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マネージャー業務紹介:④心がけていたこと、取り組んだこと

 こんにちは、Technicolorマネージャーのもかです。みなさん、おうち時間をどうやって過ごしていますか?私は毎日お気に入りのマグカップでコーヒーを自分で入れて、満足感をUPさせています。普段は外で活動していることが多いので、なかなかまとまった時間を家で過ごすことがないので不思議な感じですが、それなりに楽しんでいます。そんなおうち時間ももう少しの辛抱!状況を見ながらにはなりそうですが、またフライングディスクに関われる日々を心待ちにしています!

 さて、第4弾となる今回は今まで紹介してきた業務とは別に、私自身が代表活動をしていく上で心がけていたことを書いていきます。

Flying Disc Timesの記事。「選手だけではないアルティメットとの関わり方 〜手探りから確立していった「チームスタッフ」の仕事 練習・合宿編〜」でもご紹介した「当たり前三原則」を本大会でのお話しも交えて紹介していきますよ!

当たり前三原則とは

・礼を正す:爽やかな挨拶
・場を清める:ゴミ拾い
・時を守る:5分前行動


 高校時代にマネージャーとして所属していた軟式野球部の行動目標です。たった3年間の行動が今でも体に染みついています。特に意識することもなく出来るようになりましたが、代表活動中はこの行動目標に改めて向き合ってみました。

 分かりやすいように分かりやすいように「さわやかな挨拶」と書きましたが、じゃあどんな挨拶ですかって聞かれると、正解は分かりません。でも、意識していたこととすれば普段話すトーンより声を少し上げることや笑顔…です。アルティメットの関係者はもちろん、たまたま練習場所の近くに犬の散歩に来ていた近所の方や、隣のソフトボール場で小学生の応援に来ているママさん方と水道なんかで顔を合わせた時はよく自分から挨拶をしていました。「何の競技ですか?」と聞かれることもよくあります。時間の許す限り「アルティメットはこんなスポーツだよ!!!」と紹介するようにしていました。
 これを続けたのには理由がありました。高校野球部時代は、校内の色んな運動部が専用グラウンドを持つ中、私が所属する軟式野球部は学校の近くの地元の野球場を地域の方のご厚意でお借りしていました。他の部活に比べて街の人と関わることが多く、それらの方々の優しさが合って活動を続けて来れたの肌で感じた3年間でした。挨拶を通してファンになってくれた近所の方が、大会に応援来ててくれることもありました。そういった地域の輪を少なからずアルティメットでも広げたいと思ったからです。普段あまり見慣れないスポーツだからこそ、たまたま水道で挨拶した他のスポーツのママさんとも、これをきっかけにこのスポーツを知り応援してくれるのです。挨拶は監督さんの思いもありこの代表チームでもウィメン部門はかなり徹底していたと思います。
 実際に、本大会の会場ドイツ・ハイデルベルクでもこの「出会い」がありました。試合会場をたまたま通りかかった、ドイツで生活してらっしゃる日本人の方が翌日から試合の応援に来てくださったのです。お子さんやそのお友達を連れて会場へ毎日足を運んでくれて、手作りの日本食の差し入れまでしていただきました。その時は現地の食事が合わず体調を崩す選手が続出し、スタッフ陣もコンディションの調整に悩んでいた時期でした。現地で手づくりのおにぎりが食べれる喜び…!これ以上嬉しいことはありません。選手は試合の調整でなかなか直接話せるチャンスは無かったので、その方々もよく私達スタッフに声をかけてくれました。私が留学経験があったり、このスタッフをやりたいと思えるきっかけだった「ドイツ・ドイツ語」も共通点で、話が弾んだのは大きな強みでもありました。

↓現地のお住まいの日本の方が日本代表チームのために用意してくれた差し入れ。とっても嬉しかったです!!!

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 それ以外にも国内活動の時から会場内で目についたゴミを拾ったり、時間のアナウンスを選手に伝えたりしているうちに、選手にもその行動が染みついてきました。そういった行動を応援に来てくれていた現地の日本人の方々も目の当たりにして、さすがですね!なんて声をかけてくれたこともありました。大会会場には各ディビジョンの選手の親御さんが応援に来てくださっていました。会場で見かける度に別会場のディビジョンの試合の様子や、「頑張ってね!」と声をかけてくださり、とても励みになりました。こうやってチームのことを応援してくれる存在が身近にいることを感じ、「私も頑張らなきゃ!」と勇気づけられました。

 アルティメットにおいて、チームスタッフ、マネージャーという立場はなかなか確立されていません。なので自分の立場や在り方の正解もわかりません。自分で作っていくしかないし、それが楽しいと思えるときもあれば、悩みの種になるときもあります。「自分がこのチームにこの立場でいていいのか?」「もしかして自分ってこのチームのお荷物?」そんなことを思うこともありました。でもそんなときに存在意義を作ってくれたのは選手や監督、コーチはもちろん、応援してくださる方々でした。誰かをサポートする立場でありながら、誰かの言動が支えになっているのが、このマネージャーの特徴かもしれません。自分の行動を見直して改めて気づく、「当たり前」の大切さ。そしてチームの中では選手と監督陣を、チームの外ではファンと選手を繋ぐ重要なポジションと気づけた代表活動でした。

 

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