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〜もっとデザイナーが輝ける場をつくりたい〜 『デザびよ』を生んだ3人の話。

こんにちは。
デザびよスタッフの大久保です。

2月29日のデザイン読書日和イベント開催までもう少し。
各スタッフはみなさんに楽しんでいただけるよう、準備に奮闘しております!

さて、そんなデザイン読書日和ですが、どのようにこのイベントが誕生したかを皆さんはあまりご存知ではないかもしれません。かくいう僕も同じスタッフながら聞いたことがありませんでした。

デザイン読書日和はどのような思いで立ち上げれたのか。そしてここまでの道のりは。
企画を立ち上げた3人のうちのお二人、おのさん、うみさんにお聞きしました。

パフェから生まれたデザびよのタネ

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大久保クラウドファンディングのページでも紹介されていましたが、元々は3人(おの、おさない、うみ)はどういう関係なんでしょう?

おの:私たち、違うデザイン系のイベントでお手伝いスタッフとして知り合って友達になったんです。私は知り合いに声をかけられたからなんとなく手伝っていて。

うみ:私は声をかけられたのもあったけど、イベントを開催することにも興味があったんです。共通の趣味とか嗜好を持った人が集まるのって素敵だな、と思って。

おの:そのイベントを手伝う中で仲良くなって、そこ、おさないちゃんも一緒になって。初めて3人で会ったのがパフェ食べに行こうっていう約束だったんです。

うみ:そうだ、あの日パフェ食べてたね(笑)

大久保:パフェ?

おの:初めて集まって日に3人でパフェ食べながら、イベント楽しかったね、とか、こんなイベントあったら絶対良いよね、っていう話をしていたんですよ。その中で「そういえばデザイナー向けのイベントってあまり無いよね」「同人誌即売会とかあったらいいのにね」って話になって。「だったら自分たちでやってみる?」っていう話ですごい盛り上がったんですよ。

うみ:私はイベント開催に興味があったし、何よりイベント運営の中で知り合った3人というのもあって、一緒にやっている姿がすぐイメージできました。

おの:うやむやにしたくなくて私から「じゃあ次いつ話し合う?」って段取りをそこで決めたんです。自然とやる気になっていたんですよね。自分だけでなくて、3人が同じ想いを持っているなら絶対できるだろうな、って。やりたいことは3人一緒だったし、この3人なら頑張れると思いました。


『デザびよ』という名前への想い

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大久保:3人の想いは同じだったと思いますが、『デザイン読書日和』という名前はどのようにして名付けられたのでしょう?

おの:イベント名は最初に決めました。やっぱり冠があるとテンションも上がるし。3人の考えは同じだったけど、改めてコンセプトを整理して、その上でみんなが呼びやすい言葉を選んでみたり、とにかくたくさん案を出しましたね。

うみ:呼びやすさとか、タグのつくりやすさ、とか。自分たちがやりたい気持ちもそうだけど、たくさんの人に知ってもらえて、参加してもらえることが一番なので、それも踏まえて考えましたね。

大久保:言葉の好みもあると思いますが、そこは3人で分かれませんでしたか?

おの:3人ともやりたい内容は一緒だったし、それは大丈夫でした。最後は2案に絞られて、「デザイン読書日和」「デザインブックパレード」だったかな?省略した時の呼びやすさなども踏まえて、最終的に「デザびよ」に決まったんです。

うみ:でも「日和」は、初めからずっと残ってたよね。柔らかい感じとか、温かい感じがして、イベントのイメージに合ってたんだと思います。参加するみんなが、賑やかで明るい場所になって欲しい気持ちが3人とも揃っていたんだと思いますね。

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大久保:ロゴやビジュアルにもそのような想いが込められているんですか?

うみ:はい。ロゴはわたしが作ったんですけど、色んな人に馴染みやすいものにしたいと思って、今のデザインになりました。間口を広くして、良い意味で敷居を低く、誰でも来られるようにしたかったんです。初めは猫とかも書いて賑やかにしていたけど、最後は人だけにしました。人と人が繋がるイベントになって欲しい想いを込めました。このロゴを元に、おのさんがグラフィック(背景に当たるデザイン)を作ってくれたんです。

おの:うみちゃんが考えていた想いはわたしも一緒でした。どんなイベントになって欲しいかなって考えて、形の決まっていないものが混ざり合うイメージで作りました。専門書のイベントではなくて、どんなジャンルでもデザインとか本とか、なんでも良いから興味がある人が集まれると良いなと思って。優しい色を使って、賑やかであったかい場所になって欲しい、という想いでした。


3人でやりたいけれど、3人では難しい

おの:イベント名も決まって、いざ内容を考えるとたくさんやりたいアイデアが出てきました。あんなこといいな、できたらいいな、って。もう全部やりたい!って。でも考えれば考えるほど、3人だけで進めるのは難しいって感じたんです。

うみ:だから、仲間が増えたら嬉しいなって。それで3人それぞれの繋がりから声をかけてスタッフが少しずつ増えていきました。

大久保:僕もその一人ですね。

おの:それぞれ繋がっている人たちのジャンルが違うので、協力してくれそうな人がいたら甘えようと思って。もちろん、一緒に頑張ってくれる仲間も個性を発揮しながら輝いて欲しいという気持ちです。

大久保:僕はおのさんから声をかけてもらいましたけど、すごく丁寧にスタッフとして見てくれていますよね。

おの:イベントに参加する人、携わる人がそれぞれ繋がって、より世界を広げられたら嬉しいなと思うんです。イベントを通して、主催者、参加者・関係なく、みんなが仲良くなれたら嬉しいなって。今回開催場所になった『パズル浅草橋』さんも、元々私が使っていたコワーキングスペースなんです。開催場所がなかなか決まらない時に相談したら、快諾してくれたんですね。すごく嬉しいし、素敵な場所だから、参加する人にもこの場所を知ってもらって、恩返しができたら良いなという気持ちもあります。

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とってもオシャレな会場『パズル浅草橋』。
昼は温かい外光とともに。夜は落ち着いた大人の雰囲気で楽しめるはず!

うみ:3人で始めたイベントだけど、3人ではここまで形にできませんでした。たくさんの人の支援もあって、やっとここまで形にできているので、たくさんの人にきてもらうことが1番の恩返しですね。

みんなが輝いて楽しめる場所にしたい

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大久保:お互いのことを正直にどう思っていますか?なかなか直接伝えることもないと思うので、聞いてみようかと思って(笑)

うみ:なんか恥ずかしい(笑)

おの:うん(笑)。3人とも賑やかに楽しくやっているけれど、うみちゃんはその中でも冷静さが常にありますね。盛り上がってそのまま進みそうな時に、漏れがないように確認してくれたり。それにちゃんと相手の考えとか意見を聞いた上で「じゃあどうやったらできるかな?」って一緒に考えてくれるので、本当に助かってます。

うみ:わたしも、おのさんには同じ印象を持ってる。わたしと違うのは、人を繋ぐのがすごい上手だなと思って。たくさん知り合いとか友達もいるし、おのさんきっかけでデザびよを知って協力してくれた人も多いんですよ。あとは、3人の中ではとりまとめ役かも。

おの:恥ずかしいね(笑)。3人それぞれの良さを感じながら、その良さを自然と頼れているんだと思います。もう一人、おさないちゃんは、私たちには無いコミュニティの繋がりがあるので、それがさらに広がりを生んでくれています。働いているデザイナーズバー『フラット』で色んな人に声をかけてくれたり、勉強会の運営経験も多いので知見をすごく共有してくれますね。

大久保:3人から始まり、今はスタッフが全部で17人になりました。ここまでの道のりはどうですか?

おの:自分たちでイベントを開催することの大変さを感じています。会場の手配だったり、やりたいことと現実的にやれることのバランスだったり。ただ集まるだけではなくて、オシャレで居心地の良い雰囲気の中でみんなに楽しんで欲しいので、パズル浅草橋さんに場所を提供いただけたことは本当に嬉しいです。

うみ:時間の使い方は難しいですね。序盤でたくさん時間を使ってしまった分、今とても急いでいます(笑)。あとはお金の問題。クラウドファンディングで応援してくださった方にちゃんとイベントを成功させて恩返しがしたいです。


デザイナーが外に出る機会を生み出したい

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大久保:最後に、『デザびよ』をどのようなイベントにしたいか教えてください。

うみ:イベントをきっかけに、どんなジャンルでも良いので興味を持つ人が増えたらいいですね。色々なタイプの人が集まるので、「面白そうだな」と思って初めの一歩を踏み出すきっかけの場になればすごく嬉しいです。デザイナーがもっと増えたらいいな。

おの:デザイナーが増えて欲しいと同時に、今デザイナーとして頑張っている人がもっと外に出るきっかけになればいいな、と思います。もっと活躍ができて、広がりが生まれたら嬉しい。デザイナーが増えて、外に出る機会も一緒に増えたらいいですね

おの:当日は技術書典(技術者の同人誌即売会イベント)と日程が重なっていて少し不安なのが正直なところ……。でも20サークルも参加いただいて、素敵な会場で開催できるので、来てくれた人が思う存分楽しんでもらえるように第1回を成功させたいです。

大久保:第1回ということは、2回目以降も考えてますか?

うみ:んー(笑)。できたら嬉しいけど、まずは今回のイベントをちゃんと楽しんでもらえるように頑張ります!


3人の想いから始まった『デザイン読書日和』。ここまでたくさんの初めてを経験をしながら、20サークルが出展していただくことになりました!

出展サークルの方や当日参加者同士のコミュニケーションはもちろん、特別企画もあるので、ぜひお友達を誘って遊びにきてくださいね!


◆デザイン読書日和
日時:2月29日(土)11:00〜
会場:パズル浅草橋
入場料:無料
※サークルとしての出展申込は既に終了しております


◆Facebook
サークル出店の方も、当日参加の方もぜひご覧ください。


◆Twitter
イベント進捗などの情報はこちらから。


文・インタビュー:大久保忠尚
バナー :おの れいこ

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