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犬が痙攣する原因とは|夜間に症状が出たらすぐ近くの救急動物病院へ

こんにちは!探偵虫眼鏡ですよ~!🐛👓
今日は「犬の痙攣」について書いていきます🐶✏

痙攣とは、自分の意思と関係なく体の筋肉が急激に収縮する発作のこと。
局所的なものから全身性のものまで幅広く存在しますが、この症状は人間に限ったことではなく、犬にも起こりうるものです。
痙攣は恐ろしいもので、場合によっては突然意識を失って倒れてしまうことも🌩
突然このような状況に立ち会ったときにパニックになってしまう飼い主さんがとても多いですが、こういう時だからこそ冷静に適切な対処をする必要があります。
対処次第で愛するわんちゃんの今後が大きく変わることも。

ここでは犬が痙攣を起こす原因となる病気についてや、痙攣が起こった時の対処法について解説します📝


運動直後や就寝時の痙攣は基本的に問題ない

皆さんが飼っている犬は運動した後に筋肉がぴくぴくしている、なんてことはありませんか🐶?
たまにこれが何かしらの病気なにかと勘違いする人がいるのですが、これはいわゆる “筋肉疲労” で過度な運動によって一時的に引き起こされるものです💪🏻

また、犬が就寝時に四肢をびくっと動かしたり走るような動作をしたりすることもよくありますがこれも病気などの影響で引き起こされているものではなく問題ないので安心してくださいね🛏

犬の痙攣の原因で最も多いのは “てんかん”


犬の痙攣の原因となるもので最も多いのが “てんかん” です。
てんかんには脳に明らかな異常がある「症候性てんかん」とあきらかな異常が見受けられず原因が特定できない「特発性てんかん」の2つがあり、
症候性てんかんの原因は主に脳梗塞や脳梗塞・水頭症・脳炎・脳への外傷とされ、年齢に関係なく発症します🧠
その一方で原因が特定できない特発性てんかんに関しては遺伝的な要因が強く疑われており、主に生後6ヵ月~6歳くらいの年齢で発症することが多いと言われています🚼

さらに、全身性の発作と部分発作とでは起こる症状に違いも。

《全身性の発作》

  • 意識を失う

  • 手足の震え

  • 犬かきのように手足が動く

  • 手足が突っ張った状態での身体の硬直

  • 失禁

《部分発作》※意識がある状態のことが多い

  • 顔面や手足の一部が痙攣を起こす

  • 顔面や手足の一部が突っ張る

  • 辺りをウロウロする

  • 口をくちゃくちゃする

  • 過度のよだれ

  • 空中を噛む

てんかん発作の頻度は犬によって異なりますが、発作の症状自体は数分以内に収まることがほとんどです。
また、犬種によっててんかんを引き起こしすい犬がいるというデータも。(シベリアンハスキー・ゴールデンレトリバー・ラブラドールレトリバー・ビーグル・ダックスフント・プードルなど)

今の話を聞いて「てんかんを予防する方法はないの?!?!」と思ったそこのあなた。
残念ながら今の時点でてんかんを予防する方法は見つかっていません😖
ただ引き金となる要因として強いストレスや刺激などが考えられているので、これらの状況を極力避けてあげるようにしましょう!

てんかんの他にも痙攣を引き起こす原因はある

痙攣を引き起こす原因として最も多いのがてんかん、とご紹介しましたが
てんかん以外にも原因となる病気がいくつかあります。

痙攣の原因|肝不全・腎不全

人間と同様、犬の肝臓や腎臓も身体の中の有害な毒素を処理する役割を担っています。
その機能が滞ってしまうと本来排出されるはずの毒素が身体の中に蓄積してしまい、これにより震えや痙攣などと言った神経症状を引き起こしてしまいます☠

痙攣の原因|感染症

犬ジステンパーウイルス感染症という致死性の高い感染症に感染してしまうと痙攣などの症状が引き起こされます。
この感染症は混合ワクチンを接種することで予防できるため、観戦の確立は低いですが感染してしまうと食欲の低下や発熱・嘔吐から始まり、重症化することでウイルスが脳の神経細胞に侵入して神経症状を引き起こす恐ろしい感染症です👿

痙攣の原因|中毒

人間が好んで口にしているキシリトールを含んだガムやチョコレート、普段の生活で使用している殺虫剤や除草剤・保冷材などエチレングリコールを含んだものを犬が口にしてしまうと中毒症状を発症することもあり、これによりけいれんなどの症状が引き起こされてしまいます🍫

すべての原因を完全に予防することは難しいですが、飼い主として愛犬のためにできる予防策はいくつかあります。
まずは定期的な混合ワクチン接種です。
混合ワクチンを正しく接種していればまず犬ジステンパーウイルスなどに感染する心配はありません💉

次に犬が口にしてはダメなものに対する最低限の知識と配慮です。
お菓子や各種エチレングリコールを含んだものは身体に悪い、さらに犬の手に届く場所には置かないなど知識と配慮を持つことが重要です。

また、すでにてんかんと診断されている犬に対しては刺激やストレスを与えないよう日常の過ごし方にも気を付けるようにしましょう🏠

夜間の救急動物病院などに連れていくべきケースは

日中はもちろんですが日中の動物病院が開いていな時間帯に痙攣の症状が出た場合、症状の大きさによって夜間でもすぐに救急動物病院にかかる必要があります🏥

  • 1回の発作が5分以上続く

  • 一定の間隔を開けずに次の発作が起こる

  • 1日に何度も痙攣の発作が起こる

上記に当てはまる場合はまず救急動物病院に連絡をし、夜間でもすぐに病院に向かうようにしましょう。
「明日になれば落ち着くでしょう😑」と勝手に判断してはいけません!
また、たとえ症状が起きていなかったとしても犬が口にしてはいけないものを口にしてしまった場合はすぐに救急動物病院に相談するようにしましょう📞

東京の港区にある麻布ペットクリニックは夜間専門の救急動物病院として夜の20時から翌朝の5時まで開院しています。※毎週水曜日は23時30分までです。
実際にかかった飼い主さんからの評判もよいクリニックなのでお近くにお住いの方は是非利用してみてください。

痙攣の原因を理解して愛犬を守れる飼い主になろう

痙攣の原因には先天性のものや病気もありますが、中には飼い主が気を付けていれば防げるものもいくつかあります。
最悪の事態になってからでは遅いですし、知識や配慮を持っておくに越したことはありません!
1日でも長く愛犬と充実した日を過ごすためにも飼い主の義務としてリスクに備えた行動を心がけましょう🤍

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