源平咲きと平和遺伝子
近所の神社に、紅白の花が咲く花桃の木があります。
こうした咲き方を源氏・平家の旗色になぞらえて源平咲きというのだそうです。
この2色、接木をしたわけではなくて、アントシアニン色素の合成に関わる遺伝子と、その発現を制御する遺伝子のそれぞれの働き方によって、枝ごとに斑入りやピンク、赤、白に咲き分けがされているとのこと。
この制御を行う遺伝子は、PEACE(PEach Anthocyanin Colouration Enhancement)と命名されているそうです。
源平の間に「平和」遺伝子が働いているというのは、すごくおもしろいネーミングだと思います。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、イベント中止や外出自粛が求められる状況は、人を集めて交流するのを是としてきた観点からは辛い状況と思います。
ただ、少しコミュニティ疲れも感じていた身としては、身近な自然に目を向けて内省的になれる機会とも捉えています。
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