奪われて逆転負けした試合です。

このときの選手コメントです。

自分のやるべきことというのはよく分かっていますけど、途中から入ってくる若手だったりは、もちろんミスして学ぶというのはあるし、ミスしないと学べないんですけど、それを次にどう生かせるか。俺らは少なからずそうやって学んできて、次の試合、チャンスをもらえたときに絶対そういうことをもうしたくないんだというような気持ちでやってきた。

いかにそこに持っていけるかというのは、自分。俺も植田(直通)くんもみんなそうでした。ミスして負けて、(シュートを)外して負けて、自分のマークを外して負けて。それでも俺らがやっぱりここまで来れたのは、それを絶対に無駄にしたくない、次の試合で使ってもらったときに絶対そのミスはもうしたくないんだ。その気持ちで練習していたところがある。いまの空気というのは、良くも悪くも切り替えがすごく強調されますけど、俺はそこだけ強調するのは好きじゃない。そのミスを重く感じて、次が来たときにどうしたいのかを、俺も含めて、もっともっと突き詰める必要があるかなと思いました。

No.40 鈴木選手 試合後コメント(抜粋)

ポイントは以下だと感じます。
ミスから学ぶこと
・過去のミスを無駄にしないこと
・ミスを重く受け止めて、次に何をすべきか、突き詰めること

「ミス(うまくいかなかったこと)」に対する向き合い方に言及しています。

鹿島戦から学ぶべきこと

福岡戦(第4節)と川崎戦(第2節)の選手コメントを見ていきました。
「過去のミスを受け止めて、同じミスを繰り返さないこと」
物事の基本とも言えることが、根底にあることが伺えました。

・最後の最後で、負けない(やられない)という自信を持つこと
・悔しい思い・ミスを受け止めて、次に「何をすべき」か突き詰めること
・厳しい状況でも守りに入らず、勝ちに行く(=挑む)姿勢を貫くこと

鹿島さんが川崎戦で学んだように、アビスパ福岡も鹿島戦で学び、自分たちのものにしていく必要がある、そういう思いを強くする意義深い試合でした。


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