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【映画】ミッドサマー【Netflix】

Netflixは結構観てます。
作品によっては「ガッツリ観る!」というより、ただただ、流してるだけ、作業しながら、何となく観てる、というような事もあります。
主にnoteで書かせて頂く作品はそれなりしっかりと観た作品について書いていきます。
自分なりの評価も★の五段階でやっていこうかな、と思ってます。
どのような作品というのも好みがあるので、正直、評価は当てにならないと私は思っていますが、まぁ一応やっておこうかなと思います。

ミッドサマー

評価:★★★★★

色々と話題になってる作品『ミッドサマー』。
タイトルだけ知っていて、特に興味はなかったのですが、先日、何となく観てみました。
どうやら「ホラー」とのこと。世間の話題的には何となく「女性」がよく観ている印象(あくまで印象)。
私は映画を観る前はなるべく前情報は入れないで観るようにしています。
その方が没入感があるように思うし、その作品を純粋に観るために自分が気をつけていることです。
なるべく先入観を持って観たくないんですよね。
「ラスト、あなたは驚愕する!」
「最後にとんでもないどんでん返しが!」
みたいなキャッチコピーを観てしまうと興ざめしてしまう訳ですよ。

ともかく、興味を持って観たわけです。
明るい印象。何処かの民族衣装を着た多くの人。幸せそうな人たち。
この印象が「ホラー」なのか?と興味を持ったわけです。
ホラーは大好物のジャンルで、ホラーについて私が考えていることはまたいずれ取り上げたいとは思っています。
「ホラーの定義」は非常に難しいと私は考えていますし、そもそも様々な作品の「ジャンル分け」に疑問を普段から持っています。
この作品は主人公や視聴者からすれば「ホラー」かもしれません。

家族を不慮の事故で失ったダニーは、大学で民俗学を研究する恋人や友人と共にスウェーデンの奥地で開かれる”90年に一度の祝祭”を訪れる。美しい花々が咲き乱れ、太陽が沈まないその村は、優しい住人が陽気に歌い踊る楽園のように思えた。しかし、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。妄想、トラウマ、不安、恐怖……それは想像を絶する悪夢の始まりだった。

これが公式のストーリーの引用です。
学生5人がスウェーデンの24時間明るい村で一時を過ごす、というお話です。
「村」という閉鎖空間。
これは「ホラー」の王道。
その村だけの「謎の風習」。
これだけで、確実に「外部から来た者の誰かが殺される」という想像は安易に出来ます。
王道ですから。
その視点で観ると明らかに「コイツは早々に殺される」もしくは「最後までかき乱したあげく、主人公たちを不利な状況に追い込んでいく」ということも想像できます。

さて、私は前情報も入れませんでしたし、観た後も今回は特に情報も入れてません。
他の方々の感想や評価も観ていないです。
その上で、私が思う「テーマ」がなんなのか?と考えたのですが、
これは主人公を救う物語なのかな?と思いました。
つまり「救い」がテーマなのだと私は考えます。
どのタイミングで、どの場面でというとネタバレになるので、言いませんが、とあるシーンで主人公の顔がアップで「笑顔」になるシーンがあります。
この笑顔が「救われた」という笑顔だったと私は解釈しました。
そして私はこの笑顔を観るためにこの作品を観たのだ、とも思いました。
この笑顔を見た瞬間に私の中で最高の映画となりました。

この映画は間違いなく狂気です。
例えば知ってる人は少ないかもしれませんが『変態村』という配給会社が明らかにとち狂った翻訳のタイトルをつけてしまった映画があるのですが、ある意味、その狂気に近いものがあります。
ここで出すタイトルとして違うかもしれませんが、『エル・トポ』やヤン・シュバンクマイエルが描く世界観の狂気に似たものを感じもしました。
基本的には私は映画は1人で観る物だ、と思ってますが、誰かと一緒に映画を観る方も多いと思います。
この映画は自分と同じ感覚を持っている者と観ないと、気まずい思いをする可能性のある映画であるということを最後に付け加えておきます。

語れば語るほど、映画のネタバレにもなると思いますのでこの程度で留めておきます。

私は強くオススメが出来る映画です。
しかし明らかに人を選ぶ作品であることは否めないし、子供は観ない方が良いかもしれないなぁとも思います。

あ、因みにですが、一応グロありますので、作り物とはいえ、グロが苦手な人は注意です!

ではまた。

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