【M1】 M1 Mac で UbuntuをUSBに焼く
こんにちは、Q0tzly です
今回は、M1 Mac 専用の Ubuntuをターミナルから USB RAM に焼いていきます。
M1 は Intel チップと違って、アーキテクチャがモバイル端末によく使われている、Arm アーキテクチャです。
M1 で使えないアプリ(例えば、Boot Camp)やターミナルを使うときに色々手こずったりするので、IT系の仕事で使うなどといった人は注意した方がいいかもしれません。逆に、私のような学生には、自分で解決することが勉強になるかもしれませんね。
注意
もし、M1 Macで Boot しようとしている人は、接続する USB RAM を Type-C にしてください。
もし、既に Type-A の USB RAM を買ってしまったよという人は、Type-C に変換できるケーブルなどを使うとできるかもしれません。
また、このページに一通り目を通してから、下のコマンドなどを実行することを推奨します。
M1 Mac で Ubuntu を焼く方法
準備するもの
M1 Mac
USB RAM
Ubuntu の iso ファイル (ダウンロード方法も説明します)
Ubuntuをダウンロード
下のページにアクセスします。
M1 Mac で Boot がしたい人は、下の Ubuntuを選んでください。
次にこの緑のリンクをクリックしてダウンロードします。
ターミナルを Rosetta を使用して開く
M1 Mac は CPU アーキテクチャが Intel Mac と違うので、ターミナルを Rosetta を通して実行する必要があります。
Finder を開きます。
次によく使う項目からアプリケーションのファイルを開きます。
次に、ユーティリティを開きます。
その中から、ターミナルを右クリックして、情報を見るを開きます。
開けたら、" Rosetta を使用して開く" にチェックを入れます。
ターミナルから USB RAM に焼き込む
最初に USB RAM を Mac に差しましょう。
次に、Dock から Finder の横にある Launchpad を開きます。
その中から " その他 " を探して開きます。
その中からターミナルを開きます。
開けたら、自分の Mac が USB RAM をどのように認識しているかを確認するために、下のように入力します。
diskutil list
Enter キー、もしくは Returnキーを押すと、下のようなものが表示されます。
/dev/disk0 (internal):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: GUID_partition_scheme 500.3 GB disk0
1: Apple_APFS_ISC 524.3 MB disk0s1
2: Apple_APFS Container disk3 494.4 GB disk0s2
3: Apple_APFS_Recovery 5.4 GB disk0s3
/dev/disk3 (synthesized):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: APFS Container Scheme - +494.4 GB disk3
Physical Store disk0s2
1: APFS Volume Macintosh HD 15.4 GB disk3s1
2: APFS Snapshot com.apple.os.update-... 15.4 GB disk3s1s1
3: APFS Volume Preboot 472.1 MB disk3s2
4: APFS Volume Recovery 822.1 MB disk3s3
5: APFS Volume Data 294.3 GB disk3s5
6: APFS Volume VM 2.1 GB disk3s6
/dev/disk4 (external, physical):
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: GUID_partition_scheme *61.9 GB disk4
1: Microsoft Basic Data 3.8 GB disk4s1
2: EFI ESP 4.3 MB disk4s2
3: Microsoft Basic Data 307.2 KB disk4s3
上の方にあるものは、OS などが入っているディスクなので、接続した USB は下の方にあります。 私の場合は 64GB の USB RAM を差したので、" /dev/disk4 " として認識されています。自分の USB RAM の "/dev/disk(数字)"をどこかにコピー and ペーストしておきましょう。もし、自分の差した USB RAM がわからない場合は、他に差している外部ストレージを抜いたりして、自分の USB RAM の容量に近いディスクを探しましょう。
自分の USB RAM がどれかわかったところで USB RAM をフォーマットするために下のコマンドを入力します。このコマンドは USB RAM のデータを消去するため、使う USB RAM に使うデータが残っている場合は、他の場所に移したりしましょう。
"/dev/disk4" には先ほどコピーしたものが入ります。
diskutil eraseDisk MS-DOS UNTITLED /dev/disk4
"/dev/disk4" の前にある、" UNTITLED "はこの USB RAM の名前になります。
実行すると、いろいろ表示されますが最後の方に下のように表示されたら成功です。
Mounting disk
Finished erase on disk4
最後の "disk(数字)"には消去したdiskが表示されます。
次に、ディスクをアンマウントします。下のコマンドを入力してください。これをやらないと、次の iso ファイルを焼くときに、エラーが出るので注意してください。
"dev/disk4"には先ほどコピーしたものが入ります。
diskutil unmountDisk /dev/disk4
下のようなものが表示されるはずです。
Unmount of all volumes on disk4 was successful
"disk4"には、アンマウントに成功したディスクが表示されます。
次は、最後のコマンドです。
このコマンドで、USB RAM に iso ファイルを書き込みます。
もし、コマンドが見切れている場合はコマンドをスクロールしてください。
コマンドを入力しても、下の情報を入れるまで、Enter キーや Returnキーを押さないでください。
sudo dd if=/Users/usr/Desktop/ubuntu-22.04.1-desktop-amd64.iso of=/dev/disk4 bs=4028
コマンドのに入れる情報を取得していきます。
まず、"if=" の後にある iso ファイルのパスを取得していきます。
先ほどダウンロードした Ubuntu の iso ファイルを移動させていたら、そこのフォルダを開きましょう。移動していない場合は、Finder からダウンロードを開いて、Ubuntu の iso ファイルを一回クリックして文字の周りが青くなった状態にします。
次に、iso ファイルが選択されている状態で、"command キー" , "option キー" , "C キー" を押して、パスをコピーします。
コピーができたら、下のコマンドの"if="の後から、".iso"までを削除して、下の状態にします。
sudo dd if= of=/dev/disk4 bs=4028
できたら、"if="の後にカーソルを持ってきて、"command キー" , "V キー" を押して、先ほどのパスを貼り付けます。
sudo dd if=/Users/usr/Desktop/ubuntu-22.04.1-desktop-amd64.iso of=/dev/disk4 bs=4028
それができたら、"of="の後の"/dev/disk4"をコピー and ペーストした、自分のディスクに変えます。
これで、Enter or Return を押すと、コマンドが実行されます。
しばらくは、コマンドを実行している間は何も表示されませんが、USB RAM に LED がついている場合は、それが光ります。
終了したら数字がたくさん表示されます。これで成功です。
終わりに
今回は M1 Mac で M1 Ubuntu を焼きました。
慣れたら、ソフトウェアでやるよりも、こちらの方がエラーなどがわかりやすくなると思います。