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哲学・サイエンス・アートvol2

22
哲学やサイエンスやアートの記事をまとめています。各マガジン毎に記事20本程度まとめたものになります。オリジナルソースがある場合も画像等を含む様々な追加情報やコメントを加えています。
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記事一覧

山本太郎とれいわ新選組 今後の戦略の肝は何か

反改憲勢力の致命的なエラー

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生き延びること=核戦争『死に急ぐ鯨たち』by 安部 公房 9.11以後 予感の実現

Reviewed in Japan on August 7, 2003 Amazon  もうかなり前に書かれた本書で、安部公房は…

自然学から「哲学・科学」へ 国家システムによる人類補完計画 ツイートセリー

2021年02月12日(金) 概ね18世紀以降の哲学はほぼ全て。 2021年02月11日(木) …

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田澤安弘著「概念分析によるロールシャッハ解釈」の読解――<概念システム>への問い…

[要約]  本論では、田澤論文において記述された「概念分析」の方法論が依拠する概念システム…

『<告白>の行方――《欠如の迷宮》の旅とその破壊』の起源・前史を記録する書簡

書簡①

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ブラックホールのエントロピー

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南部陽一郎氏を讃えて 南部ゴールドストーンボソンと一顆明珠

南部陽一郎氏はいわば宇宙創成の神のポジションで「対称性の自発的破れ」を語った。南部氏にとっての宇宙は転がりながらワインの瓶底へと落ち着く球体。南部ゴールドストーンボソン粒子が登場する。 参考 下記の書籍の33頁から35頁に上記に関する記述がある。 参考サイト① 対称性の自発的な破れの統一理論 -南部陽一郎以来の50年間の謎を解明- | Kavli IPMU-カブリ数物連携宇宙研究機構 上記サイトから引用 「液体の水と結晶の氷でどのような違いがあるでしょうか。

底の無い淫靡さ F・カフカ『城』『訴訟』『変身』

『城』の一節  「それは、きわめて隠微にほのめかしてあって、胸に不安をいだいた者……不安…

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三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE / S.A.K.U.R.A.に寄せて 過去ツイート

2016年05月07日(一部改変) 侍SAMURAIたちの戦い=殺戮の時空をカバーする『般若心経Prajñ…

哲学と科学④ <力>とダイアグラム

Introduction ニュートンと光の粒子説(と光の波動性) ニュートンは史上はじめてプリズ…

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哲学的探究のデッドライン 『アウグスティヌス <私>のはじまり』by 富松 保文 レビ…

Reviewed in Japan on August 8, 2004 Amazon(一部改変) 筆者は、それがいつかはわからない…

安倍公房『他人の顔』 & ドゥルーズ+ガタリ 『千のプラトー』

ドゥルーズ+ガタリは、1980年出版の『千のプラトー』において次のように書いている。 「顔を…

賭・広場・貨幣

version1 二人の者が出逢い 牛と馬を交換する いつの日か 彼らはある開かれた 約束された場…

狂気の歴史と監獄の誕生 『監獄の誕生 ― 監視と処罰 by ミシェル・フーコー (著), Michel Foucault 』レビュー

Reviewed in Japan on June 21, 2003 Amazon フーコーによれば、18世紀の間に、「大多数の狂人が……彼ら特有の避難所を見い出す」という「ひろく全ヨーロッパに実際観察されうる」現象が生まれる。言い換えれば、「狂気を別個に扱い、かつて狂気がそのなかで雑然とごたまぜにされていた非理性に対して、狂気を自律的なものにし始める」過程が開始される。すなわち、監禁の空間の中に一つの空隙、亀裂が生まれ、そこから〈狂気〉が、〈非理性〉の広大なカオス/包囲