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アジア7か国の美術館Webサイトを比べてみた/むしゃむしゃデザインニュース

デザイントーストのチーフメンターほりが、毎日ちょこっとデザインニュースを紹介します。夜食にどうぞ🍰

本日は、アジア各国のデザインを比較紹介しました。
「海外」と言っても、各国のデザインって、お隣の国であっても結構傾向が違いますよね。

実は、私たちの住むアジア、めっちゃくちゃ広いの、ご存じですか?

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・東アジア(日本・韓国・中国)
・東南アジア(タイ・ベトナム等)
・北アジア(モンゴル等)
・中央アジア(カザフスタン等)
・西アジア(アラブ・エジプト等)
・南アジア(インド、バングラデシュ等)

と、中東とかアラビア諸国も、一部、地理的にはアジア諸国なのです。
びっくり。

いちばんWebサイトがイケてる国はどこだ?比較

今回は、アジア各国の現代アート美術館のWebサイトを7個調べてみました!
日本・台湾・タイ・ベトナム・インド・モンゴル・エジプト。

なんで、美術館?
美術館は、観光客が来るし、言ってもデザインが微妙よりは新しいジャンルだと思ったので。開館時間なども知りたいお客さんがチェックに来ると思うし、Webサイトは力の入れどころかなと思い。

更に、現代アートの美術館であれば歴史も新しめで、作品も伝統工芸などではなく今をときめくアーティストの作品が連なっているはず。

ではいってみましょう!

日本

森美術館と、ワタリウム美術館

森美術館

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ワタリウム美術館画像2


私の大好きなワタリウム美術館、Webサイトかわいらしい。
森美術館は鉄板ですよね。アーティストも新進気鋭な人達がいつも展示されている印象。

台湾

華山1914、台北市立美術館のWebサイト

華山1914

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台北市立美術館

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台北は規模が小さいこともあり、結構美術館は限られています。

華山1914・・・有名どころのアートギャラリー兼、手作りのアートミュージアムショップのようなものが立ち並ぶアーティスティックなカップルにお勧めなおしゃれエリア。

販売もしているのもあり、アーティストだけが出店している場所ではないからなのか、サイトはまあまあ普通で、庶民的なフリーマーケットのサイトと言われても違和感なし。

比較すると、台北市立美術館のWebサイトの方が、いかにも現代アート風で尖っていて今っぽい。

タイ

TCDC(Thailand Creative & Design Center)と、
BACC(BANGKOK ART AND CULTURE CENTRE)のWebサイト。

● TCDC(Thailand Creative & Design Center)

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● BACC(BANGKOK ART AND CULTURE CENTRE)

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うんうん、TCDCは結構いい感じ。BACCはもうちょっと頑張ってほしかった。
タイの人で、結構素敵な映像作品とかを作っていたり、写真やプロダクトがおしゃれなもの、センスいい人も場所も私は知っているだけに、以前BACCに行って実物を見たときの方が作品もよかったしクオリティ高かったです。
デザイン・アート表現の東南アジア一の先進国だと私は思ってたりします。

タイ、分からないけど、結構コネクションで仕事をやりとりしていることが多いのだろうか。
個人的には、デザイン力がいまいちなデザイナーさんに大きめの仕事を任せがちな印象あり。なんでここにこのデザイン、というのがたまにあったりするので。

ベトナム

VCCA(Vincom Center for Contemporary Art)と、CUC Gallery

● VCCA (Vincom Center for Contemporary Art)

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● CUC Gallery

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え、かっこいい・・・!!!!
でも、多分ベトナムの人、センスいい人多い気がしています(私の狭い交友関係の中で勝手に思っているだけですが)

前たまたま知り会ったベトナム人のデザイナーさんで、酔っ払ってポートフォリオを見せてくれた方がいたんですが、めちゃくちゃに素晴らしい作品ばかりで、驚愕しました。
第二のアート表現の先進国として期待しています。

今もすでにいいデザイン教育がなされているのかもしれない…気になる

インド

Gallery Espaceと、DAG(Delhi Art Gallery)

● Gallery Espace

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● DAG(Delhi Art Gallery)

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なかなかの曲者、インド。
英語圏で、英語で情報がないはずはないのに、「現代アート」「デザインセンター」等色々な単語を駆使して探したものの、

Tripアドバイザー的な、紹介ブログサイトが、ま~~とにかく出てくる。そして、必ずうざめのポップアップがついている(押さないとWebサイトを見れない)が多かったのが印象的。

あと、美術館のオフィシャルサイトは、下にスクロールしないKVだけのサイトがいくつかあったのが珍しいなと思いました。
インドだけではなくモンゴル等でもいくつかのサイトで見たので、これがアジア基準?

この二つ以外のサイトにはあまりいいものが見当たらなかった(というか探せなかった…リトライします)

モンゴル

MNMAG(Mongolian Modern Art Gallery )

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モンゴルは、現代アートで探したものの、1つのみしか紹介できそうなものがなかった。
全体的に、博物館風というか、工芸・伝統色の強いアート内容が多い印象。(このサイトも、トップのキービジュアルがスライドで変わるんですが、草原と馬の絵が3枚ほど続いた)

現代アートはあまり盛んではない、またはメインストリームではないのかな…モンゴル人の有名な現代アーティストはニューヨークやイギリスのギャラリーで見たような気がしていたので、勝手にアート盛んなのかと思っていました。

※もちろん私が見つけられなかった可能性はありますが、他の国に比べるとメインの観光場所って結構美術館が出てくるのですが、他国と比較すると、調べた数の割に保守的なものが多かった印象)

エジプト

一番、あまり洗練されたWebサイトには出会えなかった。
探した末、これがベストサイト。多くがこのような文字メインの少しクラシックなサイト とか。あとは、Facebookページが出てきたり。

● TownHouse Gallery

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各国、有名どころは最低5サイトは見て、一番今っぽいものをセレクトしています。

以下、感想

日本は、第一言語というところもあるし土地勘もあるので、
ワタリウム美術館のような、メインどころではないものの素敵なサイトを掘り当てられたかなと思います。

ただ、意外と日本でも「現代アート」「美術館」で探すと大したおしゃれなサイトが出てこないものなのですね。

例えば、東京現代美術館って、名前は有名なのだけど、
本当に現代美術が見たいのであれば、森美術館の方がトレンドの美術家をセレクトしているし、21_21などが今のデザインを反映しているけど観光本に載るのか?というような。

日本以外の国でも、いろんなワードを駆使しましたが、
本当におしゃれな、隠れたローカル向けギャラリー等を見つけられなかった可能性はあると思います。

でも反対に、思ったより逆にかっこいいものを見つけられたりも(ベトナムとか)
今度はヨーロッパや南米とかも比較したいところ。

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