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苦手な人から距離を取る難しさ


よく対人関係の悩みで出る

苦手な人を何とかしたい

その解決策として
物理的に出来るだけ距離を取りましょう
というのがある。

答えとして正しいんだけど
難しいんだよなー
と思う。

絶対に出来ない訳ではないと思う。

けど簡単でもないと思う。

プライベートの友達とか知り合いであれば
連絡を絶ったり会うのをはぐらかしたりして
大変なこともあるけどやりようもある。

でも対象が同じ会社の同じ建物にいて
業務的に頻繁にやりとりをしないといけない場合は
現実的に結構厳しい。

避けたら業務が回らないし、
滞ったマイナスは自分に返ってくる。

そもそも簡単に距離をとれる関係であれば
そこまで悩まない気もする。

距離を取りたいんだけど
毎日やりとりしないといけない
のが逃げ場が無くてとにかくつらい。


今回の苦手な人の定義は。。

何が怒りの導火線になるか分からずに
スイッチが入ると怒涛のごとく理詰めが始まる。
言ってることは正論だけど詰め方が陰湿で
パワハラ認定出来るほどではないが
生理的に話すのが嫌すぎる。

そしてなぜか業務の要のポストだったり
部署だったりにいて無視が出来ない。

話してると気分が悪くなって
話し終わった後はたいてい憂鬱になり
相手が近づくだけで
変ば汗が出てきて胃が無性に痛くなる。

ような相手。

うちの会社にはパッと思いだすだけで
4人くらい同じ建物にこのような人がいる。

この人たちとがっつりと接点を持つときは
自分も同じように憂鬱になる。


それで自分だったらどうやって
こんな人の対応をするか、
現在してるかをあらためて考えてみた。

結論としては自分が完全に無傷で
回避をすることは難しいだろうな
ということ。


昔は全然回避できなかった。

接点が少しでもありませんように!
と日々祈って接点が出来てしまったら
天災だからしょうがない、と諦めていた。

今はどうかというと
対応をするのは嫌だけど
少しでも被害が少なくなるように
多少自分が傷を追ってでも対処してる。

まずこういう人たちは
だいたい正論が大好きなので
落ち度がないかをいつも以上に
意識をいして事前に入念に準備をしておく。

あと一番大事なのは
強引に接点を持たないようにする。

この時のポイントは良い人にならないこと。


何か自分がせこくて嫌だな、
とか綺麗ごと言ってると
結局自分が被害にあう。

だったらはっきり接点を持ちたくない
と言ったほうが良い。

これは本人というよりは
そういうシチュエーションになりそうな時に
まわりに主張をして押し通す。

周りからは
そんな露骨に嫌がって恥ずかしくないの?
と言われるけど
嫌なものは嫌だから
やりたくないと言い張る。
他にそんな人はいないから
呆れられるけどだいたい通る。

もしもそれが漏れて本人に漏れて
自分に刃が向いたらそれはもうしょうがないから
腹をくくって戦おうとは思ってる。

でもそんなことはなるべくなら回避したいから
自分がダサかろうが嫌だと言ってやらないだけ。


今回のことを改めて考えるきっかけがつい最近あった。

自分の数少ない同期が
先月この四天王の一人(以降A氏とする)が
リーダーを務める新規プロジェクトに参加した。

参加自体は強制ではなかったけど、
辞退をしようものなら
まわりからは
『え!?。。。なんで・・??? まずくない??』
と思われるようなシチュエーション。

参加前に本人と会話して
『あの人がリーダーなら辞退したほうがいいんじゃない??』
と辞退を即したけど、
『まぁ不安もあるけどさすがに辞退は出来ないしやるしかないでしょ』
と答えて、A氏率いるそのプロジェクトに副リーダーとして参加となった。


そして結果は
プロジェクト開始直後からA氏からの厳しい詰めにより
慢性的な不眠と動悸が発生(本人は隠していたらしい)
開始3週間を過ぎたあたりで病院に行き適応障害の診断を受け休職に入った。

今回A氏は達成をしないといけないプロジェクトということもあり
仕事に対して厳しい姿勢で臨んだ結果、
各メンバーへの要望が高くなったということで、
プロジェクトメンバーに厳しい要求があったものの
理不尽とは言い切れず明確なハラスメントは確認出来なかったという結論になったらしい。ただそういうスタッフが出たことがもちろん問題でありA氏には処分がくだった。

決して器用ではない同期のことを知っていた自分としては
もっと参加前に止められなかったかと休職当時は悩んだけど
あれ以上はきっと言えなかった。
何より参加を決めたのは本人の意思だし。

ほんとに苦手な人と距離を取ろうと思ったら
まわりから何を言われようと断ったほうが良いと思う。

自分だったらまわりから何を言われようと適当な理由をつけて
断っていたと思う。

でもあいつ辞退してマジヤバいな、
とかの陰口もきっと出ると思うから
何を選んでも無傷では無いと思う。

でも一番大事なのはぶっちぎりで自分なわけで。

そんな外野の声が業務に支障が出るくらい
聞こえてくる環境だったら
職場を変える選択だってあると思う。


今回同期の休職を機に思考を巡らせた
苦手な人との距離の取り方だけど、

キレイな正攻法はやっぱり思いつかなかった。

でも本当にやろうと思ったら
距離は取ることができることが
再認識できた。

見にくくも皆を巻き込んで
ダサイとか弱いとか思われたって

誰も助けてくれるわけではないんだから、
接点が無いように逃げるのが一番。

かっこつけて
その修羅場に放り込まれて
傷つくのは自分なんだから。


ではでは。

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