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今年のマイベストトラック20

今年もそろそろ終わりですね。皆さんの今年のベストを色々拝見させて楽しませてもらっています。ということで私のマイベストも載せてみます。アルバム単位にしようか迷ったのですが、EPや単曲の配信でも結構聴いたな、と思う一方、サブスク化の弊害か、なかなかアルバムで聴きこめなかったところも多いので、反省を込めてトラック20曲にしました(多分邦洋10曲ずつ)。

ここ数年、JTNC系列からジャズを聴くようになってR&Bやヒップホップにも手を伸ばしていたのですが、いかんせん自分の中でも背伸びしている感じはあったのですが、今年は個人的には特に洋楽はインディーロックも結構盛り返してきたなぁ、と各メディアのBAOYなんかを見てちょっと元気になりました。

パスピエ『言わなきゃ』
ポップだけど飽きさせない展開がパスピエだなぁ、と思うとともに、進化系のJPOPとしてももっと評価されてもいいような。タイトルの歌詞中の使われ方もニクい。

Snail Mail『Glory』
多分Valentineを推す声が大きいんじゃないかと思うんですが、あえてこちらを。今年のアルバムでインディーの顔となった感じもありますが、持ち上げられ方は若干ロック好きの期待を過剰に背負わされすぎている感もあるような。アルバムとしても個人的に今年のベストかな、と思います。

BADBADNOTGOOD、Arthur Verocai『Love Proceeding』
多くのゲストを迎えたニューアルバム『Talk Memory』から。雰囲気的には(特にドラムやストリングスなんかは)昔のジャズ~ソウルといった趣を感じるが、詳しいことは他に解説してくれている人がたくさんいるのでそちらを参照。

Iceage『Shelter Song』
単純にIceageはずっと好きなので、ついつい選んでしまう。アルバムの冒頭を飾るこの1曲はゴスペルがフィーチャーされている。プロデューサーはSpacemen 3のSonic Boomとのことで、ちょっとサイケっぽい風味がところどころにあるのはそのせいかなー、とは思う。

水曜日のカンパネラ『バッキンガム』
コムアイが脱退して新しいボーカルとして詩羽を迎えた新曲。相変わらず歌詞に意味はなさそうな感じの中毒性のあるダンスミュージック。

君島大空『きさらぎ』
3rdEP『袖の汀』から。多分今年一番聴いたと思う。エレピに乗っかる中世的なボーカルも美しいし、間奏のギターソロも最高。

Wez Atlas, starRo『Zuum!』
HIP LANDが新たに送り出すWez Atlasがスガタイローとのコラボした1曲。HIP LANDはサカナクションやKANA-BOONなどロックバンドのイメージが強いのでここでHipHopというのは少し驚いた。

Japanese Breakfast『Be Sweet』
今年のグラミー賞4部門にもノミネートされたJapaese Breakfastの新譜からの先行シングル。メディアでも結構上位にランクされている。日本でも女性誌の表紙を飾って注目されているとかいないとか。

Big Thief『No Reason』
来年出ると言われているアルバムから先行公開されている曲。本来なら今年取り上げるのは違うかな、と思いつつ、選んでしまった。BBNGじゃないけどこちらもJudee Sillとか少し古めの感触がある。

Blvck Hippie『If You Feel Alone At Parties』
Bandcampでおすすめに上がってきたメンフィスのバンド。タイトルもジャケも好き。まだ日本語の記事が見当たらないので、誰か取り上げてほしい。

ROTH BART BARON『鳳と凰』
今年はA_oとしてMステにも出たりと、その名が広まったロットのニューアルバムから。先行公開されていた曲だが、いい意味で1stからのフィーリングを残した名曲。

Homecomings『Here』
京都から東京に拠点を移したメジャーデビューアルバム。マネジメントはカクバリズム。1曲目で夜明けを歌うこの曲はラジオでも結構ヘビロテされていて、売れたな~と思った。

Taiko Super Kicks『スジ』
『波』・『石』という2枚組アルバムのうち『波』からの1曲。アルバムじゃプロデュースが元・森は生きているの岡田拓郎、レコーディングはKlan Aileenを手掛けた澁谷亮、リリースは元・シャムキャッツのTETRA RECORDS、という東京インディー!と叫びたくなる布陣。

BIGYUKI『Theiā』
世界的なキーボード奏者BIGYUKIの新譜から。アルバムは前作から実験的な印象もあり正直少し敬遠していたが、この曲は日本的なメロディーも感じられる美しい1曲(逆に言うと、アルバムを代表する1曲、という感じではないと思う)。

Olivia Rodrigo『deja vu』
ディズニー出身の女優、という経歴から色眼鏡で見てしまっていたが、各所で絶賛されているのを見てちゃんと聴いたらちゃんと良かったです。本人もリスペクト先に挙げているようなLordeなんかが近いですかね。明るいLorde。

MICHELLE『MESS U MADE』
NYCのインディーポップ・コレクティヴの新曲。アルバムではないが、前作が良かったのと、プレイリストに入っていたところをうっかり聴いてハマってしまった。それにしても女性ボーカルが多い。

Megu『So good』
NegiccoのメンバーMeguのソロ曲。本格ラップに挑戦と見かけたが、本格かどうかはおいといて、このトラックにウィスパー系の歌声は脳溶けます。

揺らぎ『While my waves wonder』
滋賀県のシューゲイザーバンドの1stアルバムから。先に紹介したJapanese Breakfastの来日時もOAを務める等の実績。改めて調べたら、君島大空、後に紹介するんoonとともにフジロックの2019ルーキー組ですね。豊作やん。

んoon『Lobby feat. valknee』
メンバーにハープがいるという、んoonの新譜からラッパーのvalkneeをフィーチャーした1曲。ジャンルもR&Bと言っていいのかわからないが、そういうジャンルレスな感じも魅力。

Really Form『Apartment Song』
ジャズ+エモ/マスロックのボストン拠点のバンドの新譜から冒頭の1曲目。Pitchforkのインディージャズという見出しだけ見てそのつもりで聴いていたので、あまりにも自然にエモと接続されていて、非常に新鮮だった。


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