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デジタルハリウッド大学秋のオープンキャンパス2020「DHUプチ同窓会」 @YouTubeLiveを開催しました!

2020年11月1日、「秋のオープンキャンパス2020」をYouTubeLiveにて開催しました。

この記事では、DHU卒業生をゲストとしてお迎えした「DHUプチ同窓会」をレポート。コンテンツ業界の最前線でご活躍されている3名のトークショーの様子をお伝えします。

ご登壇いただいた卒業生の皆さん

稲益さん

稲益 彩香(いなます あやか・バンダイナムコエンターテインメント)
和洋九段女子高等学校を卒業、2006年にデジタルハリウッド大学に二期生として入学。入学時は2Dデザイン(DTP、ウェブデザイン)を学びつつ後半はマーケティング・ビジネスを学び、バンダイナムコエンターテインメントに2010年入社。太鼓の達人やアイドルマスター等のプロデューサーや、ポッ拳やVRZONE、新規キャラクター事業「城崎広告」の立ち上げを経験。現在はアイドルマスターのプロデューサーを担当中。

酒匂さん

酒匂 ひな子(さかわ ひなこ・株式会社Entale Founder/CEO)
DHU5期生。2013年度に株式会社エウレカへ入社。恋活・婚活アプリPairsの立ち上げに携わり、2018年までプロダクトオーナー兼リードデザイナーとして、会員数800万人のNo.1マッチングサービスに成長を牽引。その後フリーランスとして独立。 昨年、株式会社Entaleを創業し自社サービスとして生理予測・共有アプリ「ペアケア」をリリース、サービス提供開始からわずか1年で、友だち登録数は14万人を突破。

北野さん


北野 雄一(きたの ゆういち・フジテレビ先端デジタルコンテンツプロデューサー)
2005年フジテレビ入社。バラエティ制作、営業を経験した後、デジタルコンテンツに未来を感じ、2012年働きながら平日夜間と土日昼間でデジハリ大学院に進学。修士課程を首席で修了後、2016年新設されたVR事業部(現:デジタルデザイン部)に配属。FOD VRコンテンツ・映画「いぬやしき」VRゲーム・アニメ「サイコパス」AR謎解きゲームなどを制作。最近ではアジアAI研究所との新しいコンテンツ開発の研究に夢中。

アルバイト、夜更かし、「ふじやマック」……!?個性の色濃く表れた学生時代

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―現在はそれぞれにご活躍されている皆さんですが、高校生の皆さんが気になるのは、卒業生たちの学生時代のことなのではないかと思います。おひとりずつ、当時のことをお話しいただけますか?

酒匂:わたしが高校生のころは、飲食・コンビニ・雑貨屋とアルバイトに明け暮れる毎日を送っていました。そこで働くことの楽しさ、ホスピタリティの大切を知ることになりました。あとは、映画鑑賞も大好きで、Yahoo映画のレビューを書くことにハマっていました。デジハリに興味を持ったのも、映画が大好きだったからでしたね。

―大学に入学してからは、デザイン系のゼミに入られていますよね?

酒匂:入学したきっかけは映画でしたが、絵を描いたりデザインしたりするのも好きだったので、授業はデザイン系のものを中心に履修していました。プライベートではSNSをはじめとしたWebサービスも大好きで、卒業制作もSNSを使って100か国の人からアンケートを取る……というものにしましたね。

―稲益さんの学生時代は?

稲益:わたしはキラキラした学校生活を送っておらずお恥ずかしいのですが……小学生でゲーム、中学生で小説、高校生で映画にどっぷりはまり、夜通し好きなことに取り組んで学校では居眠りをするっていう、ダメな小中高時代でした(笑)。

―いやいや、それだけ熱中できるものがあるのはDHU生らしいです。稲益さんは在学中どんなことを学んでいたのですか?

稲益:最初は2Dグラフィックでいろいろ制作していたのですが、一緒にお仕事をさせてもらう方に「DHU出身ならデザインもできるんだよね?」と言われるようになって、「あきば通」という地域密着型のフリーマガジンの制作をページレイアウトから任せてもらったり、政治家の方のホームページ制作に携わらせてもらったりと、いろんなお仕事をもらうようになりました。ほかにも、学外の著名な方たちとイベントを企画するなんてこともしていましたね。

―聞くところによると、学祭の実行委員も担当されていたんだとか。

稲益:2008年に学祭実行委員長を務めました。学祭では授業や学外の活動で得たノウハウを活用することができました。DHUの学祭って、企画はもちろん、予算の獲得からゲストへの出演依頼まで、本当にゼロから学生たちだけで作り上げるんです。大変なことも多かったですが、その分すごく良い思い出になっています。

―北野さんは大学は早稲田大学、社会人からDHUの大学院に入学されました。どんな学生時代を送っていたのでしょうか。

北野:僕は高校生のときにギターを初めて、バンド活動に熱中していましたね。その後は山やアメリカが好きになり、大学生のときには「ふじやマック」にチャレンジして……。

―ふじやマック?

北野:そうです。今でこそYouTubeに「〇〇してみた」といったネタ動画がたくさんありますが、当時はまだテキストサイトが主流でした。その時代に、富士山の山頂で大量のハンバーガーを積み上げて標高を高くするっていう企画をしたんです(笑)。

これが「ベスト・オブ・常習犯(ジャンキー)」という面白いサイトを表彰する企画にノミネートされ、200万アクセスを突破する……そんなクセの強い学生時代を送っていましたね。

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「仕事」までの道はひとつではない。卒業生たちの就職活動

―三者三様のかなり濃い学生時代を送ってきたことがお話の中からうかがえますね(笑)。就職活動や卒業後のお仕事についてはいかがでしょうか?

稲益:私、実は就活を始めたころは「エンタメ業界にはいかない!」と思っていたんです。エンタメは在学中にかなり勉強したので、次はデザインやマーケティングの仕事ができないかと考えていたんですよね。

外食産業・金融業・ブライダルといろんな業界の説明会に行く中で、たまたまバンダイナムコの説明会に参加することになり、そこには「楽しいことに本気な大人たち」がたくさんいた。エンタメ業界志望ではなかったのにも関わらず「この会社、いいな!」と思ったのはゲーム事業を主流とするエンタメ企業のバンダイナムコでした。

―バンダイナムコには、どの職種で入社されたんですか?

稲益:営業職でした。採用自体は、プログラマ・企画・サウンドエンジニア……といろんな職種でされていました。バンダイナムコの就活では最初は企画職を希望していたんですが、話を聞くうちに「なんかちょっと違うな」と。

営業職の人の話を聞いたら「これがわたしの得意なことだ!」という気持ちになり、営業職として採用をいただきました。入社後はアイドルマスターや太鼓の達人のプロデューサー、新規事業など、営業に関わらずいろいろやらせてもらっています。

―DHU生でも最近、クリエイターとしての採用だけでなく「総合職として採用されて入社後に配属が決まる」というパターンが増えてきていますね。北野さんの就活は?

北野:僕は就職留年をしています。最初の年は、フジテレビを含めて全滅。「己を知る時間が必要だな」と感じていろんなことに取り組む中で、先ほどの「ふじやマック」企画にもチャレンジしたんですよね。

それが200万アクセスという結果につながったし、フジテレビの面接でも「次は『チョモランマック』がやりたいんです!」とアピールすることもできた。己を知って行動につなげることは大事だなと感じましたね。

―酒匂さんはいかがでしょう?

酒匂:わたしは就職活動はまったくしていないんです。スーツも持っておりません(笑)!というのも、在学中はマッチングアプリ「Pairs」を運営するエウレカという会社でインターンをしていて。そこでの仕事が楽しすぎて「この会社で結果を出したい」と思い、そのままアルバイトとして入社しました。

―「エスカレーター式」は、DHUあるあるのキャリアですね。稲益さん、北野さんが新卒で入社された会社でご活躍を続ける一方で、酒匂さんはデザイナーから起業家へと転身し、奮闘されています。どのように独立の道へ?

酒匂:エウレカに8年在籍したのち、2018年の2月に独立しました。そこからは1年半ほどフリーランスデザイナ―として活動し、その後会社を立ち上げて「PAIRCARE(ペアケア)」というプロダクトをリリースしました。LINEに友だち登録するだけで、簡単に生理日予測・パートナー共有ができるサービスで、おかげさまで友達登録数も14万人を超えました。

デザイナーでありつつ、エウレカ在籍中にに3年ほどPM・アプリの企画・施策のマネジメントなどの仕事も担当していたので、それらのキャリアがすべて今のサービス作りに生きていると感じています。

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卒業生たちが思い描く未来

―ここからは、皆さんの今後の野望についてお話しいただこうと思います。まずは北野さん。

北野:今の仕事の中で、シンギュラリティバトルクエストと題した、高校生対象のAIアスリート全国選手権を行っているんです。これをアジア規模の大会にして、新時代の部活にしたいというのが今の野望ですね。みんなが青春をかけられるものを作っていきたいなと思っています。

―稲益さんはいかがでしょうか?

稲益:エンタメ業界は、ものすごくスピードの速い業界です。人気のものも、市場もすぐに変わってくる世界なので、次の新しい価値・新しい楽しみをずっと生み続けていきたいなと思っています。ゲームに限らず、世の中がもっと楽しくなるものを作っていきたいですね。

酒匂:PAIRCAREの会員数を100万人、1000万人と伸ばしていきたいですね。古巣でもあるPairsの会員数を超えたい!という野望も持っています。そして長期的には、ヘルスケアサービスを通じて、皆さんが健康に過ごせる世の中にしていきたいと思っています。

「クリエイターになる」は夢物語ではない。真剣に向き合う仲間がDHUにはいる。

―それでは最後に、皆さんから高校生に向けてメッセージをお願いいたします。

酒匂:わたしが高校生のころは、ゲームもアニメも映画もデザインも全部好きでした。わたしのように「今からひとつになんて絞れない!」と感じる人は、デジハリに入ってみてその中から好きなものを選んで突き詰めるという人生もありだと思います。

わたしはいまだに、デジハリ卒の仲間たちと一緒に仕事をしています。大人になっても仕事でつながりが持てるっていうのは他の大学ではなかなかないと思っているので、入学を検討している人にはすごくおすすめしたいです!

北野:僕は、夢中になれるものを見つけてほしいなと思います。その中で見えてくるもの、手に入れられる仲間がきっとあるはず。

僕もいろんなものに夢中になってきましたが、何ひとつ無駄だとは思っていません。かつて一緒にヤンキー座りしていた仲間とは今も毎年集まるし、何かに夢中になった経験が今につながっている。夢中になることからすべてが始まると思うので、とにかく人生を楽しんで!

稲益:高校生の自分がバンダイナムコで働く今の自分を見たら「まさかこんなことをしているとは夢にも思わなかった!」と言うんじゃないかな。皆さんにも、今の自分には想像できないような未来が待っているはずです。

デザイナーになりたい、クリエイターになりたいって大人に言うと「無理だよ!」って言われることもあると思います。でも、全然無理なんかじゃない。夢はちゃんと叶います。

そしてデジハリには「映画監督になりたい!」「Webサービスを作りたい!」って本気で言っている人がゴロゴロいる。ここにはそういうことを語り合える仲間がたくさんいるので、ぜひデジハリに入って、好きなことに真剣に向き合ってみてほしいなと思います。

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―皆さん、本日はありがとうございました!

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