『感情』を決めるものは何？

Hola Chavales!!!!

3ヶ月以上前のこと。

まだ年を明ける前の話です。

ある人と話していた時に

前後の会話の内容はよく覚えていませんが

『サッカーに正解はないけど理論によって限りなく正解のプレーを選択することはできる。だからサッカーを感覚的にやるのではなくて理詰めで考えるのが好きなんだ』

僕がこんな感じのことを言ったと思います。

それに対して何気ない一言が僕の頭の中にずっと残っていました。

『仮に99%の正解を理論で説明できたとしても1%の感情が結果を変えることがあるよね』

１%の感情とは何？

僕が考えた『１%の感情』とは

『動物的な感情＝コントロールできないもの』

よく言われている

『ゴール前の嗅覚』もそんな感じかな。

『本能』に近いかもしれない。

『なんで？』って聞かれても答えられないもの。

この１%を無視してサッカーを考えることはできないなと思うキッカケになった言葉でした。

俺はお前の気持ちはよく分かる

去年所属していたチームの監督は

『ゾーン』で守ることを好む監督でした。

クロスに対する守り方は何百回も聞かされた。

1st CB=ニアポスト 

2nd CB=その後ろ+マイナスのクロスに出て行く

 SB=ファーポスト

＊SBとCBの間のスペースは必ずアンカーが埋める

とにかくこの３つのゾーンを埋めないとブチ切れ。

ある試合で1stCBがニアポストを空けてボールホルダーに飛び出して

ニアポストから失点をした試合がありました。

火曜日の練習前のミーティングで監督は大激怒ですよね。

『いつも言ってるだろ！！！』って。

でも最後に言った言葉があります。

『お前の気持ちはよく分かる。自分の目の前で相手にフリーでボールを運ばれた時に"やばい、守らなきゃ”って思うのは分かる。俺はその勝負に対する感情まではコントロールできない。ただどんな時も冷静な判断ができるように監督はチームとしてのやり方を決めているんだ』

ホワイトボードには映らない

『１%の感情』はホワイトボード上のマグネットには映らない。

それでも間違いなくサッカーを考える上で重要な要素。

『感情』があるから『勝ちたい』と思い

それが自分の『行動（プレー）』に現れる。

じゃあその『１%の感情』を決めるものは何だろうか。

好きか嫌いか

僕の考える『１%の感情』を決めるもの。

『好きか嫌いか』

『楽しいからサッカーが好き』ではなく

『サッカーが好きだから”楽しい” "嬉しい” "悲しい" ”悔しい” ”勝ちたい”という色々な感情が生まれる』

なぜなら僕は『楽しい』という感情を

野球やテニスにも持っている。

でも僕はサッカーが好き。

でもこれはサッカーに限らず全てにおいて。

『好きか嫌いか』を説明できる人はいない。

好きだから好きだし

嫌いだから嫌い。

『好きか嫌いか』によって『感情』が決まり

『感情』が人間の『行動』を決める。

今あなたが抱く『感情』を決めるものは

誰も説明できない『好きか嫌いか』である。