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マダケ(真竹)

 JAでマダケを見かけたので購入してみた。

 およそ○十年前、家族が知人の作業員さんから「現場作業のために邪魔だから切り取った」というものを大量に頂いたのがマダケとの出会いだった。
 当初「雑草扱いされた植物なんて食べて大丈夫なのかい」という思い込みと、調理方法が分からなかったのと、当時生後間もない子どもの世話で心の余裕がないことで、しばらく玄関に放置してしまっていた。
 ところがあるとき普通の筍のように調理して食べてみたら驚くほど美味しかったというわけだ。

 マダケは新鮮ならば灰汁抜きがいらないと言われているが、新鮮なものを手に入れるのは難しい。
 その後何年かして母からマダケをもらい「どこで採ってきたの?」と尋ねるも「貴重なんで秘密になっている」んだそう。
 ふふうん。
 いいの。本当にいいんだよ。新鮮なマダケがなくとも生きていけるし。
 と言いながら、いつか新鮮なマダケを得ることを夢見る私であった。


きんぴら

作り方

マダケの皮をむいて、お湯を沸かし糠とマダケを入れる。
軽く火が通ったら冷まして灰汁を洗い流し好みの厚さにスライスして油で炒める。
砂糖と醤油で味付けして完成。
一味唐辛子をかけてもいい。

アレンジ例

味付けは塩とオイスターソースでして、仕上げにごま油をたらすと中華風。

今回作ったきんぴら

マダケとともにスライスしたミョウガとスライスした椎茸を入れて基本の通り味付けをする。
仕上げに乾燥させた木の芽を散らす。


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