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IJAフェスティバル2023 旅の備忘録

2023年7月17-23日に開催されたIJAフェスティバル2023に参加してきました。初参加、初チャンピオンシップ出場にあたって人に聞いたり調べたことがたくさんあるので、備忘のためにnoteに記載します。
この記事は「IJAフェスティバルがこんなに楽しかったよ!」という感じではなく、準備に伴っておこなってきたことをTodoリスト的に記載しています。

このノートが(自分自身のメモという意味も含めて)今後IJAフェスティバルに行く人の役に立つことを祈ります。

・そもそもIJAフェスティバルってなに?
アメリカで開催されるジャグリングのイベント。1週間程度の期間で開催され、チャンピオンシップやショー、バトルイベントが企画される。
コロナ前はけっこう日本人が毎年何人かチャンピオンシップに出場しており、日本のジャグラーの中でも比較的認知度の高い海外イベントである。
・IJAってなに?
International Jugglers' Associationの略。アメリカで設立された、世界で最も歴史のあるジャグリングの非営利団体。詳細はWiki参照。

Instagramは下記。

・そもそも何でIJAチャンピオンシップにエントリーしようと思ったの?
以前から興味があったんだけど、学生の時は金銭的な問題で、会社員の時は仕事のスケジュールの都合で行けなかった。
仕事を辞めて平日の都合がつくようになったのでエントリーしたという経緯です。

まずはおこなったことや出来事を時系列順に記載

■アメリカに行くまでにおこなったこと

・(5月ごろ)パスポートの申請

海外に行く際に必須、かつ準備に時間がかかるので最初に申請。工藤はコロナの期間に期限切れになっていたので再申請した形です。以前は5年パスポートにしていましたが今回は10年にしました。

・IJAの会員になる

チャンピオンシップにエントリーするためにはIJAの会員になる必要があります。年会費29ドル(およそ4,000円)を支払って会員になります。

・チャンピオンシップにエントリー

IJAの会員になってサイトにログインすると、チャンピオンシップのエントリーフォームが表示されるようになります。指示に従って情報を記入、エントリー料金25ドル(およそ3,500円)を支払ってエントリー。この時予選動画をいま提出するかあとで提出するか選べます。工藤はまだより良いビデオを撮影する予定があったので予選動画は一旦保留。

・チャンピオンシップ予選動画を撮影

本番でやる予定の演技のノーミスを撮影します。大道芸で行っていたものをアレンジしたものだったので、そこまで大変な撮影にはなりませんでした。

・予選動画を提出

撮影した動画をYouTubeにアップロードし、動画のURLを提出してエントリー完了。

・(6月ごろ)予選通過、予選結果発表

運営からメールで連絡が届き、チャンピオンシップ通過となります。メールとほぼ同じタイミングでチャンピオンシップのHPで出場者が掲載されます。

・航空券の購入

アメリカへ行くための航空券を購入します。IJAフェスティバルのHPに会場への推奨アクセスが記載されています。会場に最も近いサウスベンド国際空港へ飛行機で向かうルートの他、オヘア空港やミッドウェイ空港から鉄道で向かうルートも推奨されていました。
工藤は鉄道を使うルートにハードルを感じたのでサウスベンド国際空港へ飛行機で向かうルートを選びました。
乗り継ぎの空港はいくつか候補がありましたが、候補の中でフライトの時間が比較的短く値段もそこそこですむ羽田→ダラスフォートワース空港→サウスベンド空港のルートにしました。

・宿の予約

滞在中のホテルを予約します。IJAが提携?する会場近くのホテルがあり、そこに泊まれば期間中のホテルと会場の移動時間を大幅に減らすことができます。多少ながらIJA割引もあり、高めのホテルを少し安く予約することができます。
もちろん提携のホテルではないところを予約することも可能ですが、現地での移動に不安がある人は提携ホテルを予約するのが無難かと思いました。私は提携ホテルにしました。

・ESTA申請

アメリカへ入国するには通常VISAが必要ですが、ESTAを申請することでVISAの代わりとすることができます。申請しておかないと入国時にトラブルになる可能性があるらしいです。

・音源提出

運営から共有される音源提出フォームで音源ファイルを提出します。

・賞金振込先情報送付

賞金を獲得した際の振込先情報を提出します。小切手、銀行振込、PayPalの中から選ぶことができます。私は一番手軽なPayPalにしました。

・名前の発音を提出

運営から「あなたの名前の読み方を当日までに練習したいから、発音した音声ファイルを送ってくれ」と連絡が来たので、ボイスメモで録音してメールで送りました。

・(7月ごろ)旅行保険加入

怪我や入院するような事態が起きた時に備えて旅行保険に入りました。いくつかの旅行保険の中から比較的手頃な値段で加入できる「たびとも」に加入しました。

・ポケットWifiレンタル手続き

現地でもデータ通信ができるようポケットWifiをレンタルしました。海外データローミングやSimカード購入などでも対応可能ですが、工藤が利用するpovoがデータローミングに対応していないこと、PCでの作業をすることも検討した結果、ポケットWifiにしました。

・空港乗り継ぎのシミュレーション

日本からサウスベンド空港への直通便はないので、どこかしらで乗り継ぎをする必要があります。今回工藤が選んだダラス空港はウォルトディズニーワールドのあるオーランドへの乗り継ぎによく使われる空港らしく、調べたら乗り継ぎの注意点をまとめたブログなどがヒットしました。乗り継ぎ時間が1,2時間で余裕がない場合は事前にシミュレーションした方が良いかと思います。

・あると便利なアプリのインストール

事前に下記のアプリをインストールしました。
・UBER
空港からホテルへのタクシー移動に利用。電車やバスがない時間帯での移動だったので大変助かりました。行き先を伝えたり料金の精算がすべてアプリ内で完結するため、運転手との英語のコミュニケーションを省くことができたのも大きいメリットでした。
・Google翻訳
ホテルのフロントで込み入ったお願いをするときに利用。事前に日本語でお願いしたいことを記載→英訳した文章を読み上げ機能で聞かせる、みたいな使い方をしていました。他にも画像入力で看板の文章を翻訳したりして遊びました。
・Googleマップ
ホテルに近い飲食店やお店を探すのに使いました。開店時間を確認するのにも便利です。
・チップ計算アプリ
レストランで食事をした際にチップの金額を計算するときに使いました。慣れてくるとすぐ計算できるようになるのであまり必要なくなります。

■アメリカに行く時におこなったこと

・ポケットWifi受け取り

羽田空港でポケットWifiを受け取ります。受け取り場所がわかりにくいこともあるので事前に場所をチェックした方が良いでしょう。

・日本円→アメリカドルの換金

羽田空港で換金をおこないました。空港での換金はレートが悪いのであまり推奨されないのですが、現地で全くアメリカドルがないのも怖いので少額だけ換金しておきました。
とりあえず20,000円を1ドル141円で換金し141ドルとしました。現金が足りなくなったら追加で換金しようと思っていましたが、現地ではクレジットカードで決済できる場所がほとんどで現金はむしろ余ってしまいました。

・ダラス空港で乗り継ぎ

ダラス空港で乗り継ぎをしました。インターネットで調べると最低でも2時間、余裕を持って3時間ほど時間を確保するべきとあったのですが、今回の乗り換えはおよそ100分程度。なんとか乗り継ぎできましたが、一つでも失敗したり混雑に巻き込まれたりしたら危なかったです。
ダラス空港はウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートがあるオーランドへの乗り継ぎで利用されることが多いらしく、調べると乗り継ぎについてブログがいくつか出てきたので、事前に予習ができて良かったです。乗り継ぎに慣れていない人や時間が少ない人は事前に調べると良いでしょう。

・サウスベンド空港からホテルまでタクシーで移動

サウスベンド空港に夜23時ごろ到着。バスや電車はもうなく、タクシー乗り場にタクシーも見当たらなかったので、UBERでタクシーを呼んで移動しました。

■当日におこなったこと

・リハーサル

一組30分の時間が割り当てられ、照明、背景の幕(幕なしか黒幕ありか)、音楽のスタートタイミングについて話し合います。その後一回通しをおこなって終了。
主には幕の有無、照明の色、照明で照らす横幅の広さ、音楽のスタートタイミング(曲先か板付き)、最後に照明が消えるタイミング(グラデーションなのかすぐに消灯するのか)などを打ち合わせします。
打ち合わせが終わった後、照明スタッフさんがプランを作成する間に舞台上でアップ、プラン完成後に一回通しをおこなうといった流れでした。IJAの演技は時間が長いので、二回通しを行うのは難しそうです。
リハーサルの前後で控室の説明や練習場所について説明をうけます。

・開演前ミーティング

開演30分前に控室に全員集合し、演技順や全体の流れ、注意事項などの説明を受けます。

・本番

演技が近づくと、裏方で進行を務めている人が呼びに来てくれます。工藤はトップバッターだったので、開演と同時に呼び出されました。

・終わりの礼

全ての演技が終わり、結果発表の後に出演者全員が舞台上に並んで礼をします。その後は全員はけて、受賞者のみ袖から出ていく流れでした。

■帰りにおこなったこと

・タクシーでホテルからサウスベンド空港へ移動

工藤は朝7:30のフライトだったため、朝4:00にチェックアウトをしました。前日のうちにフロントでアーリーチェックアウトする旨を伝えておくとチェックアウトがスムーズに進みます。

・ダラス空港で乗り継ぎ

行きと比べると帰りの乗り継ぎは手続きが本当に少ないです。帰りの便は出発が4時間ほど遅れ、空港でかなりの時間を持て余しました。工藤は元々午後に到着する予定だったので問題ありませんでしたが、遅い時間帯に到着予定の場合は振替なども検討する必要があるかもしれません。慣れない人は余裕を持ったフライトにするのが無難でしょう。

・ポケットWifi返却

羽田空港でポケットWifiを返却し、全ての移動が完了です。

■その他メモ

・持ち込み荷物と預け荷物について

飛行機での移動にはロストバゲージ(荷物の紛失)の可能性があるため、可能なら機内持ち込み荷物に全てをまとめる方が良いでしょう。工藤は預け荷物の中身は着替えや生活用品のみにし、万が一ロストバゲージしても演技はできるよう荷物を分けました。

・持っていって良かったもの

・パーカー
アメリカの屋内では日本と比べて冷房の設定温度が低く、半袖だと寒いくらいでした。飛行機の移動時やショーを観ている時など、一枚羽織れるものがあると良いです。
・ティッシュ、ウエットティッシュ
ハンバーガーやサンドウィッチ、ピザを食べる機会が多いのですが、手拭きがないことがしばしば。自前のものがあるとストレスなく過ごせます。
・サンダル
飛行機内での時間に靴を気軽に脱げるとストレスが減ります。またホテルからちょっとした外出時に便利です。

・かかった費用について

今回の諸々の費用はおおよそ43万円になりました。ざっくりとした内訳を記載します。
・IJAメンバー登録料金:4,000円(29ドル)
・IJACSエントリー料金:3,500円(25ドル)
・航空券(羽田空港⇔ダラス空港⇔サウスベンド空港)270,000円
・宿泊費(5泊6日):90,000円
・ESTA申請費用:3,000円(21ドル)
・旅行保険:4,500円
・ポケットwifi:6,000円
・WesPedenショーチケット:2,000円(15ドル)
・交通費:7,000円
・食費:40,000円(5泊6日、おおよそ20食分の飲食+飲み物)

航空券についてはスケジュールの都合でフライト時間を20時間以内としていましたが、アメリカ以外の空港にすればフライト時間とトレードオフでもう少し安く抑えることができます。候補の中には韓国、インドなどがありました。
宿泊についても会場から遠くのホテルをとったりすればもう少し安く抑える事ができるかと思います。
その他、旅行保険やポケットWifiなども安くすることが可能でしょう。自分で調べてみるといろいろと出てくると思うので、興味があれば調べてみてください。

備忘録はここまで。旅の様子をTwitterにアップしていたので、その内容を紹介していきます。


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