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【保存版】超おすすめ英語学習法:洋書+Audibleで英語力を爆上げする

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洋書+Audibleの学習効果

洋書は優れた英語学習教材ですが、洋書にAudible(朗読本)を組み合わせると、その学習効果が何倍にもなります。

繰り返し読んだり聴いたりするのは時間を要するので、一見じれったそうに感じるかもしれませんが、ここぞ「急がば周れ」です。学習の幅が広くしかも英語力の定着度が格段に大きいこの組み合わせ学習をおすすめします。

楽しみつつ表現力や語彙力を向上させる効果抜群。繰り返せば、必ず英語力UPを実感できますので、ぜひ試してみましょう。

洋書+Audible学習にぴったりの作品も、厳選していくつかご紹介します。

まずは、洋書とAudibleそれぞれの特徴から、効果を得られる分野を学習方法別に示した表をご覧ください。

一目瞭然、洋書(KindleもOK)とAudibleの組み合わせでカバーできる学習範囲はうんと広がりますね。

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音読
 書かれている文章を声に出して読み上げる練習
シャドー(イング)
 聞こえる英語を即時発話する練習
写経
 書かれている英文をノートに書き写す学習
書取り(ディクテーション)
 音声素材の英語をノートなどに書き取る練習

映画やドラマでの学習もそうですが、洋書による学習もやはり「繰り返し」が累進的に英語力を爆上げします。繰り返し学習にバラエティを持たせ、学習範囲を広げるため、気に入った本を洋書(紙本や電子本)とAudible(朗読本)の両方をゲットして取り組みましょう。

Audibleについて

まずは、簡単にAudibleをとはどのようなサービスかをご紹介します。

Audibleは、amazon社が提供している朗読本の定額サービスです。日本語の本はもちろんですが、実は英語の朗読もたくさん揃っています。(仏、西、独語などもあります)朗読本のコンテンツを扱うサイトは他にもありますが、セレクションの多さと質、そして使い勝手はハイクラスだと思います。

月額1500円で会員特典が受けられます。定額聞き放題ではありませんが、月に1つもらえるコインで価格に関係なく一作品が購入でき、コイン利用以外(クレジット決済)も、全て会員割引価格で購入できます。会員向けの無料コンテンツ(ボーナス本、英語系、ビジネス情報系、落語やお笑い、ヒーリング系などのポッドキャスト)も充実していますし、そもそも0円や数百円程度のコンテンツも星の数ほどあります。

Audibleは無料体験期間が基本的に1か月あり、1作品もれなく無料でGETできますのでこの機会に体験してみるといいかもしれません。

Audibleにはメリットがいっぱいですが、デメリットもやはり少しはあるので、こちらの記事に詳しく解説しています。

【洋書+Audible組合わせ学習方法】

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洋書とAudibleの両方を使うと語彙力や表現力が格段に上がります。有効な学習法をご紹介します。

Step 1:洋書を黙読する

まずはスタンダードに、黙読で紙本やKindleなどを読み始めましょう。わからない単語などをマークし、必要に応じて確認しながら読み進めます。

わからない単語にとらわれ過ぎると、前に進まず、学習が辛くなりかねませんので、できるだけ読み飛ばして読み進める癖を付けるとよいです。文脈で理解する訓練になります。ただし、明らかに重要と思われる単語や、何度も繰り返し登場する単語は、調べた方がいいです。

単語を確認するというこのプロセスは、簡単にハイライトしたり、コピペで単語調べができるKindle版が便利です。

また、著名な作品には、対訳付きなど、英語学習に特化した企画本などもあり、単語集などが付録されていたりしてとても便利です。

しかし、普通の紙本でも、そういった「便利さが無い」ことを逆手にとって学習の強みにすることもできるはずです。ノートにまとめたり、専用の単語帳を作るなど、実際に自分自身の手で文字に書き起こす作業は地道ですが、その分、定着率が高いので実はおすすめです。

Step 2:洋書を見ながらAudibleを聴く

(ここから始めてもOK)
洋書で文字を追いながら、Audibleを聴きましょう。発音や文全体のリズムに注意を払いつつ、どうしても気になる部分は繰り返し聴き、単語やフレーズの確認をしてみるのもいいと思います。
読破に時間を要する長めの作品などは、最初からこのステップから始めてもOKです。

Step 3:Audibleを単独で聴く

文字に頼らずAudibleを単独で聴く……にチャレンジします。
それまで聞こえていなかった英語が「はっきり聞こえる~!」というブレーク・スルー体験をここでできると、英語の吸収が一気に加速します。同時に、聴き取れない単語や表現を再認識すると思いますが、それもまた上達のキーになります。聴き取れなかった部分はメモっておくなどして、洋書で文章を確かめ学習しましょう。
Audibleを聴いて、大まかに発音を確認したら、この段階で音読に挑戦してみても、効果抜群ですのでとても良いです。

Step 4:Audibleを繰り返し聴く

繰り返せば繰り返すほど、それだけ力になります。余裕があれば、何度も聴いて、必要に応じて様々なメソッドの学習を取り入れるとよいでしょう。

「英語を聴いている」という感覚から、内容を把握して「情景がイメージできる」感覚になれば、英語を表現ツールとして体得している証拠です。

次項に挙げる様々な学習メソッドを織り込みつつ、繰り返し聴くとよいです。

Step5:洋書を再読する

このステップは必須というわけではありませんが、好きな作品の読み込み聴き込んで内容を把握すると、自然ともう一度文字でを読みたくなるものです。

この時点で感じる英文の印象は、最初に読んだときと大きく違っているはずで、まさに英語力の上昇を実感できる瞬間になると思います。この感覚を味わうと、英語学習は本当の意味でに「楽しみ」や「喜び」に代わります。

様々な学習メソッドで強化する

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ここまでご紹介したステップは基本ですので、そこに、自分に合っていて楽しんで学習できる色々な学習メソッド(学習方法)を取り入れてみましょう。

苦手そうなメソッドも、トライしてみると案外楽しかったりして、意外な発見に出会うものです。「やらず嫌い」にならないよう、どんどんチャレンジしましょう。

◆学習メソッド1:音読

洋書の文字を「音読」します。Audibleを聴き込んでいるので、基本的な発音は耳に残っているはずです。しかし、いざ声に出してみると思った音で出てこないものです。それでこそ勉強のやりがいがあるってものです。焦らずナレーターになり切って、ゆっくり練習しましょう。

この行程は一見地味ですが、英語の吸収という面で大変効果があります。ぜひトライしましょう。
録音して自分の音読を聴いてみると、弱点もよくわかります。Twitterでは、自分の音読をUPしている学習者もたくさんいます。そういう仲間を増やすと勇気や意欲も湧きます。

◆学習メソッド2:写経

書かれている英文をそのまま書き写す学習を、英語学習者は「写経」と呼んでいます。「写経」も地味で地道な手作業ですが、この作業で得られるものは大きいです。スペリングはもちろん、動詞と前置詞の組み合わせやイディオムなども勉強できますし、意外と、関係詞や分詞構文など、文法書解説だけではつかみにくかった英文法の理解も深まります。

ちなみに、私は「写経」を筆記体で行います。これは単に趣味の域なので、個人的な感想ですが、筆記体を速く美しく書く練習になると同時に、何より不思議なくらい「ストレス解消」になります。時々、無性に「写経」したくなることがあるので、その感覚は「もうけもの」だなと思っています(笑)

◆学習メソッド3:シャドーイング

「シャドーイング」は、音声素材を聞こえたとおりに被せ気味に繰り返すスピーキング練習です。最初は洋書で文字を見ながらAudibleの音声と同時に音読してみましょう。慣れるまでは難しいので、できるところだけでいいです。できないわ……と落ち込む必要は無いです。できるところでいいので発話する!がこの学習の特徴だと思って、気楽に取り組みましょう。
マスク着用がスタンダードの昨今は、イヤホンでAudibleを聴きながら、マスクの中でブツブツとシャドーイングするのにもってこいです。この状況を逆手にとれる学習方法です。

◆学習メソッド4:書取り(ディクテーション)

Audibleの音声を聴いて、聞こえた音を文字に書き取ります。見て書く「写経」より一歩進んだ学習です。
一文を全部聴き取れるまで、何度も巻き戻して繰り返し聴くといいです。できるだけ洋書の文字を見ずに一文を書きとり、書き終えてから洋書で正しいか確認しましょう。「あ、この音がいつもちゃんと聞き取れていないんだな」と思ったりして、自分自身の聴き取りミスの傾向や弱点がよくわかりますし、英語という言語の特徴に慣れるという大きなメリットがあります。

ディクテーションは時間と根気を要する学習のように感じるかもしれませんが、インプット面で大変効果的です。ディクテーションで学ぶ表現は定着度が高いので、そこからアウトプット実践へともって行くことができます。結局は上達への近道となる学習方法です。ディクテーションして、そこから発話練習すると、なお良いです。
もしディクテーションが楽しいと感じる方は、洋画のセリフなどでをディクテーションすると、コレまた楽しいですよ。

おすすめの学習タイトル

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いかがでしょうか。
洋書+Audibleの学習、わくわくしませんか?
様々な方法を取り入れつつ、同じ作品を繰り返し読んだり聴いたりすることが重要なので、短めのストーリーや短編集などもおすすめです。

それでは、おすすめタイトルをいくつかご紹介します。別の記事でさらに多くの作品をレベル別に紹介していますので、よろしければご参考になさってください。

それぞれ洋書のリンクとAudibleのリンクを貼っています。Audibleはサンプル音声が聴けますし、Kindle版は中身や一部読めたりするので、英語のレベルを確認できます。

【初級】Frog and Toad Are Friends
ふたりはともだち

「がまくんとかえるくん」の人気絵本シリーズです。特に人気の高い「ふたりはともだち (Frog and Toad are Friends)」は、読まれた方も多いのでは?

Audibleは、ゆったりとしたイギリス英語のナレーションで聴きやすいです。朗読は24分間ですので、手始めに取り組むには良い長さだと思います。

下はKindle版と日本語版です。もちろんこの素敵な挿絵がついています。

【初級】Yellow Bird Projects
きいろいとり文庫シリーズ

きいろいとり文庫は、世界中の童話を色んな言語で読める電子書籍のレーベルで、Kindle英語版は全て英語と日本語の両方が掲載されています。

Audible版の英語朗読は、ペースもゆったり、発音もクリアでに聴きやすく、初級者に学習しやすい英語教材になっています。

Audible会員でコインを保有していれば、以下の10本セット(非会員価格5000円)を、なんと1コイン(つまり1500円)でGetできるので、大変お得です。

Buying Mittens(手袋を買いに)
Lark's Migratory(ヒバリのひっこし)
Three Little Pigs(三匹のこぶた)
The Moonlight and the Glasses(月夜とめがね)
The fox's Wedding(きつねの嫁入り)
The Fox and the Grapes(すっぱいぶどう)
The Nighthawk Star(よだかの星)
The Lion and the Mouse(ライオンとネズミ)
The Emperor's New Clothes(はだかの王様)
The Vain Jackdaw(おしゃれなカラス)

10作品1 時間 54 分のセットです。
短いストーリーで7~8分。長めのものでも20分程度の長さですので、作品ごとにリフレッシュしながら、気負わずじっくりと勉強できます。

以下のリンクから、タイトル/ナレーター/著者名などを検索するボックスで English Audio Books (10本セット) を検索すると出てきます。

Audibleサンプル↓。ここからも同じように、上記のEnglish Audio Books (10本セット) を検索できます。

こちら↓はKindle版。きいろいとり文庫は、全部に英語と日本語の両方がついています。

【初~中級】Winnie the Pooh
くまのプーさん

皆さん大好きなキャラクター「くまのプーさん」のシリーズです。

著者A. A. ミルンが、息子クリストファー・ロビンと、彼のぬいぐるみ人形たちをモチーフに描いた児童書です。難易度の高い単語や長文はほとんどなく、会話などが多いです。
語弊があるかもしれませんが、プーさんたちは脳みそが幼児レベル。やることなすことが、大人の感覚では完全に「変」です。言ってることも往々にして「変」です。そこがミソの物語と割り切って読めば、とても楽しい読書体験になるはずです。(正直、捧腹絶倒レベルです)

Audibleもたくさんのバージョンが出ています。サンプルを聞いてみて、自分に合いそうなのを選ぶといいと思います。
(水を差すようですが、実はミルンと息子クリストファー・ロビンには、実生活では大きな軋轢があったそうです。なので、「クリストファー・ロビン本人が認めるバージョン」とそうでないのがあるようです。ドロドロ…)

冒頭リンクは、イギリスの名女優ジュディ・デンチさんがメインナレーターを務め、複数の俳優さんがそれぞれのキャラクターに扮する演劇風バージョンです。
配役の会話を自然に聴かせるようにするため、原文を忠実にナレーションしていません。違和感はありませんが、本に書かれている通りのナレーションがよければ、一人のナレーターが朗読している「クリストファー・ロビンが認めるバージョン」がよいかもしれません。

書籍と和訳もいくつか種類があります。

イラストも可愛いですよね。

【初~中級】A Bear Called Paddington
くまのパディントン

ご存じのくまのパディントンのお話です。南米のペルーからロンドンにやってきたくまのパディントンと、彼を引き取ることになったブラウン家のお話。色々騒動を起こしてくれますが、キュートなキャラが憎めません。
くまのプーさんもそうですが、こういうキャラクターものは、そのキャラクターを好きな人なら特に英語に入り込みやすく、英語学習に良いと思います。ゆっくりと上品なイギリス英語を学習できます。

Kindle版。挿絵も可愛いです♡

翻訳版はイラストが違いますが、これもまた味わい深い。(お馴染みイラストバージョンの絵本も存在します)

【初~中級】The Boy, the Mole, the Fox and the Horse
ぼく モグラ キツネ 馬

チャーリー・マケシー作、2019年のベストセラーの挿絵本です。インスタにUPした絵と自筆の詩が人気を博してベストセラー書籍になったそうです。

ナレーションは著者マケシー氏本人で、お人柄が垣間聴こえます。少しブリティッシュ系でゆっくりと落ち着いた語りで聴きやすいです。音読やシャドーイングも無理なく進められそうです。自然の音や優しい静かな音楽が付いていて、ヒーリング効果なんかもありそうな雰囲気です。ゆったりと心の洗濯をしながら英語に触れたい人に最適です。

洋書は、著者が描く優しく温和な挿絵が満載で、心が浄化されそうな本です。

ひとつネックかなと思うのは、文字が「手書きの筆記体」なところ(笑)
筆記体に慣れていないと読むのが少し辛いかもしれません。難易度の高い単語は少ないので、読みにくいという点を逆手にとって、Audibleで聴き取る力を養うには、とてもよいかもしれません。

「表紙の文字が全く読めね~」って方には、ちょっとおすすめを躊躇しますが、案外すぐ慣れると思いますし、経験値として、筆記体は読めないより、読めるに越したことはないはずです。

翻訳版はこちら。

【中級】Auggie & Me
もうひとつのワンダー

ジュリア・ロバーツ主演の映画「Wonder/ワンダー」はご存じでしょうか?とてもいい映画でしたね。病気のため皆とは違う「顔」を持つ男の子Auggieが、普通の小学校に通う……とどうなったか、というAuggieが主人公のお話でした。

「Auggie & Me」はその原作小説「Wonder/ワンダー」の、言わばスピンオフ小説ですが、原作同等か、ある意味それ以上に重要なメッセージが含まれています。

「Auggie & Me」は、違った角度からAuggieの存在を語ります。彼とかかわる周囲の子供たちにスポットを当てた物語なのです。障害を持つ当事者ではなく、周囲の人間がそれとどう向き合うのか、どうに接するのか、その時の心理は…という、とても重要な部分にスポットを当てています。「変な顔」のAuggieをいじめてしまう子は、何をどうに感じ、なぜそのような言動をするのか……。いじめる心理、守る心理、いじめない心理、それはそれで健全と言えるのか?

Auggieとぼく、Auggieと私……。
等身大の子供たちは、それぞれ皆悩みつつ精いっぱい生きてる。自分だったらどうするだろう?そう考えさせられる本。「Auggie & Me」のMeとは、つまり「私たち」読者自身のことだと言えるのです。

子供向けなので、英語もわかりやすいです。子供と一緒に読みたい、そして話し合いたくなるような、そんな良書です。

翻訳版はこういうタイトル↑
(もうみっつだけどね)

【中級】Fairy Tales of Oscar Wilde
オスカー・ワイルド童話集

ユーモアと辛辣さを兼ね備え、人の心理の深みを描写する稀有な作家オスカー・ワイルドの童話集。
童話と侮るなかれ、大人にも十分読み応えのある素晴らしい読み物です。「幸福な王子」など、子供の頃に読んだことがあると思いますが、今読むと違った印象で、感じ入るところを新たにするはずです。
「名著を原書で読む」という至福の時間を味わいつつ、適度なレベルの英語学習にもなるという超おすすめの読本です。
中級としましたが、上級者も上級者なりの味わい方ができる奥深い作品です。

冒頭ご紹介のAudibleは、ジュディ・デンチやジェレミー・アイアンズなど、英国の名優たちによる朗読で、品格があって秀逸です。

洋書のペーパーバック版と和訳文庫本です。

翻訳本は、複数の出版社からいくつか出ています。

【中~上級】Flowers for Algernon
アルジャーノンに花束を

人間の価値とは?という生きる命題を突き付けられるような、一度は読んでおきたいダニエル・キイスの名著。何度も映画、ドラマ、演劇化されているのでご存じの方も多いと思います。

比較的平易な英語と短めのストーリーなので、英語学習に適しています。注意点は、知能の遅れのある主人公の日記なので、スペルが間違っていたりするところ。Audibleではスペル間違いはわからないですが、洋書では「ん?」と思うことがあるかもしれません。予備知識として知っておくとよいです。

英語学習に特化した対訳付きのバーション↑もあります。(但し、改訂などを経ている場合、Audibleの原稿と多少相違のある部分がある可能性もあります)

【中~上級】Harry Potterシリーズ
ハリー・ポッター

もう説明は要らないですね。
ハリー・ポッター・シリーズは、児童書なので英語学習には良いレベルの教材です。ハリポタファンなら特におすすめです。また、映画を観た方や翻訳本を読んだ方なら、ストーリーの流れがわかり、登場人物の名前や魔法学校用語(?)を基礎知識として持っているので、なお物語に集中しやすいと思います。
少し長めですが、何しろ面白いストーリーなので、ストレスなく学習に取り込めると思います。

シリーズ全7巻のペーパーバック版もあります。
お得感から学習の意欲がわくかも!

【中~上級】The Fault in Our Stars
さよならを待つ二人のために

ティーンエイジャーの恋物語。……と一言で片付けると、陳腐でありがちですが、実は非常に想いテーマを扱っています。恋に落ちる二人は、とある集会で出会います。がん患者の集会。これはガンと闘う二人の若者が、恐れ戸惑いながらも「恋」を知り、生きる意味を問い、死との向き合い方に迷い、そして残してゆく家族や友人への想いに胸に痛める姿を、丁寧に綴ったお話です。

ティーン向け小説なので読みやすく、ストーリー展開も興味深いので、どんどん読み進められると思います。

せっかく生きてるんだから文句言っちゃいかんなあ。。。なんて自己反省してしまう本です。

翻訳版はこちら↓そういうタイトルになるのか~

映画タイトルが直訳に近いですね

【中~上級】Just Mercy 
黒い司法

人権弁護士のブライアン・スティーブンソン氏著。アメリカ司法の人種差別を描くノンフィクションです。最近読んだ本の中で特に強い感銘を受けた作品で読み応えのある本です。

2020年は、世界的にBLM(Black Lives Matter)運動が広がった年でした。アメリカの人種差別問題は、非アメリカ人には真の意味で理解することが困難な問題です。その一面を深く知るきっかけになりました。

ご紹介するのは、若者向けバージョンで、映画化作品に沿うように再編集されたものです。司法という少しとっつきにくいテーマを、英語学習に好ましいレベルに仕上げています。

こちらはオリジナル版洋書と翻訳版。

人気俳優マイケル・B・ジョーダン、ジェイミー・フォックス、ブリー・ラーソンで映画化された作品も見ごたえがありました。

まとめ

洋書にAudible(朗読本)を組み合わせると、その学習効果が何倍にもなります。「急がば周れ」、学習の幅が広く、英語力の定着度が格段に大きいこの組み合わせ学習で、英語力UPを実感しましょう。

洋書とAudibleの組み合わせの学習範囲は以下の通り。

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学習ステップ

Step 1:洋書を黙読する
Step 2:洋書を見ながらAudibleを聴く
Step 3:Audibleを単独で聴く
Step 4:Audibleを繰り返し聴く
Step 5:洋書を再読する

学習メソッド

◆学習メソッド1:音読
◆学習メソッド2:写経
◆学習メソッド3:シャドーイング
◆学習メソッド4:書取り(ディクテーション)

レベル別作品

【初級】
・Frog and Toad Are Friends/ふたりはともだち
・Yellow Bird Projects/きいろいとり文庫シリーズ

【初~中級】
・Winnie the Pooh/くまのプーさん
・A Bear Called Paddington/くまのパディントン
・The Boy, the Mole, the Fox and the Horse/ぼく モグラ キツネ 馬

【中級】
・Auggie & Me/もうひとつのワンダー
・Fairy Tales of Oscar Wilde/オスカー・ワイルド童話集

【中~上級】
・Flowers for Algernon/アルジャーノンに花束を
・Harry Potter/ハリー・ポッター
・The Fault in Our Starsさよならを待つ二人のために
・Just Mercy/ 黒い司法

以下の記事でも魅力的なAudible作品をたくさん紹介しています。
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