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2022年10月旅日記(青森[奥入瀬、弘前、尻屋崎、恐山])

全国旅行支援と鉄道150週記念が同時に来て、青森の紅葉がシーズンだったので、10月22〜24日の二泊三日で青森旅に。
その記録と感想など。

1日目

早朝始発で東京駅へと向かい、6時半発の新幹線で新青森へ!
……それでも到着は10時前。本州縦断はやはり時間がかかる。。

とにかくも無事に青森に着いたあとは早速腹ごしらえにレンタカーで青森駅方面へ。
行くのはもちろん、のっけ丼のある青森魚菜センター。

11時前くらいに到着し、ちょうど朝食組と昼食組の合間を縫えたようで並ばずのっけることができました。
(その後すぐに団体さんが入ってきて長蛇の列を作ってたので、この時間帯を選んだのは正解でした。)

採れたて捌きたての魚が美味しいのは勿論のこと、ウニや明太子も新鮮で普段食べるものとは段違いに美味しかったです。

腹ごしらえしたあとは山を走り抜けて蔦沼方面へ。道中は交通量も少なく紅葉も綺麗で心地良く走れていたんですが……、

木のトンネル

蔦沼に近づくほど交通量が増えていき、そして蔦沼に到着しても駐車場にすら入れず、道も一車線なので駐車場待ちもできずに蔦沼周辺の道路で右往左往する羽目に。。
運良く一往復で駐車場が空いて入れたけども、蔦沼に行く際には気をつけておくべきだったなぁと少し反省。

そして、車を駐車して蔦沼へと向かったところ、快晴じゃなかったとはいえ流石の蔦沼。
今年初の紅葉観光に相応しい美しさでした。

5年前に見た小さな赤い子も元気に紅葉

もう少しゆっくりしてアントニオ猪木家のお墓参りまでしたかったけど、自分達と同じように駐車場空き待ちしてる人のことも考えて30分程度で見納め。
次は蔦沼周辺のホテルを取って、ゆっくり巡りたいなぁ。

蔦沼のあとは南下して奥入瀬渓流へ。
ここもきちんとした駐車場が無く、車を停めるのに難儀しそうでしたが、石ヶ戸休憩所付近は誘導員さんが立って駐車案内してくれたお陰で難なく停められました。
ここから徒歩で渓流の方へ降りて紅葉狩り。

まるで絵画のような景色は圧巻の一言。少し雨が降ったり天候が崩れたけど、木のお陰で雨にも濡れることなくゆっくりと見れました。

奥入瀬渓流を観終わった後はさらに南に抜けて十和田湖へ。
ただ、この時点で15時半を回っており、天気もあまりパッとせず、日があるうちに宿にもつきたかったので少し眺めただけで終え、早々と次の場所へ。

そして、宿となる黒石温泉飯塚旅館に到着。古い建物でしたが、良質な湯と森林浴のできるテラスを往復できる温泉に、豪華な夕食と地酒を楽しめ、良い旅館でした。
(客室の戸が襖だったのは中々驚きましたけど)

山の中でも海鮮が美味でした

2日目

この日は朝から天候が微妙だったので、弘前観光だけに絞ることに。
弘前城の目の前にある市役所の駐車場で車を停め、まずはモーニングコーヒーがてら有名なスタバへ。

有形文化財の建物は見た目がお洒落で、店内もフォトジェニックな感じで居心地良い空間になってました。
味はいつも通りでした。

コーヒーブレイクして弘前城の方へと足を運び、まず桜の絨毯で有名なお堀へ。
鏡面反射が綺麗に見えて、秋でも中々の見応え。
いつか桜の季節に来たいところ。

そして、いざ弘前城へ!

道中は工事&工事&工事……。
雪が降る前のオフシーズン中に工事を進めたいのかもしれないけど、工事現場の見学に来たわけじゃなかったので、これは残念だったかな。。

お城には工事されてなかったのは幸いなくらいで。
ただ、2017年に見たりんごアートがやってなかったのも残念でした。。

城下を少し見たあとは近くの弘前市立観光館へ。
ここが弘前のお土産屋さんとしてかなり充実していて、小さいながらもねぷたまで飾られていて見応えありました。

珍しそうなスバル車も

弘前市内を一通り堪能したあとは、いよいよ本日のメインとなるアップルロード観光へ。
目的はもちろんリンゴ。

道中、リンゴ直売店に寄りながらリンゴ並木を鑑賞。普段見られないリンゴの木に感動しながら実家用や贈答用のリンゴを買うリンゴづくしの旅路。
秋映、森のかがやき、世界一、北斗といろんなリンゴを買いましたが、1個50〜100円程度で買え、14個箱詰め送料込みでも3000円しないというお安さ。
何より、試食でも食べさせてもらって味に感動した森のかがやきを知れたのはかなりの収穫でした。

アップルロードを散策し終わった後に宿に向かう途中で、青森駅近くの物産館アスパムへ。

ここで地酒と土産を買い、アップルロードでバラ売りで買ったリンゴと合わせてクロネコさんで配送。
他のところで買ったものでも合わせて箱詰めしてくれて送れたのは流石のクロネコでした。

そして、青森のあとは浅虫温泉へと向かい、この日の宿となるホテル秋田屋へ。
海の目の前にある温泉ホテルだったので期待してましたけど、露天風呂が少しぬるかったのがちょっと……。
それ以外は夕食も美味しく部屋も大きくて綺麗で良い場所でした。

ロビーにねぷた
せいろ蒸しに小鍋とボリューミー

3日目

この日は晴れ予報だったので、早朝から海岸の方へと足を運び、朝焼けに映える湯の島をパシャリ。
蔦沼で見れなかった朝焼け景色をここで挽回できたのは良かったです。

昨晩に撮り損ねたホテル秋田屋の外観も一枚。

朝風呂にも入り、ここから下北半島の方へ。
車で片道2時間の距離でしたけど、相方と交互に運転を交代しながらなら割とスイスイと向かうことができ、

木のトンネル2

そして、ほぼ時間通りに最初の目的地となる下北半島の最北東端、尻屋崎に到着。

ただ、残念ながらこの日は風が強かったとのことで灯台には登らせてもらえず、下から眺めるだけ。
それでも青空に白い巨塔は見事な美しさでした。

そして、それよりも感動したのは津軽海峡と太平洋の碧い海。

対岸に見える北海道。

普段、黒くて緑色で汚れた東京湾と湘南の海ばかり見慣れているので、ここまで綺麗な海を見たのは久方ぶり。(寒くなければ泳ぎたいくらい……。)

灯台と合わせて有名な寒立馬も近くの牧場で見かけました。
大人しい子達ばかりな上に触れられるほどの距離で眺められて存分に愛でられました。


尻屋崎を一通り堪能したあとは最後にして一番の目的地、恐山へ。
今回の旅はここへ来るために無茶な経路にした部分もあったので、期待は最初からMAX。
むつ市で一度給油した後、くねくねと曲がる山道を抜け、道中にポツンと置かれたお地蔵さんに少しビクつきながら走ること数十分。
恐山と書かれた門が見え、ようやく辿り着いたと安堵と興奮。

まずは恐山手前にある三途の川を見ていこうと駐車場で駐車。山の中とあってか紅葉も十分に見頃な様子。
辺りには硫黄の匂いがむんむん…。

三途の川のほとりにいる監視員さん達にご挨拶しようと近づいたところ……。

突然、霰が…。

流石、恐山……。今日は晴れ予報だったのに……。
現し世と常世の境目の有為転変さに驚きながら三途の川へ。
この世じゃないだけあって幻想的な雰囲気でした。

通行止めされていたので三途の川の橋は渡れず
結構きれいに舗装されている三途の川

監視員さん達に三途の川の渡し賃をお布施し、三途の川を渡ってしばらく現し世を離れ、ようやく念願の恐山に入山!
平日に来たお陰もあって人が少なく、厳かな雰囲気。

賽の河原の石積み?

地蔵堂をお参り、そこから一番近い不動明王の方へ行くことに。
道中は短いけど、けっこうな山道で苦労しながら登っていくと、突き当たりで不動明王が。

厳つい御尊顔

特に祈ったり願ったりはしないけど、ご挨拶だけは済ませて来た道を戻ると、天候がだいぶ回復していました。

これも恐山のオカルトパワーなのかと思いながら、次は大師堂の方へ。
道中はゴツゴツとした岩の道。

大師堂に着く頃には青空がまぶしいほどに。

ここもご挨拶し、付近をウロチョロしたあと、少し遠目に何か立ってるらしき箇所が気になり向かうことに。

中央右の棒状に見えるもの

その正体は延命地蔵尊というお地蔵さんでしたが、近づく頃にはちょうど太陽の位置がいい感じになって後光が指していました。

ブディストじゃなくても拝みたくなる神々しさ。正に地獄で仏にあったような気分になれました。

そして、空はいつの間にか快晴に。
山の天気は変わりやすいとはいえ、少し前の霰は何だったかと思うくらい心地良い空間になってました。

恐山を一通り参拝し、最後は境内にある温泉へ。
入山した人は自由に入れる温泉で、中は湯船しかない簡素な作りだったけど、湯の質はかなり良質で、恐山で練り歩いた疲れがみるみる取れていくのが実感できました。

恐山から現し世に戻ってきたあとは八戸まで移動し、そこから新幹線で関東へと帰宅。
八戸も八食センターやウミネコ等を見たかったけど、流石にタイムオーバー。(翌日は普通に仕事……)
また次に来たときには八戸も観光したいなと思いながら青森を後にしました。

完走した感想

二泊三日で青森の詰め込めこめるだけ詰め込み、紅葉もしっかり観れたので概ね満足行く旅になりました。
でも、いくつか反省点もあり、まとめると以下のような感じでした。 

  • 良かった点

  1. 主目的地の蔦沼、奥入瀬渓流、尻屋崎、恐山を回ることができた。

  2. 全国旅行支援+鉄道150周年記念で6万円くらい安く旅することができた。

  3. 3日間とも異なる温泉に入ることができた。

  4. のっけ丼、リンゴ、新鮮な海鮮等と食も堪能できた。

  • 良くなかった点

  1. 鉄道150周年記念は新幹線を4回まで使えたので、函館や仙台などにも寄ればよかった。

  2. 上に重ねて、鉄道150周年記念切符を使ってもっと移動したかった(青森移動はずっとレンタカー…)

  3. 今回も酸ヶ湯温泉の千人風呂に入れずじまい。

  4. 2日目が弘前市だけしか回れず、五所川原にも行けばよかった。

  5. 秋晴れの日を狙ったのに、けっきょく3日とも降られた。

良いも悪いもあり、それでも後悔するようなことも無く、行ってよかったなと思える旅となったので、次回の経験を次回の旅で活かしたいなと思いました。

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