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GoogleはiPhoneのシェアをいとも簡単に落とせる。でもそれができない理由

ここ日本では多くの人がiPhoneを使っており、Androidは少ないように思えます。実はGoogleはiPhoneのシェアを壊滅的に追い込む最終手段を持っているのですが、それを実行することができません。それはなぜでしょうか。そしてもしそうなれば私達の暮らしはどうなるのでしょうか。

まず考えていくのは、なぜその"最終手段"を使えないのかについて解説していきます。

1、Googleは広告収入で成り立っているという事実
おそらく今この記事を見ているということはインターネットにアクセスすることができるデバイスを持っているということになりますね。パソコンやスマートフォンを持っていてインターネットで検索をする機会というのは多いのではないでしょうか。でもウェブを検索して記事をみると広告が多いですよね。そう、その広告費がGoogleに支払われていて、その広告費がGoogleを支えています。ですのでもしGoogleサービスをiPhoneから一切なくしてしまえば、シェアは奪えても収入は減り、結果的に大損をしてしまうのです。
(You Tubeも同様)

2、AppleがGoogleをこすかもしれないから
最近問題になっていますが、GoogleがAppleにSafariの標準検索エンジンとしてGoogleを選んでもらえるように多額の資金を払っています。しかしGoogle自体無くなってしまえば、Appleは他の検索エンジンに代替する必要が出てき、Appleが独自の検索エンジンを開発してしまうかもしれません。さらにGoogle DriveやGoogle PhotoなどをまとめたGoogleONEが消えてしまえば、そのシェアはiCloudに追い越されてしまったり、You TubeMusicはAppleMusicに完敗することになるでしょう。それを避けるためにもGoogleは撤退はできないのです。


3、Google Pixelに乗り換えてくれなければ意味がないから
Apple勢を捨ててまでAndroidに乗り換えただけではGoogleの利益に繋がりません。というのもAndroidはオープンライセンスであり、自由にいじれて高額なライセンスを払われないためAndroidといってもGoogleの直接の利益につながるPixelシリーズに乗り換えて貰わなければなりません。SamsungやSONYなどに乗り換えられてはAppleを捨ててまでのメリットが出ない、いやデメリットになってしまうということです。

以上、 Googleが最終手段を講じることが出来ない理由でした。日本ではYahoo!Japanが Googleに次ぐシェアを有しており、iPhone多き日本市場で GoogleのiPhone撤退はいわば Googleがハードウェア中心の企業になった、ということを指しているのです。

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