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superboy(2011-2014) Issue#27 感想

解読したので感想など書きます。なお今回の解読文はキャラの口調とか本当にいろいろ滅茶苦茶ですご了承ください。
ネタバレ注意。
あと腐女子なんでそういう感想も出ます。ご注意ください。
こちらにゅスパボ誌TP5巻にも収録されております。

前回余裕ぶっこいてたジョンさん、突然脳内で響く声から逃げ回る所からお話がスタートします。正直1話くらい見逃したかと思ったよね。
イシューは連番なんで見逃しようもないんですが。

今回の話でジョンさんはふたりのテレパス少女と出会います。出会うというか話すというか。

ひとりはschizちゃん。シズちゃんで良いんだろうか……(˘ω˘)
前の話でジョンさんに話しかけていた緑の文字の正体はこの子です。冷凍睡眠カプセルで眠らされていたんですが、テレパスでジョンさんに話しかけ、解放してもらうためにジョンさんを自分の元に誘導しました。
他人の感情に支配されやすく、情緒不安定気味です。
最初は他人の感情に影響されジョンさんを攻撃しますが、後半はジョンさんに協力を申し出ます。後半での変化が他人(ジョンさん?)に影響されての行動なのか、そっちが本心なのかよくわからん……(˘ω˘)
他人に影響されやすいかわりに(?)、他人を操ったりもできる模様。

そしてもうひとりはレイブン。ティーンタイタンズのメンバーで、今回の話でスーパーボーイがコンではなくジョンだと気づいていたと発覚します。テレパスだもんね。あとなんか、トライゴン側っぽい発言があったりなにか企んでるっぽいセリフがあるんですが、スパボ誌では回収されません。たぶん回収されるとしたらTT誌だと思うんですが、そっちは追ってないのでわかりませんすいません……でもトライゴンとの闘い、すでに終わってるのでは……?

今回の話でレイヴンさんは「TTを傷つけないなら同じ目的のために共闘しましょう」とジョンに提案し、シズちゃんは「自分たちもメタヒューマンに復讐したいので貴方を手伝う」と提案。ジョンさんは生き残る為にそれぞれと協力することにします。生存戦略ーーーーー!

今回、ジョンさんは再三にわたって根源にある感情が怒りであることを指摘されつづけます。

シズちゃんに
dear, dear jon. I'm picking up your anger. you're holding in so much.
(親愛なるジョン、私はアンタの怒りを感知した。かなり抱え込んでるね)
って言われたりとか
レイヴンに
if you wish to continue your deception, you must learn to control your anger.
(偽りを貫き通したいのなら、まず自分の怒りをコントロールしなさい)
your condition is obviously affecting your reasoning.
(貴方の理性はコンディションの影響を受けやすいようね)
って言われたりとか。
再度ジョンさんの心を読んだシズちゃんは
{I hear thoughts again.}
(もう一度心を読んであげる)
{dreaming, wishing. sadness. joy. horror.}
(夢、願い、哀しみ、悦び、恐怖)
{but most of all, anger.}
(だけど一番多いのは、怒り)
と分析します。
前の話でジョンさんが治療を受けていた「エコー病院」でシズちゃんと戦った後シズちゃんにも怒りを指摘されますが、その時は幾分か落ち着いているのか
you're sensible. intelligent. angry, but in control.
(貴方は懸命ね。理性的だわ。怒っているけど、コントロールできている)
と言われています。

怒りは二次感情である、というのは最近よく聞く話です。辛い、苦しい、悲しい、といった常日頃感じている鬱憤が爆発した時怒りとして発露するという話。つまりジョンさんはストレスを溜め込んでいるということですね(˘ω˘)
心に余裕がなくなると怒りやすくなるよね。つまりジョンさんは余裕がない(˘ω˘)
あと「怒り」という感情は、基本的には価値観を揺らがされた時に発露しますね。「自分が正しい」と主張する時の武装が怒りです。極論としては、自分の望むように物事を動かしたいと主張するためのエネルギーが怒りと言えるのではないのかと思うんですが、同時に怒っている時は「他人に弱味を見せなくて良い」状態でもあると思います。攻撃的な状態になるためのエネルギーというか。
ジェイちゃんも最近"he came back angry, an engine of destruction."(蘇った彼は怒りに満ちており、破壊の原動力にした。)とか言われます。突然別の推しの話してごめんなさいね。キャラクターを印象づける感情が"怒り"なところ似てるなって思ってるのでこういう共通点を積極的に推して生きたい。
自分が正しいと信じていなければなかなか怒ることはできません。
っていうか大抵現実で怒ってる人って、それが他人から見てどんなに理不尽でも、当人は「正しい」と信じてない?
正しいと思ってなきゃ自分の意見なんか主張できるはずないんで当たり前っちゃ当たり前なんですが。

つまりジェイちゃんもジョンさんも、自分の中に「正義」があって、それを守る為に攻撃的になっているという(˘ω˘)
ジョンさんの場合は○○ッ○レな育ての親に教え込まれた正義なんですが。
この話の後になりますが、ジョンさんは自分自身に「お前がこれからやらなければいけないことに正しいことなんてひとつもない」とか言ったりするので、ジョンさんの怒りは自分の中の正義と、自分の行動の齟齬も原因かもしれない……教えられた通り正しいことをしているのに、それが認められないいらだちとか。ジェイちゃんもそういうとこあるよね。自分が正しいと思っていることが周囲には正しいと認めて貰えないいらだちみたいな。

でも結局今後もしばらくはエゲつねぇことし続けるんですけどね!!
他人を利用することを屁とも思わないよ!!
怒りって人を冷酷にするよね。同情とか想像力とかを奪って他人に対する思いやりを奪うよね。それもこれも「自分が正しい」(=他人は間違っている)と認識することによる弊害なんだけれども。
自分を正義だと思う人間はどこまでも冷酷になれるよね。なぜなら自分が正義なら他人は悪だからさ。悪にはなにしてもいいのさ。そういう生き物さ人間は。

ところで今回のジョンさんの個人的名シーン特集。
その1:シズちゃんにマインコントロールされかけたジョンさんの男女平等パンチ

jon:I don't answer to anyone but myself.
(俺は自分以外の人間には従わん!)
さすが! 我が強い!

その2:なおも襲い来る男女平等パンチ

jon:I'm strong and I'm fast.
(俺は強い、俺は速い)
jon:strong enough to tear you apart. and fast enough to grab your freaking heart...
(お前を引き裂くのに充分なほど強い。お前の恐怖心を呼び起こすのに充分なほど速い。)
jon:...and crush it while you're still alive enough to watch.
(お前がまだ生きている間に、よく見ておけ)

これが無双って奴か(˘ω˘)

sc:you're going to kill me?
(貴方、私を殺すつもりなの?)
jon:after I decide that you've suffered enough.
(お前をさんざん苦しめたあとにな)
jon:but know what? I've got a really high tolerance for watching other people's misery.
(だが、なにを知っている? 俺は他人に対して寛容だぞ)
って会話をこの後にするので、まじジョンさん悪役。

でもシズちゃんの話を聞いて彼女を助けることにするあたり根は良い子なんじゃないかなって思……思……
うん……(今後の展開を思い出して目を逸らす)

ところで、最後、レイヴンに
ra:I knew I could lead gullible kent to schiz.
(ケントは騙されやすいからシズへ誘導できるとは思っていたけど)
っていわれてるのツボです。今まで警戒心バリバリみたいな態度とってたのに、騙されやすいんかい。
……まあ、人って、怒ると冷静な判断力がなくなるよね。

次回はシズちゃんの身の上話とジョンさんのこの上なく生き汚い立ち回りが見られる話だよ!

英語の成績2なりに、アメコミのジェイソン・トッドとジョン・レーン・ケント関係のコミックの感想中心に書きます。よければよろしくお願いします。