サンガイア勝手なる選手迷鑑(アウトサイドヒッター/オポジット編)
質問が来たわけではないので先に書く。「迷」の字は「球迷」的な意味で遣っている。たまに、どうしてこのひとはこんなにサンガイアが愛おしいのだろうかと考え込んでしまう。
関東が雪だという予報もちらほら聞くんだが、そのあたりまで5年前に合わせなくてもいいのに。のに。
6 瀧澤陽紀
たきざわ はるき
1990/6/20生 181cm 70kg
宮城県出身 塩釜高校→東北学院大学→つくば(2012/13~)
わたしがよく読んでいるブログのコメントに「東北によく飛ぶアタッカーがいる」と聞いたのが、このひとの名を知る最初のきっかけだった。札幌で住んでいる場所の近くにあって、応援している北海学園大学(ヴォレアスに参画しているくらうちさんやまもとさんでおなじみですね)をちょうど見始めた2012年、東日本インカレの直前に東北学院大学と定期戦をするというのを聞いて、いちど見てみたいと思ってはみたものの、そのときは(定期戦は札幌と仙台で持ち回り開催なので、その年は仙台開催だった)、ちょっとした思い切りが不足していて行くことは出来なかった。そのときの思い切りの悪さを若干悔いている部分はいまもある。初めて見たのは、札幌で開催された東日本インカレだった。そのときの対戦相手は国際武道大学…あれ、りべろしゅーてーさん?昨日の訂正!早速!(ぉ)
内定選手の折は、まだ筑波大学の学生も多々サンガイアのメンバーに名を連ねていた頃だった。ただ、早々とサンガイアに合流し、早速その豊富なジャンプ力からの存在感を出していた。翌2013/14シーズンは得点王となった。
その後は怪我もあり、あるいはチームの中での重責が大きくもあり、なかなかめいっぱいのパフォーマンスを出し切れない心配な状況もありつつ、サンガイアの顔としてもうひとつ壁を越えられるといいなあという思いはある。常々ある。2016/17シーズンから2シーズン主将を務めたが、今季は副将(目の上?の主将は途中で替わったが)。前列での推進と、うしろからのアシストと、それぞれに大事な役回りである。
キッズエスコートでキッズの皆さんがひととおりハイタッチしたあとについていってハイタッチをしていく瀧澤エスコートは、ちょっと見もの。あらゆる局面でそのサービス精神を発揮する姿は、まさにサンガイアの顔。
9 小針 幸
こばり こう
1993/6/24生 178cm 72kg
福島県出身 郡山北工業高校→仙台大学→つくば(2015/16~)
東北学連続く。在学中の仙台大学で見たのが初見だったと思う。確か初めて見たのは東日本インカレで、だった。
冷静沈着な佇まい、そして豊富なジャンプ力とうつくしい空中姿勢。その姿にただ惹かれる。殊にレセプションの負荷が増している感はある(そりゃ相手方からすると極力打つ体勢にはもっていきたくないわな)が、そんな中でもきちんとシゴトをしていく。
ことばよりもだいじなことがありそうなので、もう1枚。
10 曹 海倫
そう かいりん
1993/5/4生 198cm 97kg
中国・遼寧省出身 北京景山学校→中国人民大学→つくば(2017/18~)
遠く中国から筑波大学に留学していて、春からは大学院生と聞く。2017年7月、サンガイアが桜総合体育館、サウジアラビア戦…が実現しなくて七夕イベントに切り替えられたとき、練習生として参画していたのを初めて見た。そのときは超大型セッターの片鱗を見た。初年度はワンポイントブロッカーで出る機会も多かったが、そのたびに二段トスを期待する自分がいたのは置いておこう。
どう活きるのがいちばん活きる選手なのかなあということはしばしば思う。難しいけれどおもしろいんだろうなと思っている。
14 勝本真太郎
かつもとしんたろう
1992/5/6生 190cm 82kg
茨城県出身 水戸農業高校→大阪体育大学→茨城大学大学院
かっちゃん(「ち」にアクセントがある感じかな)。一度聞くと忘れられない甲高い声とまっすぐな眼差しとパワフルなスパイクが印象的。
地元茨城県出身ということで、大阪体育大在籍時点から国体茨城代表となって「サンガイア」とともに留萌にやってきていた。密やかに留萌合宿皆勤賞でもある。この前しゃしんを並べて見たのだがなんというかその成長度合いに感無量だったなあ。
がんばれー!と、まっすぐな声援を送りたくなる選手。
19 内海聡太
うちうみそうた
1996/8/8生 191cm 80kg
栃木県出身 足利工大附属高校→国際武道大学(在学中)→つくば(2018/19~)
サンガイアに合流しているのを初めて見たのは7月のサマーキャンプだった。誰あの背の高いシュッとしてシャープな人、ってなった。語彙がない。その後留萌にもやってきた。留萌ではアウトサイドヒッターばかりではなく、オポジットとして出場する機会もあり、その攻撃力が印象に残った。
リーグに入ってからは、しばし途中出場で良い仕事をしている感がある。「ああ、この場面で起用できると、いい方向性に行くんだろうな」という期待感を抱かせる選手だ。これからが楽しみである。
20 満生大輝
みついきだいき
1995/5/17生 182cm 72kg
福岡県出身 福岡大学大濠高校→福岡大学→つくば(2018/19~)
練習生としてサンガイアに合流して留萌に来たときに初めて見た選手。このときは、合流したばかりで勝手がわからないところを(推定)、既にいろいろとチームの先を見つつ動けるひとだなあという印象を持ち、その後正式な入団発表を受け、いつかは、いつかは、とその合流を楽しみにしているというのが現在のステータスなのである(しゃしんは留萌合宿でのバレーボール教室にて)。
チームの流れを変えて盛り上げていけるそのムードとちからを、留萌ではしばしば見ていた感がある。合流が待ち遠しい。
21 佐藤隼一
さとうしゅんいち
1996/5/28生 183cm 75kg
東京都出身 西武台千葉高校→神奈川工科大学→つくば(2018/19~)
このひともサマーキャンプ組だったと(あとからしゃしんを紐解く限り)記憶している。神奈川工科大を2部に引き上げ、入替戦で残留を決めて大学のキャリアに一区切りをつけ、サンガイアへ。
ベンチに入っている折には終始声を出しつつチームを鼓舞しつつアピールしていく姿が印象深い。現時点でリリーフサーバーでの起用が多いが、もう少しいろいろな局面で幅広い機会があってもよいような気はしている。というかこの前の立川ではほんとうに思った。
26 鈴木匡教
すずきまさたか
1993/7/15生 186cm 72kg
宮城県出身 東北高校→東海大学→東京東信用金庫(9人制)→つくば(2018/19~)
立川大会(1/19-20)の直前にサンガイアへの入団が発表された。登録有効が21日なので、いよいよこのカピオがサンガイアでのデビュー戦となる見込み。大学2年の頃に一度見たことがあるのだが、細身からシャープに打ち込むサウスポーで印象に深く刻まれた。大学卒業後は9人制でプレイしていたが、このタイミングでの6人制、V.LEAGUEへの参戦となった。
実はサンガイア始まって以来の背番号26である。どんなデビューとなるのか楽しみである。