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クロスバイクでのバス・新幹線輪行体験

クロスバイク GIANT ESCAPE R3で輪行をしてみました。
輪行袋はオーストリッチのL100です。

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輪行を行った区間は下記の通り。

東京~八戸(北海道・東北新幹線)
種差海岸~八戸(JR八戸線)
八戸~焼山(JRバス東北 おいらせ号)
十和田湖遊覧船
谷内温泉~新青森(JRバス東北 みずうみ号)
新青森駅~東京(北海道・東北新幹線)

北海道・東北新幹線 はやぶさ

乗車予定日の1ヶ月前から座席指定で予約することができます。えきねっとからだと、さらに1週間早く事前予約できるのですが、この事前予約期間は座席指定ができないので注意です。

えきねっとでシートマップから空席を確認すると、こんな感じに表示されます。ここから好きな席を選んで予約できます。

スクリーンショット 2020-09-15 9.18.11

はやぶさには、車両の一番後ろの席と車両の壁との間にスペースがあります。このスペースに気兼ねなく自転車を置くために、今回は車両の一番後ろの席を指定しました。

実際に輪行袋(縦型)に入れた自転車をおくと、2列シートの後ろでは少しだけはみ出す感じです。通行には支障ないですが、車内販売のカートがちょっとぶつかることもありました。

ところで東北新幹線では、このスペースに荷物を置くのに予約や費用は掛かりません(2020年9月時点)。私が利用した際は空いていたため他に利用する人もおらず、問題なく利用できましたが、予約せずに使えるだけにシーズンによっては早いもの勝ちにはなりそうです。

東海道・山陽・九州新幹線新幹線では、このスペースが予約制になっています。追加費用はかからないため、スペース利用が確実に行えるようになっているという点では、すごくありがたいです。
予約なしに大型荷物を持ちこんでしまうと、手数料が発生してしまうのですが、輪行袋に入れた自転車は予約の対象外となっています。なので、予約を忘れた場合でも追加料金なしで自転車をこれらの新幹線に載せることはできます。ただし、予約なしに車両後部スペースに自転車はおけないので、通路やデッキにおくことになるのかもしれません…。

[参考] 東海道・山陽・九州新幹線への特大荷物のお持ち込みについて

みずうみ号・おいらせ号

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JRバスへ電話して、事前予約が必要です。電話で聞いたところ、搭載できるのはバス1便に対して2台までとのこと。グループで出かける場合は注意が必要そうです。また、自転車積載料として500円がかかります。

観光バスの荷台に自転車を横倒しに入れて運んでもらいます。特に固定するものはないのですが、荷台には木製のすのこが敷いてあり、多少のショック吸収と揺れ防止にはなりそうでした。

焼山には広い駐車場も備えた道の駅があるので、隅で輪行解除するのも余裕を持ってできました。

JR八戸線(種差海岸〜八戸)

種差海岸駅前の駐車場で輪行バッグに収納して車内へ。

電車の中で、どこに自転車を置くかは少し悩みました。首都圏の路線であれば、先頭車両の一番前、運転席の後ろのスペースが乗り降りの邪魔にならず良いのですが、この路線には改札が無い駅もあるため、このスペースに運賃支払い機がついているのです。

結局、乗り降り口の横に置かせてもらいました。大荷物に不思議そうな目を向ける人もいましたが、特に問題なかったようです。

十和田湖遊覧船

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子ノ口~休屋間を結ぶ遊覧船です。運賃は大人1,430円。自転車の積載料として300円がかかります。

特に予約は不要で、乗車券を買う際に自転車も載せたい旨を伝えれば、チケットを売ってもらえます。

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輪行袋に入れる必要はなく、こんな感じで船の後ろに紐で固定して載せてくれます。

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自転車では8キロくらいの道のりなので、時間的には同じくらい。船の便数はそれほどないのですが、一度乗ってみることをおすすめします。

船内では、湖の景色と見どころ、成り立ちや伝説を解説してもらえます。

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街乗り用のクロスバイクならでは。キックスタンド問題

キックスタンドをつけたままだと、スタンドが出っ張って邪魔になり輪行袋に収納できません。そもそも、サドルとリアエンド金具でうまく自立しなくなってしまいます。

今回、旅先でもポタリングを予定していたため、普段取り付けているキックスタンドの代わりになるものを用意するかどうか、だいぶ悩みました。

結論として、外してしまいました。

サイクリング中、風景撮影のためには自転車を停める際にはスタンドがあったほうが便利です。輪行に適したキックスタンドもいくつかあるのですが、比較検討(一部は購入)した末に外したので、判断の経緯をメモしておきます。

なお、普段使いのキックスタンドはチェーンステー後方に取り付けるタイプのものです。デザインが良くてお気に入り。

意外に簡単に取り付け&取り外しできたのですが、それでも手間と荷物が増えてしまうと考えました。

選択肢1)クイックリリース取り付け型キックスタンド

リアのクイックリリースに取り付けるタイプのキックスタンドです。輪行時にホイールを外すのと合わせて取り外しができるという便利アイテムです。

走行時には跳ね上げておき、停車時に降ろすので、使い方は通常のキックスタンドとまったく変わりません。

便利そうなのですが、実際に購入して手元で見たところ、ちょっとデザインが好みではなかったのです。また、スタンドを跳ね上げるときに結構力がかかるのですが、この力を細いクイックリリースで耐えられるのか?という疑問がわき、利用するのはやめました。

選択肢2)取り外し型スタンド

リアに取り付けた受け具にスティックを挿して使う、簡易的なスタンドです。
すごく便利そうと思ったのですが、駐輪場など、人がいる場所に長時間停めた場合は、なまじ通常のキックスタンドと同様に扱われてスティックを蹴られてしまい、自転車転倒&スティック破損という可能性があるようです。
今回の旅行では、駐輪場にとめる可能性も想定していたので、かえって事故が起きるくらいなら壁に立てかけたほうが良いかと考えて諦めました。

輪行旅を終えて

街乗り用のクロスバイクがあれば、旅先で20〜30kmくらいはのんびりとしたポタリングが楽しめます。
旅先でレンタサイクルを借りるという選択肢ももちろんあるのですが、愛車を持っていくことで楽しみが増したように思います。
これから秋に向かう良い季節ですし、輪行にも自信がついたところで、別の場所での自転車旅にもチャレンジしたいところです。

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