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ボトムアップでやらせたい上司とトップダウンで進むと思っている部下-1

[事業部長]ご発案のことは、[事業部長]のお考えに沿って進めないといけないと思ってしまい、<中略> 他のメンバーはトップダウンで進むものだと勘違いした状態で何をしていいかわからないと思います。

こんなメールを事業部長に送ってしまいました、Dhukaです。

彼は何をしたかというと、まとまった金額の売上げが見込める新規サービスを考えようと言い、アイデアを募り、その絞り込みを新卒1年目の新人に丸投げしました。

無茶振りのような書き方をしてしまいましたが、事業部長としては、新しいことへの挑戦を楽しんでほしいという意図があるようです。特に若手に対しては全社的にその風潮があります。

社長レベルから若手に振られる課題は、提示された課題以外は基本的に自由です。違う部署では、事業部長がカリスマ型でトップダウンという例もあるようです。これ書いて大丈夫?

私の所属する翻訳事業部は、いや、もう少し主語を限定できる気もしますが、基本的に課題の渡し方が下手です。
私が考える理由は二つあります。

  1. 中心となって進める人物が誰か、人によって認識が異なる

  2. メンバー間で明確なゴールや目的を共有していない、あるいは発案者が明確なゴールや目的を提示していない

丸投げされたら自分のやりやすいように進めていいのだと幸せな勘違いをして、自分の利害関心に従いつつ結果的に全体としてうまく収める。少なくともそのように見せかける。
そんな使い勝手の良い人間はそういないらしく、今回は、どうやら事業部長の期待した通りにはならなかったようです。

結局、アイデアの分類は新卒の方がやってくれましたが、その次の会議で何をするかは決まっていませんでした。
実際の会議では、最初こそ事業部長に司会進行の役割が渡ったものの、流れ的に全体の司会者である私が進めることになりました。一通り終わった後で「[事業部長]のビジョンに沿って進めるのだと思っていたのですが・・・」などと言ったら案の定そうではなく、「皆で考えてほしいけど、自分が考える必要があるならちょっと考える」と返ってきました。
ここで初めて、事業部長とその他メンバーの認識の違いが露呈したと思います。

でも私が彼の機嫌を損ねたと思われても困るので、送ったメールが冒頭のものです。
もちろん、私の進め方が想定と違ったら申し訳ない、非協力的なわけではない、私個人としてはこのように進めればいいと思う、などとクッション言葉(もはや美辞麗句)と参考意見を付け加え、Bccには話が通じやすい他の上司、いわゆる中間管理職の者を一人入れてみました。

私はほぼ第三者目線の気分で眺めていますが、どうなることやら。


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