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SNSは媒体それぞれに目的と役割を持たせる

SNSをビジネス活用するとき、複数のSNS媒体を同時並行で運用することはよくありますよね。みなさんは、それぞれのSNS媒体ごとに目的や役割をさだめていますか?

認知を広げる目的だったらぜんぶでいいじゃんって言いたくなる方もいるかもしれないですが、明らかに認知に向かないSNSもあるわけなんですよね。

例えばFacebookなんてまさにそれです。基本的には友達になっている人しかタイムラインに現れないし、かといってビジネス活用できないか?って聞かれたら、むしろバリバリに活用されているのが現状です。

これはなぜかと言ったら、SNSごとにユーザーの使い方やフォロワーとの信頼関係がぜんぜん違うからです。

これを抑えておかないと、信頼関係が築けていないユーザーに急接近して引かれたり、逆にフォロワーとさらに距離を縮める機会を逃してしまうこともあります。

つまり、これをしっかり理解して運用すると、効果が倍増するって意味でもあります。

複数のSNS媒体を運用するときは、媒体ごとにそれぞれ異なるターゲットと目的・役割を設定しておきましょう。

また、SNS同士の関連性も意識しておくとさらに効果的です。
例えば、twitterで多くのユーザーと繋がって、You Tubeにアップした動画に促して信頼感をつくって見込み顧客化するとか、各SNS媒体を横断した戦略がかなり効きます。

ここでは、様々な事例をご紹介してますので取り入れられそうなものはぜひ取り入れてみてください。

SNS媒体を使い分けることで効果を生んだ事例

Twitterで接点を生みInstagramでエンゲージメントを高めた事例

Twitterはご存知の通り、新規層へのリーチ力が強いSNSです。
その分、新規フォロワーとの関係性が希薄になりがちという欠点もあります。

A社では、Twitterのフォロワー数が1万を超えるものの、マネタイズに課題を抱えていましたが、Instagramと連動することでその課題を解消しました。

Twitterではより多くのユーザーと接点を生み、そこからInstagramアカウントへと誘導。
Instagramではストーリーズやメッセージを通じてより深い関係性を構築し、企業WEBサイトでの問い合わせやDMでの相談を通じて顧客を獲得することに成功しました。

TikTokで認知を得てYou Tubeで信頼性を高めた事例

若者のユーザーが多い印象を受けがちのTikTokですが、実は30代以上のユーザーも多く今では多くの企業によってビジネスに活用されています。

TikTokはその仕組み上、投稿した動画は一定数、再生されることが確約しています。

そのため、今まで接点のなかった多くのユーザーに対して、興味を引くコンテンツを配信することができます。

しかしその反面、ショート動画という性質上どうしても発信できる情報量が少なくなってしまうのが難点です。

ユーザーの購買意欲を高めるには、興味を引いた後に湯構成や信頼性が担保されるようなコンテンツを見てもらう必要があるため、不足している情報を補う導線が必要です。

そこで、B社ではYou Tubeにより、ショート動画のみでは不足してしまっている情報を補うような動画を配信しました。

You Tubeだけで動画を配信する場合に比べ、より多くのユーザーが、期待感を持った状態で動画を視聴することになり、サービスへの問い合わせが増加しました。

You TubeからTwitterのプレゼント企画に誘導し多くの応募者を獲得した事例

C社においては、You Tubeのチャンネル登録者数が順調に増え続けた結果、1本の動画アップで平均して1万回以上の再生数を得ることに成功していました。

再生数を得ることはできていたものの、ユーザーとのコミュニケーション手段が少なく、実際の申し込みや見込み顧客を獲得することには苦戦していました。

そこで、You Tube内でTwitterのプレゼント企画へ誘導することで、今までコミュニケーションをとることができていなかった多くのユーザーと接点を持つことに成功しました。

これまではYou Tube動画で多くのファンをつくることはできていたものの、コミュニケーションのきっかけづくりに苦戦していたC社でしたが、Twitterではファンと容易に双方向のコミュニケーションを取ることが可能なためこの課題を解決することに成功しました。

ファンだったユーザーと双方向のコミュニケーションを取ることで、よりファンと親密な関係性を構築することができ、問い合わせの増加につながりました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、SNS媒体ごとの特性の違いを活かし、それぞれ目的や役割を分けることでよりビジネスに効率的に活用することができるという内容でした。

SNSにはそれぞれ向き不向きがあるので、それぞれの特性をよく理解した上で目的を定め、戦略的に運用していきましょう。

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