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2021/09/11 土曜競馬回顧

秋競馬は中山と中京だけ。中京は買わないので、中山だけ。となると、買うレースは10レースに満たない。夏は朝から1日20レース以上も買ってたので、予想がやけに楽だ。夏と秋で、こうも違うか!と今さらながら驚く。

中山2R:2歳未勝利

柴田大◎ヒメノゴゼンはスクリーンヒーロー産駒。新潟のデビュー戦が良く、中山なら確勝!と思えた。相手はシルバーステート産駒〇バオバブスピリット、イスラボニータ産駒▲サンクションで、この3頭でほぼ決まりのはず。

ところが頼みの◎ヒメノが謎の失速。調子良く前に行き過ぎたか? 騎手も理由がよく解らないという。とまれ、人気で勝てない。ここらが騎手・柴田大の限界。

▲サンクションは大外枠で不利だったはずだが、スタートがよく、すぐ前に取り付けた。石川ユキトが冴えてる。

▲2着、〇が3着したものの、人気薄のモンタナアゲートが勝ち、押さえの馬券も2・3着に終わる。モンタナはパドックよく見せなかったが……津村明を嗤う者は津村明に啼く。

セイウンシデン4着はデムーロの責任としておく。

中山3R:2歳未勝利

アキラ◎ウィンターアゲインの4枠から流す。津村セイカフォルゴーレと馬単勝負。も、セイルオンセイラーが強すぎ。ドレフォン産駒恐るべし。この産駒を見かけたら全て買うべし。セイルとセイカに突き放され、アキラ◎はるか後方の3着。

2→1→5番人気で、堅い。これは取れるわけがなかった。てか、アキラはよく3着を確保したと褒めておく。

中山4R:2歳新馬

前レースでドレフォン産駒を軽視して痛い目に遭ったので、ここは同産駒で鞍上が田辺チムドンドンから。デキの良い馬にワイド&枠連流し。

なのに……12着。なにがドレフォン産駒やねん。チンチンドンドンやねん。ふつーにルメール→福永を買えば馬単3千円。やっぱ人気馬の田辺、根本的に信用ならん。

3頭しか出走してない関西馬が掲示板に3頭。1着ルメール、2着福永、5着が格下の富田。関西馬だけ買えばええ。3連複3610円。バカでも買える馬券だ。

いや、一瞬迷ったんだけど、このコースは外枠有利。内枠はかなり不利なはず。それを難なく克服したんだから、関西馬の力が抜けていた。大外デムーロの馬なんか、どこに行ったん?

中京5R:2歳新馬

本当にドレフォン祭りが開催中なのか、とりわけ和田の騎乗を見。

4番人気の和田ウナギノボリが圧勝し、2着はリゴレット。たしかにドレフォンのワンツーで、馬単3千円。同じ産駒のサーマルウインドだけが負ける。川田騎乗で人気だった。というか、人気しすぎ。

中山5R:2歳新馬

福永◎エールトゥヘヴンは、父ロードカナロア+母キストゥヘヴン。いかにも走りそう。前レースで福永を嫌って失敗したので、ここは軸。横山武エンギダルマ〇は父ルーラーシップ+アユサンで、こちらもまず凡走はなさそう。

▲オニャンコポンは血統は別として、初戦なら3着ぐらいはありそう。アキラだし。馬名もヘンだし。馬名がヘンだと不当に人気薄になる場合がある。◎〇の3連複軸2頭流し。▲は単勝も押さえる。

まさか?と思ったが、番手追走から直線抜け出す。アキラ!アキラ!アキラ!射精しちゃう~!

その後ろから〇エンギダルマ、◎エールトゥヘヴン!3連複でけた~!と一瞬叫びかけたが、後方をぶん回して三浦スリーエクスプレスが両馬を差し切って2着。三浦、むだに頑張りやがって。ええぃ、いまいましい。

福永4着。どうしてお前はオレが買うと……

こんなことなら枠連流しをかけておくべきやった。12740円もついてる!むろん単勝3200円はゲット。ワイド930円も取った。

オニャンコポンがこうも楽勝とわ、正直、思いもしなかった。864万の馬が3300万と2800万の良血馬を一蹴。てか、良血馬から買って失敗。

中山6R:3歳以上1勝クラス

有利な外枠で永野◎ミヤコノアカリが楽逃げできると誰もが思ったはず。

ところが3番枠の戸崎クロノフルール(8番人気)の出がよく、そのまま逃げる。番手がマリーアミノル(5番人気)で、そのまま行った行ったの競馬になってしまった。

やはり先行した▲50原優マイステージが3着に突っ込み、3連単98万馬券。

永野◎は出もよくなかったが、そこから内に入り込むこともできず、そのままグルッと外を回って11着。人気の永野を過信すべからず。

中山7R:3歳以上1勝クラス

堅そうでケンするつもりだったが、三浦〇アールバロンからルメール◎アンダープロットへの馬単がやけについているので買っておいた。難なく1450円ゲット。

3連複を流したが、人気のサンズオブタイムはパドック&返し馬がよく見せない。熟慮の末に切って失敗。3着に来られた。横山武、さすが。

◎アンダーからワイドも軽く流していた。ワイドはサンズも買っておいた。とはいえ250円+370円。

〇アールは最初本命だったが、パドックで気合いが乗りすぎていた。が、返し馬を見るとのびのび走っているので、これなら!と買うことにした。やっぱり返し馬だいぢ。三浦もちゃんと先手を取って逃げさせた。

三浦は逃げ馬で逃げない場合がある。が、最近はしっかりしている。ひと皮むけたようだ。チャンスがある馬はきちんと持ってくる。くれぐれも軽視すべからず。

中山8R:3歳以上1勝クラス

大したことのないメンバーで、これなら永野◎リンガスウォリアーと小林脩〇ウインジョイフルで堅いと見た。馬単勝負。両馬が同居する7枠流し。

外は有利のはずなのに期待の7枠の馬はどちらも先行できず。内のスズカキングボスが距離延長で楽に先手が取れた。江田から丹内への手替わりも良かった。この馬の力を信じた田中剛師の工夫が実った。15番人気だったが3着に残る。

2着に突っ込んできたのが10番人気のヴィクトリーレーン。船橋の川島正厩舎からの再入厩馬で、地方では活躍していた。鞍上も△55秋山稔。不当な人気薄だった。

そんなわけで1番人気のルメールが快勝したにもかかわらず、3連単92万馬券。ルメールの1番人気の馬から枠連で流しても5630円。どうやら中山のダートは内で逃げたもん勝ちのよう。

中山10R:汐留特別

前走の◎タイガーリリーには煮え湯を飲まされた。無念の3着。杉原誠の追い出しのタイミングが遅い。鞭打ち100回!

その効果が出たか?返し馬でやや入れ込みが見られたが、元来そういう神経質な馬だし、杉原のお手馬のようなもの。前走18頭立てから今回の10頭立て8番枠は絶対に有利。格上げ挑戦でもやれるはず。

1番人気の鮫島スティクスが逃げる。これを早めに追い上げて行き、クビ差で2着確保。単勝が1350円だったので、できれば勝って頂きたかった。

すんなり馬単2330円ゲット。ワイドも480円+950円。

3連複3400円を逃したのがなんとも残念。戸崎プレシオーサはパドックがよくなかった。あっさり切って失敗。

福永▲ファルヴォーレで堅そうに思ったが、あとからレース画像を見ると、4角の勝負どころでシトラスノキセキがいきなり横に張り出し、追えなくなる場面があった。というか、異常を察知した福永はあらかじめ手綱を引いている。それなら進路を変えろよ!という話だ。

戸崎の馬は外を回っていたので、この内でのごちゃつきに巻き込まれずに済んだ。ぐるっと回って3着に差し込む。運がよかったのは確かだが、そこまで含めて騎手の実力。

中山メイン:紫苑S

今日にかぎったことではなく、これまでの経緯もあって、オレは福永くんという男をどうしても信じられない。ファインルージュを疑問視。

荒れるとしたら、やはり逃げ馬だろう。アビッグチアではいかにも役者が劣る。そこで◎スライリーに注目。これと〇メイサウザンアワーとの一騎打ちという絵を描く。重賞実績が必要で、スリーセブンシーズ、パープルレディ、エイシンチラー、ファインルージュに均等流し。

これにミスフィガロも加える。実績は見劣るが、ディープインパクト産駒はここぞという時に格とは関係なく激走する。

半年ぶりのホウオウイクセルは24キロ増で、切る。前夜 YouTube で、展開予想の鬼ともいうべき御仁が、全馬の出方を詳細に予想した末に選んだのがこの馬。休み明けでも大丈夫!と断言しておられた。が、ふたを開けてみると、途方もない出遅れ。いきなり5馬身も差をつけられ、13着惨敗。

今から思うと、ファインルージュとブルーセブンシーズで馬単3620円もつくなら、わざわざ穴狙いなどすべきではなく、さくっと買っておけばよかったのである。

それと注目していた12番人気ミスフィガロが3着に激走。ここから狙うべきだったかも。大いに迷ったのだが、重賞実績のあるスライリーを軸にして失敗。オーバーペースに巻き込まれ、脚をなくした。

ミスフィガロは、1番人気のルメール鞍上エクランドールと同枠。同枠の人気薄を狙えという格言に従うべきだった。というか、これとスライリーのワイドを持っていたのだが、欲をかきすぎた。

ちなみにエクランドールは17着のブービー惨敗。重賞実績が要求されるレースなのに、なんで2戦しか走っていない馬が1番人気に祀り上げられたのか謎である。ルメールにも出来ることと出来ないことがある。

中京最終:3歳以上2勝クラス

負けが込み、苦しくなっていたが、何のオレには最終の◎ララクリュサオルがいると、大船に乗った気持ちだった。この馬から買えば儲かるんだから、と何の疑問も持たず、ガツンと。

なのにゴール前、どこを見てもいない。見つからない。どこじゃ、どこじゃと惑乱するうち、終了。

鞍上の中井の話では、隣りの馬がゲートを潜り、それにつられて出が悪くなったというのだが、道中は4番手追走で問題ない。なのに、直線では伸びるどころかズルズル後退する一方という、信じられない負け方。

逃げると目されていたラインガルーダが出遅れ。パドックの印象最悪だった12番人気のカーテンコールが強気の逃げに出た。これが2着に粘るところを差し切ったのが懐かしや!牝馬7歳、10番人気のパワフルヒロコである。

自分としては〇アイティナリーがむしろ逃げるんじゃないか?と考えていたが、幸はそんな無理な騎乗はせず、2~3番手で回ってきて直線で沈没。

和田〇メラナイトは3着確保だが、この流れなら連対しないと。とまれ、1倍台の圧倒的1番人気馬が惨敗で、3連単200万馬券。

中井が鞍上のかぎり、2度とこの馬を買わん。そうここに誓う。

それにしても中京って、武豊が逃げるとピタッと隊列が落ち着くが、武がいないレースだと好き放題に逃げる馬が出て、カオス状態だな。

中山最終:3歳以上1勝クラス

アキラの追い込みレゴリスか、永野の逃げでニシノミズカゼか?と迷いに迷って、後者を選択。◎ニシノミズカゼ〇ボイラーハウス▲レゴリス。

前走は小林凌が躓いて9着。ゲートは練習しただろうし、永野も調教で跨っている。いくら鞍上が天才アキラとはいえ、10番人気の差し馬〇より、3番人気の永野の逃げ馬のほうが確実。何と言っても最終の永野。

……という己の安定志向にすっかり絶望させられた。

◎ニシノミズカゼ、またしても性懲りもなく躓く。いきなり最後方で、14着大敗。「アッというのがこの世の別れ」。代わりにデムーロのシャドウヘリテイジが逃げ始めた。

アキラは相変わらず抜群のスタートセンス。いったん下げたあと、大外を追い込んでくる。マーベラス!と感嘆するほかない。10番人気3270円の単勝と、〇▲のタテ目の馬連も持ってた。

デムーロ、垂れろ。頼む!頼む!頼む!とお願いしたが、イタリア人に日本語は通じない。頭差で勝ち切った。▲レゴリスは2着どまり。

3着は三浦で1番人気〇ボイラーハウス。近走は江田照が鞍上で、4→3→4→3→3着。三浦に乗り替わって一押しがあるか?と見て対抗にしたのだが、またしても3着。

枠連2720円、馬単42160円、3連複17000円、すべて取り逃がす。3連単は20万ついた。

中山ダートは内からの逃げが有利、アジアエクスプレス産駒も来ている、という仮説の上での永野の選択だったが、出遅れてはどうしようもない。鞭打ち300回。

エイトの野田くんがレゴリス本命。つくづく頭が下がる思いだ。というか、野田くんも相手はニシノミズカゼだったのか。本紙山本はシャドウヘリテイジ本命。皆さん、お上手。

アキラ、アキラと騒いできたくせに、肝心なところで日和ってしまう。人気が無いからこそ積極的に買わないと、永遠に大きな馬券は取れない。

みずからを鞭打ちつつ、日曜を迎えるのだった。さらなる絶望が待っていようとは、この時点では知る由もなかった。


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