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これがハリウッド・ワークスタイル——ひとりの「クリエイター」が誕生した、オープンキャンパスの舞台裏

こんにちは、デジタルハリウッド大学(以下・DHU)です。

2021年3月28日、「DHU 春のオープンキャンパス2021」がオンライン開催されました。ご視聴いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

このnoteでお届けするのは、Webオープンキャンパスの舞台裏。焦点をあてるのは、同イベントで在学生MCをつとめた白鳥 優季(しらとり ゆうき)さんです。2020年4月に入学し、コロナ禍での1年間を過ごした新2年生に、DHU note編集部が密着取材を行いました。

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白鳥 優季(しらとり ゆうき)
デジタルハリウッド大学新2年生。高校生活の半分を都立の高校で過ごし、鹿児島県の高校のない町に家族で移住した後、N高等学校へ転学。一次産業、地方メディア、地域おこしなどを経験し、スキルアップのためDHUへ入学。入学後、イラストや動画編集、空間デザインなどを行う。

「テレビ局みたい!」

ライブ中継を翌日に控えた2021年3月27日、駿河台キャンパス内のカフェテリアで行われようとしていたのは、約6時間にわたるゲネプロ(通し稽古)。配信スタジオが設置され、いつものキャンパスとは違った表情を見せるその場所に、白鳥さんは緊張した面持ちで立っていました。

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▲カフェテリアにはイベント限定のセットと配信ブースが設置された

ところがいざカメラが回ると、彼女は持ち前の明るさで場を盛り上げます。カメラに向けて決めポーズを決めるアドリブまで飛び出し、緊張感と笑いに包まれたゲネプロはあっという間に終了。「疲れた~!」と笑う表情からは、彼女が背負っていたであろう重圧は感じられません。

「台本を意識して、伝えるべきことを漏れなく的確に伝えるのはやっぱり大変です。でも、喜びの方が大きい。学生がこんなテレビ局みたいな設備を立てて、プロさながらの仕事をしているなかに、その一員として参加できていることが嬉しい」。

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▲前日リハーサルの合間に笑顔を見せる白鳥さん

「”やれること軸”で行き先を探していて、校風まではそんなに知らなかったんです」

ゲネプロから一夜明け、いよいよオープンキャンパス当日。直前まで落ち着かない様子だった白鳥さんも、オンエアと同時に「MC」の表情に。初めてとは思えない軽快なパフォーマンスで場を温めます。

一方通行な進行ではなく、チャットを使って相互なコミュニケーションが取れるのがDHUのオープンキャンパスの特徴です。「未来の後輩」とチャットでをコミュニケーション取りながら、白鳥さんがタイトルコールしたのはひとつ目のコーナー、「デジタルハリウッドダイガクNOW」。DHUの最新ニュース = NOWを振り返りながら、コロナ禍でも自らチャンスをつかんで活躍する在学生たちの様子などを紹介しました。

「入学する時点では、動画やグラフィックがやりたいという”やれること軸”で行き先を探していた」という白鳥さん。オープンキャンパスで周りの学生の活躍や、DHUの多様性を改めて知り「今回初めて知ることもたくさんありました。」と笑います。

「高校生のころからオープンキャンパスを通じて学内で起こっていることに触れて、入学を楽しみに待てることが本当に羨ましい!わたしのときも、オンラインのオープンキャンパスがあったらよかったのに(笑)」。

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▲PRムービーにも興味津々。「いち視聴者として見ちゃいました」(白鳥)

「DHUには目的が明確な人が多い。私はこの先、どうしたい、っていうのがまだない」

「デジタルハリウッドダイガクNOW」に続き、杉山学長による特別講義「デジタルコミュニケーション概論」がスタート。

「デジタルコミュニケーション概論」では、DHUの創設の経緯、デジタルクリエイティブが「理系の仕事」から「社会の標準」になっていくことなどが語られました。話題は”デジタルハリウッド”という学校名の由来へ。「各分野の専門家が集って共通のコトに向かう『ハリウッド・ワークスタイル』が、この大学の名づけの背景になっています」(杉山学長)。

「DHUには色々な目的を持つ人、各分野の専門家のタマゴが集っている。私自身もグラフィックデザインを専門にやれるところまでいきたいという思いはあるけど、そこからどうなりたいのかはまだはっきりしません。でも、学長のおっしゃる未来の話を聞くと、自分も大きな未来に向かっている気持ちになれます」(白鳥さん)。

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▲学長と話す白鳥さん。「昨年はずっとリモートで、学長と話す機会もほとんどなかった」

「面白そうなことは全部やりたい。後悔しない人生にしたい。」

オープンキャンパスは新3年生と4月からの新入生をゲストに迎えた座談会へ進んでいきます。「元々は一般の大学を志望していたが、DHUの存在を知ってすぐに進路の方向性を変えた」という3年生の話に、近しいバックグラウンドを持つ白鳥さんは、大きくうなずきながら共感を示していました。

高校生のころ、鹿児島県・長島町にて地域活性化に携わっていた白鳥さん。そこで関わる人々の考え方に触れる中で「なんとなく教養を身につける必要性がありそうだ」と考え、一般の大学を志望していたと言います。「でも受験シーズンに入って、この先のキャリアを考えていく中でなにか吹っ切れる瞬間があった」。

改めて自分のやりたいことに立ち返ったとき、グラフィックデザインや映像の力で地域の魅力を発信したい、それに取り組める環境のある大学で学びたいーーそれが、DHUに進路を変更したきっかけだと語ります。

「明確な目的や夢はないし専門性もまだ高くない。ましてや、自分がすごい人間だとは全然思わない。けれど、好きなことをやりたいという思いはある。DHUでそれをやり続けて、後悔しない人生にしたい」(白鳥さん)。

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▲「今いいこと言っちゃいました!」と笑顔の白鳥さん

2021年4月に入学してくる「未来の後輩」の様子を見て「かわいいなぁ」とコメントするなど、先輩心の芽生えを感じさせる瞬間もありました。

「在学生MCとして、オープンキャンパスを一緒に作っている。今、作り手側にいるんだ、という感覚」

「すごくいい体験でした。MCという役割って正直あまりクリエイティブな仕事だとは思ってはいなかったんですけど、いざ現場に立ってみると配信スタッフやカメラマン、照明、舞台セット、裏方の人まで含めて、ひとつのイベントを一緒に作っているんだなという実感が湧いてきて。自分も作り手側にいるんだという気持ちになれました」。前日リハーサルと本番当日を含めて10時間を超えるMC業務を終えて、白鳥さんはほっとした表情でそう語りました。

最初は「この先どうしたい、がまだない」と語っていた白鳥さんですが、CMの合間に撮影スタッフの先輩とコミュニケーションをとったり、次回のプロジェクトへの打診を受けていたりと、「クリエイター」へのたしかな一歩を踏み出していました。

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▲配信機材を見学する白鳥さん。「映像にも興味があります。2年生からはストーリー制作の授業をとるんです」

“Entertainment. It's Everything!”

オープンキャンパスでさえエンターテインメントの場にしてしまうDHUでは、誰もがちょっとしたことをきっかけに「クリエイター」の一歩を踏み出していきます。

これを見ている皆さんもぜひDHUで「一歩踏み出して、プロジェクトに参画する」ということからはじめてみてはいかがでしょうか。白鳥さんが直接クリエイティブに関係の無いように見えるMCという役割からきっかけを掴んだように、みんなでひとつのイベントを作り上げることを通して得られるものは、きっと大きいはず。

“Entertainment. It's Everything!” DHUのスクールモットーを体現する学生が、一人、また一人と増えていく。そう感じられる密着取材となりました。

プロジェクトがあって、人が集う。そこで何かが起こる。その連続が、世の中にエンターテインメントをつくっていく。ハリウッド・ワークスタイルをルーツに持つDHUでは、そんな環境を面白がれる人と、これからも出会い続けていけることを楽しみにしています。

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▲今回、白鳥さんと共に会場レポートを務めた新2年の小村さん(中央)と可知さん(右)。オープンキャンパスをきっかけに、この先多くのプロジェクトを共にしていくのかもしれません。

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