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フランス・ピレネー旅行記②ピック・デュ・ミディ

2-3日目
カルカソンヌ→トゥールーズ→ピック・デュ・ミディ天文台(宿泊)→ツールマレー峠

ピレネー旅行記の第2回の記事です。第1回はこちら↓

2日目は、カルカソンヌから電車でトゥールーズまで戻り、その後トゥールーズ駅前でレンタカーを借りて車でピック・デュ・ミディ天文台へ向かいました。

レンタカーについて

今回レンタカーの予約も一週間前くらいだったのですが、少し何社か調べて結局シクスト(SIXT)という会社を利用しました。

初めて使用するレンタカーだったのですが、大手らしいことと、AvisやEuropecarなどと比較しても安かったのでこちらにしました。

このレンタカー会社の良かった点として、スマホ用アプリ(英語)が使いやすいのと、事前に支払うデポジットが300ユーロと高くなく、問題なければ48時間以内に返却してくれるという点があります(ヨーロッパでは、デポジットが1500ユーロで返却に時間がかかるという会社もけっこうあります)。

今回はレンタルから返却まで特にトラブルもなく旅を終えられました。

ピック・デュ・ミディ天文台での宿泊

ピック・デュ・ミディ天文台は山の頂上にある天文台と宿泊施設なのですが、以前BSの番組か何かで知って以来一度泊まってみたい、と思っていた場所です。ホテルというより観測施設なので部屋数が限られていて、1年〜半年前に予約が埋まってしまうとのことです。

今回は6月ごろに慌てて空きを調べて、ちょうど夏の間1日だけ空きがあったので、その日に合わせて旅行の計画を立てました。本当は絶対もっと早く予約したほうが良いと思います。

ピック・デュ・ミディ天文台へは山のふもとからケーブルカーで行くことになるので、トゥールーズからケーブルカーが出ているラ・モンジー(La Mongie)駅まで行きます。高速も使って約2間半〜3時間ほどでした。ラ・モンジーは冬はスキーリゾート地のようで、広い駐車場もありました。

ケーブルカー乗り場で、宿泊者は通行証のようなものを入手する必要があったのですが、知らなかったのでそのままケーブルカーに乗りました。なんとか大丈夫でした(後ほどスタッフの方が持ってきてくれました)。

ちなみにケーブルカー代も宿泊費に含まれているので、まっすぐ乗り場に行ってそのまま乗りました。宿泊しない場合は、確か45ユーロほどかかります。

ケーブルカーを途中で一度乗り継いで、一気に頂上まで行くのですが、ピレネーの山々を一望でき、なかなかの絶景でした。

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施設に着くと、宿泊客かどうか一応聞かれて、その後の流れを説明してくれました。

ピック・デュ・ミディ天文台への宿泊は、夕食・朝食含めすべてパッケージになっています。例えば、職員の方が施設について説明してくれたり、プラネタリウムを観たり、実際に望遠鏡で天体観測体験ができたり、といったイベントが用意されていました。

注意点としては、到着時は英語ができる職員の方が説明してくれたのですが、その後のイベントは基本すべてフランス語でした。大事そうな点はその都度英語で質問して確認していましたが、さすがに天文台や望遠鏡の詳しい解説などはほとんど分かりませんでした。笑 ただ職員の方も、分からなかったらいつでも英語で聞いてね、という感じで対応してくれたので良かったです。

気温ですが、天文台は山の頂上にあるので、当然のように寒いです。その日は夜-4度くらいで、イベントでけっこう外に出たり、望遠鏡のドーム内部(外並みに寒い)に行くので、夏でも真冬の装備が必須です。ケーブルカーの駅のあるラ・モンジーの時点で冬服でちょうど良かったです。

期待していた夕焼けと星空は、あいにく雲に隠れてしまっていたのですが、朝焼けはとても綺麗に見られました。また、施設からは日中も360度絶景が見られて、部屋からもピレネー山脈を一望できたので、宿泊できてとても良い思い出になりました。

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夕食は、施設内のレストランで、地元の食材を使ったフレンチが食べられます。フランスらしくシャンパンとワイン付きで、料理もデザートも美味しかったです。

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朝は朝食のあと、望遠鏡のドームの見学などに行って、午前中にケーブルカーでふもとまで戻りました。

その後、周囲にアルパカ(リャマ?)やヒツジがたくさんいたので少し散歩をし、昼食を食べた後、次の目的地のガヴァルニーの近くの村の宿へ移動しました。

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ツールマレー峠

ラ・モンジーから車で5分ほどの場所に、Col du Tourmalet(ツールマレー峠)という、ツール・ド・フランスの名物峠があります。今年のツールではコースになっていないようでしたが、駐車場もあったので車を止めて立ち寄ってみました。予想以上に良い眺めで、ピレネーらしい景観が観られるので、こちらもおすすめです。

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次回は、旅のメイン目的地の一つ、ガヴァルニー大圏谷とその周辺について書きたいと思います。


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