見出し画像

【SEO】.aiはgTLDとして扱う。 gTLD?ってなに

Google SEO のオフィスアワー セッションで、Google の Gary Illyes 氏は、.AI ドメインはカリブ海のアンギラ島に関連付けられているため、このドメインを使用することにマイナス面があるかどうかという質問に答えました。

SEJ

結論はタイトルに書いてありますが、.AIはgTLDとして扱われるため誰でも使ってもよいということです。

そもそもgTLDとは何か、一緒に使われるccTLDとは何か?というように私と同じ方もいるかと思います。
gTLD, ccTLDを理解するにはまずドメインを理解する必要があります。

ドメイン

ドメインとはインターネットの住所のことで、webサイトがどこにあるか判断する情報です。
webサイトがどこにあるかはIPアドレスがあります。
しかしIPアドレスは数字で構成されていて、覚えることが非常に大変です。
「192.0.2.0」こうゆうやつ
しかし普段私たちは、この数字を入力することはなくnoteを開きたいときは「https://note.com/やnote.com」などを入力しますがこのnote.comがドメインです。

IPアドレスは覚えにくいので、ドメイン名(note.com)に変換しています。

トップドメイン

ドメインには名前がありましてトップドメインやセカンドドメインなどがございます。
例えばnote.comでいうと「.」の後半であるcomがトップドメインです。
noteがセカンドドメインです。
なぜ右から左にトップ→セカンドになるのかはこの順でツリー構造が構成されておりIPアドレスを特定しているからです。
この辺りは話が脱線しますので割愛しますが興味がある方は「DNSサーバー ドメイン」などで調べてみてください。
今はトップドメインを理解していればOKです。

gTLD(generic Top Level Domain)

gTLDとは日本語言うと汎用トップレベルドメインといった感じです。
汎用というのは、どの国でも使っていいですよという意味です。
逆に国が特定されているトップドメインがccTLDです。

gTLDには、.comや.infoなどほかにもたくさんあります。
.comや.infoにも実は意味がありまして、.comであれば商用サービスを対象としたドメインですし、.infoだったら情報サービスを対象としたドメインです。
自分のサービスに合うドメインを選択しましょう。

ccTLD(country code Top Level Domain)

ccTLDは国ごとに割り当てられたドメインです。
日本なら.jpです。
その国に住所があれば取得することができます。

ちなみに属性型JPドメインというのもあります。
.co.jpは株式会社や有限会社など
.or.jpは社団法人、財団法人など
.ne.jpはネットワークサービス提供者
などほかにも複数あります。
これらはセカンドドメインとトップドメインがセットで意味が作られるものです。
もし自分がドメインを取得する際は気を付けましょう。

今回の.AIの話

Google SEO のオフィスアワー セッションで、Google の Gary Illyes 氏は、.AI ドメインはカリブ海のアンギラ島に関連付けられているため、このドメインを使用することにマイナス面があるかどうかという質問に答えました。

SEJ

ここまで理解された方はもうわかると思います。
.AIドメインはカリブ海のアンギラ島に関連付けされたドメインです。
つまりccTLDというわけです。
実は蓋を開けてみれば、Googleは2023年6月上旬から.AIをgTLDとして扱っているためこの質問者の懸念は払拭されています。

しかし疑問が残ります。
なぜccTLDだからマイナス面があるか気にしているのか?
ccTDLを使うとどうなるのでしょうか。

ccTLDの扱い方に注意

ccTLDは国ごとに割り振られたドメインです。
つまりGoogleは.jpであれば日本に関連していると判断しますし、ユーザーもそれを望んでいるわけです。

もし日本向けのサイトなのに.AIがカリブ海のアンギラ島のccTLDだった場合はwebサイトは意図せずアンギラ島にローカライズされて日本でのランク付けが難しくなるの可能性があるということです。

ローカライズとは、特定の国を対象に作られたものを、他の国でも使えるように、その国の文化、法律、言語などの特徴に合わせて作り替えることです。

グローバルSEOはローカライズがマスト! 翻訳では効かない理由を徹底解説

今回の質問者が懸念していたのはこの点だと思います。
他国のccTLDを使った場合については、海外SEO情報ブログ様で公開されているのでぜひチェックしてみてください。
suzukikenichi.com/blog/should-i-use-cctlds-for-sites-not-targeted-to-those-countries/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?