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2024年3月22日、日本株式市況

――――――――――――――――――― 3月22日 (金) ――
◆国内経済
 ★2月全国消費者物価指数 (8:30)
24/03/22 08:30 日本 全国消費者物価指数 2月 ★★ +2.9 % +2.8 % +2.2 %
24/03/22 08:30 日本 全国消費者物価指数[除生鮮食品] (前年比) 2月
★★ +2.8 % +2.8 % +2.0 %
24/03/22 08:30 日本 全国消費者物価指数[除食料エネ] (前年比) 2月
★★ +3.3 % +3.2 % +3.5 %

 ・週間対外及び対内証券売買契約等の状況 (8:50)

◆国際経済etc
 ・ドイツ3月Ifo景況感指数 (18:00)
 ・パウエルFRB議長が講演 (22:00)
 ・ロシア中銀が政策金利を発表

【海外決算】
[中]美団
◆新規上場、市場変更 など
 ★ジンジブ <142A> :東証G上場




<6753> シャープ 883.4 +43.6
大幅続伸。液晶ディスプレー事業の縮小を検討と報じられた。子会社SDPの生産停止を視野に入れているようだ。同事業は苦戦が続いており、前期6年ぶり最終赤字転落の最大要因にもなっていた。同社では、現時点で決定した事実はないとしているようだが、5月発表の中計において、SDP処遇を盛り込む案が出ているとされている。SDPの抜本改革の必要性は以前から指摘されていたため、ポジティブに受け止める動きが先行。



22日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸し、終値は前日比72円77銭(0.18%)高の4万0888円43銭で、連日で史上最高値を更新した。前日の米市場で主要な3指数が最高値を更新した流れを引き継ぎ、朝方は主力株に買いが先行した。一時は270円あまり上昇し、4万1000円台に乗せる場面もあった。もっとも、急速な相場上昇で利益確定売りも出やすく、買いが一巡すると午後に下げに転じる場面もあった。

前日の米株式相場の上昇を受け、朝方は半導体関連など主力株に買いが先行した。前日の米市場ではダウ工業株30種平均のほか、S&P500種株価指数、ナスダック総合株価指数がそろって最高値を付けた。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が2%上昇したことも東エレクなど半導体関連株の支えになった。

日本時間22日の外国為替市場で円相場が1ドル=151円86銭と2023年11月以来の円安・ドル高水準を付け、輸出関連株の追い風となった。日銀の金融政策決定会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)を波乱なく通過した安心感も支えに、内需の銀行や不動産株を買う動きもみられた。

日経平均は今週に入り、前日までの3営業日で2100円以上、上昇していた。急ピッチに上昇した後とあって利益確定売りが優勢になる場面もあった。朝方は堅調だった半導体関連株が下落に転じると日経平均も一時は100円あまり下落した。

東証プライムの売買代金は概算で5兆2480億円、売買高は19億2481万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1083。値下がりは520、横ばいは53だった。




22日の国内債券市場で長期金利は横ばいだった。指標となる新発10年物国債の利回りは前日と同じ0.740%だった。円安進行で日銀の追加利上げ観測が強まり、債券相場の重荷となった。ただ株高に伴って年金基金が運用資産の構成比率を調整する目的で債券買いを入れるとの見方が相場を支えた。



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