【歴史さんぽ#2】東京大学に残る大名屋敷の痕跡
日本の最高学府である東京大学。
東京都文京区にある東大の本郷キャンパスは、実は江戸時代の大名屋敷の跡地に建てられている。
本郷キャンパスが建てられる前、そこには、今の石川県が位置する加賀藩の上屋敷があった。加賀藩は名家前田家を藩主とし、「加賀百万石」と呼ばれるほど規模の大きい藩だった。
そんな本郷キャンパスには、当時の大名屋敷の遺構がいくつか残されている。
今回は、東大本郷キャンパスをうろうろしながら、江戸時代の大名屋敷の痕跡を探した。
1. 藩主の結婚祝いで建てられ