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8CDs a Week - Phish『Round Room』
でわひろきが今までに影響を受けてきた音楽をご紹介する企画です。
企画タイトルは言わずもがな、あれのパロディ。
一週間で8枚…頑張れば聴けるはず?
今回の企画にあたり、自分なりにルールを設けてみました。
といっても、配信サービスで聴ける、1アーティスト1CDまで、の2点だけなのですが。
理論的なお話よりも"どう影響を受けたのか"について書いていきます。
1日1投稿の予定(言い切らずに逃げた)
今日ご紹介するのはPhish『Round Room』
今回はいちばん簡単で、いちばん難しかった。
ことPhishについては本当に延々と語れるし、どのアルバムも全部良さがあるから一枚を絞ることが難しかったですよ。ソロの作品にもたくさん影響を受けたし。
それに皆さんにもPhishを好きになって欲しいから、あまり難解な作品を持ってきたくない、が、それもPhishの良さじゃん…!っていう葛藤もありました。
このアルバムを聴いて、「これ良いな」と思ったら、次は『Farmhouse』、「もっとゴリゴリのプログレを!」という方は『Lawn Boy』を聴いてください。
「もっと変なやつ!」という方には『Rift』を推しておきましょう。
というか、Phishを好きになった方は、周り方は違ど全て聴くことになるでしょう。
そういう引力を持っているバンドだと思います。
さて、アルバムについてご紹介しましょう。
初心者が聴きやすいだろうなというのもあるけど、個人的にもこのアルバムは本当によく聴いたアルバムです。
なんだか雨の日の夕方って感じがしますね。
夕飯までの時間をなんとなく窓の外を見て過ごしているような、なんだか少し切ないような。
初心者の方にお勧めしたいポイントとしては、このアルバムのバランス良さ。
「Pebbles and Marbles」「Walls of the Cave」のような構成の入り組んだ曲があり、その間を埋めるのは「Anything but Me」や「Friday」のような穏やかというか内省的な曲。そしてライブのにおいがする「Seven Below」「Waves」と、とても全てとは言えないけれど、Phishを感じてもらう入口としては良い構成なのです。
Phishはジャムバンド…ライブでの即興演奏が大きな魅力のバンドです。
僕のライブの時の即興演奏やその時だけの演奏を大事にするマインド、コンセプトはPhishからの影響ですね。Phishに出会っていなければ、今とは全然違う形になっていたんじゃないかな。
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