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ごきげん人研究その1

ごきげんな人、好きですか?

いつもニコニコしていて、よく笑い、元気いっぱいで活動的。似たような雰囲気の仲間にいつも囲まれている。

一緒にいるとなぜか癒されたり、楽しくなっちゃったり、わくわくしたり。ちょっとでもお話ししていたいと思っちゃう。

そんなゴキゲンな感じの人、周りにいませんか?

ごきげんな人、大好きです。自分もごきげん人になりたいと思いませんか?

ごきげんハッピーな人を見て、嫌いだという人が中にはいるかもしれません。あいつは軽薄だ、信用できない、阿呆だ云々。

批判する人は自分の中の価値基準が聖人君主レベルに高いのかも知れませんが、ほとんどの場合嫉妬、やっかみなんじゃないかなぁ。

そもそもですよ? いっつも不機嫌そうに眉間にしわを寄せている人に、成功者っていますか? 少なくとも幸せそうには見えませんね。

ごきげん人は、感情を出さない?

いつもニコニコごきげん、というのと、安定感、安心感とは必ずしもイコールではないと思いますが、ごきげん人に感情むき出しで怒鳴り散らしたり泣きわめいたりするイメージはありません。怒りや悲しみは「ごきげん」じゃなく「不機嫌」な状態でしょうけど。

精神科医の和田秀樹先生によると、感情が揺さぶられない状態というのは危険な状態だそうです。

感情は抑えつけると、内にこもって自分を傷つけてしまう。ネガティブな感情も外に出してあげないと、自分を傷つけられたくないために自分を奥底にしまい始める。無感情・無表情で人形のような自分じゃないナニカの出来上がり。

ごきげんでいるためには、感情が湧いてきたら(どんな感情でも)見て止めること。認めること。

あ~、わたし今こんなこと感じてるんだ~。

「超一流のごきげん力」(岩本好史著)によると、ネガティブな感情を認めたら、「好きなこと」を考えるとよいそうです。好きな音楽だったり、好きな芸能人だったり、食べ物だったり。

アンガーマネジメントでも、怒りの感情は長く持たないので、ともかく6秒数えるとか言いますもんね。

なんか気をそらしているだけな感じもしますが、これが結構難しいそうで、訓練がいるとのこと。でも慣れてくると、ネガティブな感情に支配されることはなくなります。

感情は脳の認知機能と関係していて、ものごとに「意味付け」をして行動の基準にします。例えば、朝起きたら雨が降っていたとします。あ~面倒くせー、傘やだなー、足元濡れると鬱陶しいなーと鬱々とした意味付けがある一方、恵みの雨だー、これで今年の作物も大丈夫だー、安心した―というような意味付けもあります。「雨が降る」という事象は自然現象であって善でも悪でもなく、鬱々やら安心やらは勝手に人間たちが意味付けしているわけです。

このメカニズムがわかれば、いやな感情が湧いてきたと認めたら、ちょ、ちょ待てよ!と本当にその「意味付け」でいいのか一瞬考えてもいいのかなと思います。

喜びの表現はどしどしやってほしいですね。大げさと言われようがなんだろうが、ちょっとしたことでもめっちゃうれしー!と叫んで、ありがとうー!!と感謝されたらもう、その人の大ファンになりますよね。次もなんかしてあげたくなるはず。

喜びの波動は、感染力半端ないですね。

ごきげんのタネ

ネガティブな感情の意味付けは、生存本能のなせるワザでもあります。人間にはホメオスタシス(恒常性維持機能)という機能がついていて、安定・安心を好み、変化・不安を嫌います。いつもと違う、危ないと感じたら恐怖が訪れ、いつもより足りないと感じたら怒りがやってきます。

それでは、意味付けをポジティブな方向に利用すればよいのではないか?(おぉっ!大発見か!?)

ポジティブシンキングではありません。もっと単純な話です。

好きなこと、好きなものをたくさん発見しよう!大計画です。

今朝立ち寄ったカフェのコーヒーが美味かった。お昼に食べた天丼のれんこんがほくほくで美味かった。隣の眼鏡屋のお姉さんが結構きれい。路傍の花が可憐だ。雨が降ったおかげて空気がきれい。トイレがきれいに掃除されていて気持ちいい。金色のガッシュベル第2弾が始まってうれしい。などなど。

こうして意識して気持ちが上がることに注目していけば、自然と喜びと感謝の思いで満たされていくことでしょう。

確か武田双雲さんの言葉だったと思います。

中学生くらいの頃、友達がクラスにはブスしかいねえと言っていたけどぼくは皆かわいいと思っていたから不思議だった。会社員時代、同僚が社食はまずいと言っていたけどぼくはものすごく美味しいと思っていたから不思議だった。

無理やり見方を変えるということではありません。幸せな生き方をしているのは、友達・同僚なのか、武田さんなのかという話です。

本日はこれまで。ごきげん様でした~!


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