見出し画像

英文法入門 ①英文法って一体何?:ホントは楽しい文法の世界

今回から少しずつ英文法の解説をしていこうと思います。
文法は苦手とおっしゃる方は多いかもしれませんが、一旦わかってしまうと、英文法ってパズルのようでとっても楽しいんですよ。
どうぞ、先入観を取り払って、楽しく英文法と仲良くなりましょう

今日は第一回、Introductionということで、「英文法って一体何?」っていうそもそものお話をしたいと思います。

英文法とは?

画像1

英文法は、英語でメッセージを受け渡すためのルールです。
私たち日本人も知らず知らずのうちに日本語の文法にのっとって、言葉の順序を選んで話をしたり、文章を書いたりしています。

皆が同じルールを理解して、同じルールにのっとって文章を作るからこそ、お互いに伝えたい事の意味が解るのです。

英語にも英語独特のルールがありますので、いくら単語をたくさん知っていたとしても、ルールにのっとった並びで表現しないと、相手には意味をなさない表現だったり、または誤解を与える表現になったりしてしまいます。

「話したり、書いたり」の発信する側と、「聞いたり、読んだり」する受け取る側が、共通のルールを理解することで、お互いに医師が通じ合うので、英文法は英語を学ぶ上でとても大切な基礎になります。
英語を書いたり話したり、発信する側も、それを受け取って読んだり聞いたりする受け手側も、お互いが共通のルールがを理解していなければならないということです。

英文での言葉の並び方

画像3

ごく簡単に英語のルールを説明します。
言葉の順序についてです。
英語は以下の順序です

①主語 ②動詞 ③目的語 + 補足

「主語」「動詞(述語)」「目的語」 そして「補足」の順です。
早速 嫌な文法用語が出てきましたか?
今日は、「主語」「動詞」「目的語」この三つだけ覚えてください。

「主語」は主人公

「主語」は、主という漢字で表す通り、その文章の「主人公」です。
必ずしも人であるわけではないです。モノやコトが主語になる場合もあります。

「~は、~が」で表す部分です。

英語ではSubjectと言いますので、「S」で表されます

「動詞」とは?主人公の行動や物事の動き

「動詞」はその主人公の行動です。
主人公が人ではなく、モノやコトの場合もあるので、その場合は「動き」や「状況」を表すことになります。

「どうする」「どうなる」の部分です。

英語ではVerbと言いますので、「V」で表されます

目的語とは?

「目的語」は「~を(どうする)で表される部分です。

英語ではObjectと言いますので、「O」で表されます。
私は昔、「~を」だから「O」って覚えやすいな、って思っていました。

簡単な英文では、以下の順序で並んでいます。
 主語S(誰が)=「私が」=I
 動詞V(どうする)=「話します」=speak
 目的語O(何を)=「英語を」=English

(いわゆる「S+V+O」の形の文章です)

実際に英文はもっと長いものが多いですが、基本はこのようになっていて、そこに補足の説明が継ぎ足されたり、別の文がくっついたりして長くなっているのです。

日本語との違い

画像4

日本語は動詞が最後に来ます。
なので「どうする」かが最後まで分からない、ある意味ちょっと曖昧さのある言語だなと思います。

対して英語は、きっぱりどうしたかを早い段階で言います

放課後にメアリーと英語を……
話すのか、過去に話したのか、これから話そうと思っているのかわかりません。
話さない!という否定が来るかもしれません。
もしかしたら、そもそも「話す」じゃなくて「勉強する」のかもしれません。

また気付いたかもしれませんが、日本語って主語が無くても話が進みます
放課後にメアリーと英語を……
前提として「私」だろうと思って話を聞くかもしれませんが、もしかしたら違うかもしれません。

英語は、主語と動詞「誰がどうする」が、基本的に最初に来るので、はっきりしているんです。
そういった部分も、はっきりと主張する英語圏の人の国民性に現れているのではないかと思います。

「主語」「動詞」「目的語」の例文

画像2

今日は、「主語」「動詞」「目的語」で構成した英文をいくつか挙げておきます。感覚をつかんでください。

   I    study    English
(主)私は(動)勉強する(目)英語を

   You   speak   Spanish
(主)君は(動)話す(目)スペイン語を

   She   plays   the piano
(主)彼女は(動)弾く(目)ピアノを

   Ken   plays   baseball
(主)彼は(動)やる(目)野球を

   We   enjoy   Japanese food
(主)私達は(動)楽しむ(目)日本食を

覚えておいてください。
英語ではいつも順序は「誰(何)が」「どうする」「何を」になります。

まとめ

英文法は、英語でメッセージを受け渡すためのルールです。「話したり、書いたり」の発信する側と、「聞いたり、読んだり」する受け取る側が、共通のルールを理解することで、お互いに医師が通じ合うので、英文法は英語を学ぶ上でとても大切な基礎になります。

簡単な文では、以下の並び(いわゆる「S+V+O」の形)が基本です。

 主語S(誰が)=「私が」=I
 動詞V(どうする)=「話します」=speak
 目的語O(何を)=「英語を」=English

これは一つの文の形で、ほかにも基本文型と呼ばれる文の形がいくつかありますが、まずは日本語と英語の文章の要素の並びの違いをしっかりと理解しましょう。

将来的には、普段からこの順序で物事を考えるような訓練をすると、英語がよりスムーズに出てくるようになります。

こちらの解説は音声でも配信していますので、ぜひお聴きください。


英語を習得したい、上手くなりたいというのは多くの人の普遍的な希望ですよね。こうすればいいよと言葉で表現することのむつかしさをかみしめています。楽しくて自然に英語が身に付いていくような、そんなコンテンツの発信を目指しています。