見出し画像

甘くて美味しい段ボール

SDGsなど、環境問題への意識が高まった21世紀。
救世主とも呼べるプロダクトが出現した。

その名も、『甘くて美味しい段ボール』。

再生資源を超えた「食料資源」という新たな発想から生まれたこのプロダクトは、環境意識の高まりから自社のブランドイメージを良くしたい多くの企業がこぞって採用していった。

地面などに触れる外装部分だけをぺりぺりと剥がしてしまえば、あとは美味しくいただけてしまうということで、ごみの排出量や二酸化炭素問題には劇的な改善が見られた。

しかし、同時にいくつかのトラブルも問題にはなった。

これもコロナ禍で一般化した「置き配」に使われた場合、家主の帰宅が遅くなるとアリに段ボールを食べられてしまうというトラブルが多発したのだ。

あと、配達員がおやつとしてつまみ食いするという事件も世間を賑わせた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?