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出世レースから脱落したら幸せしかなかった話し

私事ですが最近
会社の出世レースから
脱落しました。

転んだわけでもなく
ケガをしたわけでもなく

ただ自分の実力の
限界に気づき
無理をしている自分にも気づいて
離脱をしました。


先頭集団を走る力も
気合で走る気概も持てずに
完全に役不足での離脱です。


*****

人には得意なことや
好きなことがあります。

やりたいこと
やりたくないこと
もあります。

やりたくないのに
やらなきゃいけない
のはとてもつらいです。

自分にとって出世をするということは
やりたくないことでした。


ただその気持ちとは関係なく年次も長いため
役職は上がっていきました。

年々責任や権限が大きくなっていき

仕事が出来るわけじゃないと
自分自身が誰よりも感じている中、

今の立場を全うしないとという責務で
仕事をこなしていました。

この立場に上げてもらった
会社にはとても感謝しています。

でも今の自分の立場が
幸せかと言えば、
NOになります。

この地位上がれたのは
ひがみは全くなく
運が95%の要素だと
心から思ってます。

のし上がったわけではなく
上にいた有能な人が
どんどん辞めていき
穴が開いたとこに

誰もなり手がいなくて
スポっとはまってしまった感じで。


やるしかないと必死に走っていのたですが、
つねに息が上がって苦しい状態でした。

ただ途中で休める空気ではなくて
酸欠をごまかしながらここまで20年間
走ってきました。

走っている最中は
いつメッキが剥がれるのか、
この苦しさはいつまで続くのか、
ばかり考えていました。


でも
コーチングに出会い
自分自身と向き合い
対話をした結果、

幸せな完走は出来ないと思って
コースを棄権しました。

会社に伝える時はとても勇気がいったけど
時間もかかったけど
どうにか意志表示をしました。


本線のコースから
一歩外に出てみてどうだったか。


まだまだレースに参加してる
鼻息荒い先頭集団がどんどん
遠くなっていくのを見てるのは
やっぱり最初寂しい気持ちでした。

でもどちらかというと
息苦しさが無くなりたくさん息が吸えるように
なったことの嬉しさがぜんぜん大きく感じました。


酸素を十分に吸えるから心に余裕が生まれ
まわりのことが見えるようになりました。
そのおかげで調子が悪い人に気を遣ったり、
自分の調子にも早めに気づいてケアが出来たりもしました。

家族にも以前よりたくさん
穏やかな気持ちで接しれるようになり
お互いに表情が柔らかくなりました。

少しでも早いタイムを出したくて
全力で走る人生もあっても全然良いと思います。

でも自分にはそんなパワーも体力も能力もありませんでした。

そして無いものを補うために体に鞭打って気力で
無理やりムチを打って体を動かしてきました。

その無茶からようやく自分を解放できたことが
今は何より嬉しいです。

また走りたい、
と思うこともあるかもしれません。

その時はまた走ったらいいと思ってます。

どこまで行っても自分の人生なんだから。

気楽にいこうと思います。


ではでは

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